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#075 TV論②|家なき子

漫画論だけでなくTV論も書きますが、パッと頭に浮かんだ「家なき子」について書きます。

家なき子は小学5年生の4〜6月のクールに土曜の(確か)21時より放送しており、この番組は社会現象になるくらいアホみたいに流行っていたので、北海道の片田舎の私の地元ですら一大ムーブメントを起こしておりました。

この頃は土曜日も普通に学校があった記憶がありますが、学校行ってサッカーして夜に家なき子を見て、大抵日曜日はサッカーの試合があったので、会場に向かうバスの中で前日の家なき子評で盛り上がっていましたが、とにかくエグく、印象に残るドラマでした。さすが野島作品ですね。

恐らく我々の世代は全員見てたんじゃないでしょうか。


「家なき子」 あらすじ

主人公の安達祐実が演じるすずは小学生なのですが、クラスメイトの給食費を盗んだり、慰問中の老人ホームから金盗んだりするかなりのハードコア小学生です。
但し、それには理由があり、病気の母親の入院費を稼ぐためという理由があるんです。悪いこととは分かっているけど…お母さんのためと言う思い。お母さんのことは大好きなんです。

一方、父親(内藤剛志)はマジでクソヤローです。お母さんが病気になったのもこの父親が働かずに酒と博打に明け暮れ、母親を働かせていたと言うのが理由なので、すずは父親を憎んでいると言う図式。そしてこの時点ですずと父親は血が繋がっていない設定。
とにかくすずには次々に困難が襲いかかり、それを回避していくというヒューマンドラマです。
今だったら放送できないレベルな気がしますね。

その頃、すずは小学5年生とか6年生だったはずなので、まさに同い年の我々に取ってはセンセーショナルでした。
簡単に振り返りましょう。


序章

あらすじで紹介した通り、お母さんは入院していてすずはお父さんと2人で住んでるんですが、お父さんが女を連れ込んだり、すずが盗んできた金を盗んだり、なかなかのパンチの効いた家庭環境だったりするんです。
そんなある日、お母さんが一時帰宅か何かで家に戻ってきたんです。喜ぶすずとお母さん。
だが、しかし!そのタイミングで何かの理由で父が確か母に暴力を振るい、再度病院送りへ・・・
それにキレたすずが父親を殺そうと、アパートを放火するというトンデモ展開に笑

そしてアパートは全焼。
しかし!殺したはずの父親が、確か知人の家で麻雀か何かをやっていた的な理由で生きていたんです。
しかししかし!すずはこの放火現場で「これ、お父さんのライター!お父さん酔っ払ってたから、ゴメンナサイ!」と警察に嘘泣きをして、放火を父親のせいにして、警察に連行させるという笑
もうメチャクチャな展開でしたが、かなり熱い感じで家なき子はスタートしました。


マユミ編

家がなくなってしまったすずは、まさにタイトル通りの家なき子となり、色々とたらい回しにされます。
大好きなお母さんの兄の家に預けられるんですが、まぁこの家がひどい笑

うだつの上がらない叔父さん、クソ性格の悪い嫁・小柳ルミ子、そしてその娘であるマユミが酷い笑
もう夜ご飯は少なく、弁当も日の丸弁当とかにされたり、学校でマユミにトイレに閉じ込められたり、バレーボールをぶつかられたり、絵に描いたようなイジメを喰らいます。

しかしこのマユミが本当に良い役者でした笑
かなり視聴率の良いドラマで主人公を虐める「国民の敵」となってもおかしくない、今だったら炎上してもおかしくないレベルのクソ性格の悪い小学生をうまく演じたと思いますね笑

そして結果的に叔父さんも悪いやつだったので、最終的には復讐をするのですが、その復讐劇がなかなか秀逸です。


ババア編

そして続いてはババア編で、ここが一番熱いです。
前述の親父が博打で借金を作り、すずをババア(菅井きん)の家に身売りするんですけど、このババアがまぁ酷い笑
スリをさせたり、売春をさせたりしようとして、刃向かったら杖で叩くという、とにかくハードコア・バイオレンス・ババアなんですね笑

そしてこのババアの家にはすず同様にババアに飼われている男女が何人かいて、ちょっとしたひとつ屋根の下的な感じで過ごしており、この時期が一番すずは楽しそうだった気がしましたね。

そして、このババアはなんだかんだでこの子達の貯金をちゃんとしてあげて、すずのお母さんの手術が決まって大金が必要となるというタイミングで、私立高校かなんかに盗みに入り、結局捕まってしまうんですけど、留置所に送られる際に「あんたは雑草になるんだよ!」とかをすずに言って、最後車の中で泣くのは俺もウルっときました。


画商編

そしてババアが去り、また家なき子に戻ったすずでしたが、実はすずは絵の才能が鬼のようにあり、何かのコンクールで大賞を受賞したんです。
そこですずの才能に惹かれた画商が、養子としてすずを養ってくれるんですが、この画商が大分狂ってるんです。
このサイコパス画商にも一人娘がいたんですけど、なんかで亡くなって、その娘の人形が定期的に音声で「パッパァ、愛してるわっ」って言うのがクソ怖かった記憶があります!マジで!
そしてすったもんだあってこの画商も死に、また家なき子に戻ります。


お母さんの死

そしてお母さんの手術はブラックジャック的な黒崎(京本政樹)の手によって成功するんですけど、そのタイミングですずが交通事故にあい(確か父親が原因)、その輸血をお母さんがして死んでしまうという悲しい展開に。

そしてこのタイミングあたりで、この父親が妻が死に、そして「実はすずはあなたの実の娘」という遺言を見て、父親は改心するんですが、それまでの行いが悪すぎて、すずの担任の先生(保坂尚輝)に刺されてしまうのでした(先生について語ってませんでしたが、ちょっと話せば長いのでパス笑)

そしてすずは先生には借りがあったので、先生の代わりに「私が父を刺しました」と言って出頭します。


ラスト

そして少年院的なところにぶち込まれるんですが、先生からもらった差し入れの卵焼き。これをすずは少年院でいじめっ子に奪い取られて、これを食べたいじめっ子が腹痛で苦しむのを見て、その騒動で少年院を脱走し、先生を問い詰めたら「口封じのために殺そうとした」発言をして、そして結局先生も死にます。
本当に人が死にまくります笑

そして最後は相変わらず家なき子で「同情するなら金をくれ!」という名台詞で終了。バッドエンドです!


「家なき子」 の評価

とにかくそのエグくも続きが気になる展開は誰もが魅了され、マジで流行りましたね。社会現象になるくらい流行りすぎてその1年後に「家なき子2」が出ましたが、これは本当にひどかった笑
もう酷すぎてあまり覚えてないです笑

そして最後にこれが言いたかったんですが、このドラマが最高に評価されているのは、この主題歌が最高だったからだと個人的には思っています。
マジでいつ聞いても泣ける。本当に素晴らしい曲ですね!!!


ちょっと探したらYouTubeで全部あったから時間見つけて1話から久々に見ようと思ったそんな感じでした!以上!


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