#1133 漫画論84|嬢王
以前にビジネスジャンプでも紹介しておりますが、「嬢王」を紹介しましょう。この漫画は結構リアルタイムで呼んでいたので思い入れはある漫画だったりします。
嬢王とは?

「嬢王」は2004年から2008年までビジネスジャンプで連載されており、後にテレビドラマ化(全3部作)もされたくらいの人気作品で、続編も誕生しております。
主人公・藤崎彩は普通の大学生なんですが、父親の会社が倒産し、1億5千万円の借金を背負うことになってしまいました。
で、5,000万は保険で何とかなったとかで、残り1億が必要なんですが、そんな状況の中、六本木で開催される年間No.1キャバ嬢を決める大会「Q‑1グランプリ」で優勝すれば賞金1億円が手に入ると知り、藁にもすがる思いで夜の世界に飛び込み、素人ながらキャバクラ嬢としての才能を開花させていくという物語です。

そんな感じで、ありそうで無かったキャバクラバトル漫画で、原作はナイトビジネス漫画で一定の地位を築いている倉科遼先生ですね。
倉科先生と言えば「夜王」ですが、本作・嬢王は言わば「女版夜王」という感じかも知れませんね!ウオオーッ!
嬢王の魅力

1. リアルな“夜の世界”の描写
キャバクラの裏側や人間関係の機微、売り上げ競争、夜のビジネス的側面にリアリズムを持たせつつ、読者に夜の業界を疑似体験させる描写力が圧巻です。
僕はキャバクラは人生で片手で数えるくらいしか言ったことが無いのですが、そこそこ知識があるのはこの漫画や夜王の影響が大きいですね。
2. 熱いサクセスストーリー
どん底から這い上がる彩の姿はまさに王道ですね。
逆境に負けず、自分を信じ成長していく姿は、読んでいて胸が熱くなる展開だったりしますし、思わず応援したくなったりします。
夜王の僚介は全然応援したいと思わなかったので、そこは圧倒的な差がありますね笑
3. 緊張感あふれるバトル&策略
波乱に満ちた“夜の華麗なる戦い”が描かれ、テンポよく展開が進み非常に読みごたえがあります。
店同士、キャスト同士の売り上げ対決や心理戦、裏切りなど、ドラマチックな展開が絶えず続き、読者を引き込む構成が秀逸です。
ラストバトルはちょっと…でしたが、それでもそれまでの展開は秀逸でしたね。
4. 魅力あるキャラ達の存在感
彩を取り巻くライバルや顧客店長など、一筋縄ではいかない強力なキャラが配置され、彼らとの関係の変化が物語を豊かに彩ります。
みんな一癖も二癖もあって非常に良かったですね。

嬢王の好きなキャラクターBEST10
10位 長谷川店長

長谷川店長は裏切りや野望に溢れたこの作品において、唯一とも言っていい位に欲が無い「いい人」枠だったりします。
元々はオーナーの西崎達也の高校時代の同級生とかで、イジメられていたような描写がありましたが笑
終盤は敬語だったのに、この頃はタメ語だったのもなかなか新鮮ですね。普通は逆な気がしますが笑
9位 ゆうこ

ゆうこは元アイドルだったんですけど、確か親が事務所と揉めて干されたみたいな感じでこの人みたいな感じだったんですけど、真沙奈グループに救われて、キャバクラで歌う元アイドルとして不死鳥のように復活します。
ただ、それだけじゃ投資回収ができないとか言う理由で、ヘアヌード写真集を出さなければならないという状況に追い詰められていました笑
アイドルもなかなか大変なんですね。
8位 カナ・チホ・リオ

この嬢王のQ-1グランプリの中では、トーナメントという「一定期間1vs1で戦い、負けた方が店を去る」というハイリスク・ハイリターンの制度があるんですが、この元レースクイーンのカナ・チホ・リオが無謀にもNo.1の彩に挑みます。
この3人は何でもアリで、店内で水着着たり、枕したりとかゼニの為に体張りまくりマクリスティーなんですが、結局それは悪手であり、なんか尻すぼみで終わってしまいます。
7位 静香

静香は元々は彩の大学の友人で、学生ながらキャバで働くチャンネーだったんですが、説明が面倒なので省略しますが諸般の事情でバニーガールになり、その後ライバルとしてカムバックします。
で、嬢王のファイナルバトルが彩 vs 静香になるのが、個人的にはなんかイマイチでしたね。日本最大のキャバ嬢を決める採点のファイナリストが、同じ大学の友人同士というのが・・・
そこは亜莉沙であって欲しかったです。
6位 大須賀会長

芸能界のドンですね。
とにかく金と権力を持った男であり、この国の芸能界のすべてを牛耳る男です。今の日本でいう・・・パッと浮かばないですが、とにかく力を持っている男さんです。
ただ、最後の方どんな感じかあんま覚えてないという笑
5位 亜莉沙

歌舞伎町で3年くらいNo.1をキープしていたカリスマキャバ嬢で、作中でも常に「圧倒的強者」「天才」として描かれています。
最初は彩に否定的なスタンスの嫌な奴だったんですが、途中からはプロフェッショナルと徹し、Q-1を盛り上げるのですが・・・
最終決戦で謎に一線を退き、しかも容姿もメッチャ劣化するという笑
とにかくフリーザ的な感じで圧倒的強者であって欲しかったですね。
4位 真沙奈会長

Q-1を開催するレジェンドのライバルとして立ちはだかる真沙奈グループの若きボスですね。
裏工作でスパイを送り込んだり、No.1の彩を引き抜こうとしたり、粉飾決算してしまったり、とにかく何でもアリな暴走集団だったりするんですが、割と早い段階でレジェンドと手を組み、そこからは頼もしい味方になります。
この真沙奈会長は、割と早々に西崎達也に惚れてしまい、ド変態になるんですが、その辺の変態具合がなかなか秀逸でしたね笑
3位 真帆

本銀座のNo.1ですね。
僕は読者として、客としてフラットに見ていましたが、普通に真帆が一番良いと思って見ていました。
「銀座の女郎蜘蛛(笑)」と呼ばれた、とにかく野望に溢れるしたたかな女帝です。
元々は嬢王のオーナーを目指していたんですが、途中から嬢王狙いにシフトチェンジし、そして経緯をあまり覚えてないんですけど、謎にヤクザと接触して、最後は悲しくフェードアウトしますが、それでも彩の先輩的な良い立ち位置のキャラクターでしたね。
2位 彩

そして主人公の彩ですね。
キャバ嬢にも関わらず、「客にあまりお金を使ってほしくない」みたいな考えがあり、とにかく普通の大学生なんです。
それが故に、客が「守ってあげたい」と思い、金を使ってしまうという感じで、亜莉沙や真帆のような太客に金を使わせまくる1人に100万円使わせるスタイルではなく、チリツモで100人に1万円を使ってもらうスタイルで勝ち上がります。
故に、稼ごうと思えばもっと稼げるでしょうから、雇うオーナー的にはなかなか難しいキャストでしょうね笑
1位 西崎達也

Q-1の最高責任者であり、キャバクラのオーナーですね。
とにかくビジネスセンスに溢れており、かなりカッコいい描写が多いです。
個人的には真沙奈グループの粉飾を見破った後の「交渉」がカッコいいですね。ゲームの達人という小説を参考にした感じと思われますが、非常にクールでカッコよかったですね。
なので、オーナーとして見た時に型破りのキャストである彩には大分手を焼いていたようで、最後はちょっと彩と揉めるんですが、まぁ確かにそうだなと思って見ていました。
漫画ながらに憧れるビジネスマンの姿ですね。
まとめ
久々に書いていたら読みたくなったので読もうと思います。
あとはダメ兄貴とかもいいキャラクターでしたね。
続編は読みましたがあんまり覚えてないので、また読みたいと思います。
あとはドラマが何気に熱いですね。
見た事ないですが、亜莉沙が蒼井そらだったというのは大分イメージが違うので一抹の不安がありますが、是非見てみたい作品ですね。
