HANA色の2025年
2025年12月5日にデジタルリリースされたHANAの「NON STOP」。
まだ新曲をリリースして間もないというのに、2026年1月24日にもアニメ「メダリスト」タイアップ曲「Cold Night」のデジタルリリースが発表され、2月にはアルバムも出る。
マジでNON STOPすぎる。
そして私は「NON STOP」が好きすぎる。
オタクの贔屓目ではなく、HANAは今最も勢いのあるアーティストと言っても過言ではないことはあらゆる数字、賞が示すところだ。
SNSで直接アーティストに賞賛も批判も届いてしまう昨今、ちゃんみなの言うように"決して心に良い職業ではない"アーティストという仕事で、昼夜問わず努力し、積み重ね、結果を出す。
そんなHANAの怒濤の1年がぎゅっと凝縮された楽曲とMV。
考察はもう別途しているので、今回は感想を綴りたい。
ストーリー
私が惹かれているのは、そのストーリーだ。
昨今、何かが売れる時にはストーリーが付き物でありーーそれは本物であったり偽物であったりするわけだがーーHANAも例外ではない。
ちゃんみなの「美人」という曲がある。
前例がないのが怖いかい
ならお手本になりなさい
怖がったままでどうすんだい
あの彼女を助けなさい
この歌詞を初めて聴いた時は、あまりにも格好良くて心が震えた。
そしてNo No Girlsでちゃんみなが体現してみせたのが、まさにコレである。
デビューからルッキズムやジャンルと戦い抜いて、現役アーティストのまま見事なまでのお手本として、前例のないオーディションのプロデュースを行なった。
妊娠中、そして産前産後という普通の生活もままならない時期に、ガールズたちのケアをしながら、苦しい選択を何度も迫られながら、"あの彼女"たちを助けた。
フェイクの溢れるこの世界で、時折弱さをも曝け出しながら、本物のストーリーを見せてくれた。
また、SKY-HIの存在も大きい。
No No Girlsにおいて、
彼はちゃんみなの一歩後ろに居て、それでいて大きな懐で全てを受け入れる覚悟と責任を見せた。
常にひと回り以上年下の女の子たちへのリスペクトを持ち、「才能を殺さないために。」という自身で掲げたスローガン通り、ちゃんみなの作る前例のないグループの才能を信じて、生かそうとしていることが身体中から迸っていた。
薄暗い雰囲気の漂う芸能界で、「この人のもとなら大丈夫。」そういう空気を常に放っている。
これだけでも十分であるが、
それだけに留まらないからこその人気が、HANAの現状である。
それは2025年1月11日に行われたNo No Girls最終審査、CHIKAのソロパフォーマンスが最も分かりやすいだろう。
ちゃんみなの「美人」を歌い上げたCHIKA。
変更したリリック、圧倒的なまでの歌唱。
オーディション初期とは別人のようなその自信に満ち満ちた表情。
まさにちゃんみなに救われた"あの彼女"がそこにいて、更にはもう既に自らがお手本となって、次なる"あの彼女"を救える強さを持ってHANAになった。
CHIKAだけではない。
7人全員が、だ。
その全ての要素が噛み合って、最終審査の配信同時接続56万人という脅威的数字を生み、爆発的な初速に繋がった。
そしてちゃんみながしっかりと据えた土台「実力と人間性」が実を結び、No No Girls未視聴勢をも巻き込みながら音楽業界に嵐を起こしている。
●No No Girlsたちのために作られた「Drop」
●HANAのために作られた、人生観と愛が詰まった「Rose」
●HANAの成長を味わせる「Tiger」
●強さを全面的に表現し、HANAの現在地を示した「Burning Flower」
●ここまでの楽曲からのギャップを利用し、等身大のHANAとアーティストとしてのスタンスを示した「Blue Jeans」
●HANAの惜しみない努力を味わせる「Tiger3」
●世界観に連れて行く実力を示した「BAD LOVE」
●再びイメージとのギャップを利用し、可愛さと大事なメッセージを詰めた「My Body」
「NON STOP」の裏側には、No No Girlsを発端にして、これら全ての丁寧に積み上げてきたストーリーがある。
私はNo No Girlsから始まったこのストーリーを生み出すちゃんみなに感嘆し、それらを体現するHANAに感動しているのだ。
全編ラップ曲
Creepy Nutsの活躍など、全編ラップ曲が大衆に受け入れられる土壌はすでに出来てはいた。
こんなことを言っていると、ラップはHIPHOPのものであるという主張が出てくるかも知れない。
これについてはNENEの「オワリ」はHANAに向いているという記事でも触れたが、誤用された言葉がそのまま浸透して、実質的にそういう意味をも持ってしまうように、元々黒人のものだったHIPHOPを象徴するラップが、日本人のアンダーグラウンドにも浸透して、更にはPOPSにまで浸透しつつある。
個人的には、そういう変化の話なのだと考えている。
その変化の変遷上、黒人のHIPHOPの幹から伸びた数えきれない枝葉の中にちゃんみながいて、さらにその先の枝葉にHANAがいる。
世界も、言葉も、そして音楽も変化している。
全編ラップという、ひと昔まえの日本では大衆には受け入れられなかった音楽が、いちガールズグループの正解として受け入れられ、軽々と1000万再生を記録し、YouTube国内チャート1位、世界チャート3位を記録した。
「NON STOP」にはHIPHOP御用達のF○CKもBi○chも存在しない。
冒頭に貼った記事でも書いているが、お金というワードを使いながら「絆」を描き、HONEYsに向けてのメッセージは、熱心に視聴するであろうMVで表している。
清く、正しく、美しく。
ちゃんみなが自分に課している言葉であり、HANAに課している言葉でもある。
現代はあまりにもホワイト社会だ。
極めて個人的なひとつの過ちですら、1発退場。
そんな社会から身を守りながら、それでいて"No"と戦うために。背筋を伸ばし、真っ直ぐに前を見つめ、真っ当な道で光を浴び続けるためのルールだ。
自由なことをするためには、型にはまらなきゃいけないことがある
ちゃんみながAshaに向けてかけた言葉
清く、正しく、美しく。
これは現代社会の型にハマるための言葉なのではないだろうか。
着たい衣装を着るために。
ありたい姿でいるために。
HANAが自由に恋愛をするために。
HANAがしたいことをするために。
HANAの声は今、どんな楽曲でも広がろうとしていく力を持っている。決して偶然ではないのだ。
ちゃんみなの描いた地図の上。
人々が寝てる時間にも研鑽を積み上げているから、ちゃんみなや周りの大人からたっぷりと愛をもらっているから、HANAはキラキラと輝いている。
なぜHANAだったのか
夫に「なんでこんな年になって、ガールズグループに夢中になってんの??」と聞かれたことがある。
私は沈思して、答えた。
「こんなアーティストを待ってたから」
以下、あくまで私の考えを言語化したものであり、特定の人を攻撃する意図は全くありません。
私は昔から歌番組が好きだった。
年末の歌番組ラッシュも殆ど同じアーティストしかでないのに、それでも見るくらい。
だけど歌番組なのに、歌っているのか分からないようなグループが大部分を占めるようになってもう久しい。
なぜ歌わない人、または歌っても音程すら殆どあっていない人が"歌"番組に出るのか。
見た目を売りにするなら歌っているテイなど要らないのではないか。
歌が上手い人たちと、アイドル性でやってる人たち、番組を分けて欲しい。
近年、そんなことをぼんやりと考えながら歌番組を見てきた。
もちろん、視聴率などの問題がある。
「歌」という側面から見ると歌が上手いほうが価値が高いかも知れないが、「視聴率」という側面から見るとアイドル性が高いほうがおそらく価値が高いだろう。双方支え合って番組が成り立っている。
つまるところ、"現実にはどうか"とかそういうことは度外視して、歌番組に対するごく個人的な憂いがあった、ということになる。
この思いを言語化したことはなかった。
本当にぼんやり頭に漂っていただけだ。
そんな折、七色の声を持つちゃんみなが自らお手本となって、前例のないオーディションを行った。
見た目、体重、年齢、いりません。
HANAはアイドルではないとはいえ、グループという性質も相まってアイドル性は兼ね備えている。しかしながら従来の外見主義的アイドル性でもない。
メンバーカラーもなく、メインとモブが分かれていることもない。全員がセンターになり、全員が何かしらのリーダーになれる。そこには同等の比率も順番もなく、ただ楽曲の完成度だけが重視されている。
ジャンルに縛られない自由な楽曲。
恋愛も自由だろう。
そして何より歌唱は生歌にこわだり、だからと言ってダンスも妥協しない。
こういう人たちの歌を聴きたかった。
パズルのピースがパチンとハマった感覚。
歌うことに不必要なルールが取り除かれた、歌って踊ることに特化したグループ。
私が知らないだけで、HANAが生まれる前にもこんなグループはあったのかも知れない。たぶんそれがまさに同事務所の兄貴分であるBE:FIRSTなのかも知れないし、よく比較対象とされているXGなのかもしれない。
ただ、私はこういうアーティストが見たかったことに、HANAと出会って初めて気が付いたのだ。
今年1年はHANAづくし
ここまで読んでくれた強火HONEYsのみなさん、CDTV ライブライブX'mas見ましたか⁈!
HANA3曲も幸せだし、ディズニーメドレーも最高すぎて何回リピートしてることか。。
ちゃんみなの中には、HANAの2029年までのロードマップがあるらしい。
ちゃんみなの手の平の上で転がされるこの心地よさったらない。
身を委ねたいし、弄ばれたい。
"聖人だと思わないで"
ちゃんみなはテレビでそんなことを言った。
急激に上がった知名度と一人歩きするイメージの中で、彼女もまた未知の靄の中を歩いている。
HANAの手を引くのがちゃんみなだとしたら、ちゃんみなの手は誰が引いてくれているのだろう。
2025年1月から止まらずにHANAの楽曲やメディア出演や配信など、幸せをたくさんもらった。
その源泉であるちゃんみなの選択の全てを、私は肯定したい。
年末も残すところあと1週間、ほぼ毎日テレビなどが待っている。アドベントカレンダーを開けるようなわくわくな毎日。幸。
ほんとにNON STOPな世界を惜しみなくシェアしてくれた。HANAづくしの1年だった。
来年はちゃんみなのツアーとHANAのホールツアーがある。当たれ当たれ当たれ当たれ当たれ。
2026年もまみれたぁぁぁい。
