「真夏の車は“走る鉄板焼き”⁉ 外気32℃でボディは70℃に!」
【レポート】真夏の車はサウナ以上?外気32℃でボディは70℃に!
夏の炎天下、クルマに乗り込もうとした瞬間、「熱っ!」と叫んだ経験は誰にでもあるはず。外気温はせいぜい30℃台なのに、なぜかドアノブやハンドルは火傷しそうなほど熱い。今回、自分の車に小型の温度計を置いて計測したところ、昼の12時過ぎで車内はなんと54.1℃を記録。外は32℃だったから、その差は20℃以上だ。もうこれはサウナの“低温ゾーン”を超えているレベルである。
では、車のボディ表面はいったいどのくらい熱くなっているのか。一般的に、金属や塗装面は太陽光を強烈に吸収するため、外気温+20〜40℃は当たり前。特に黒や紺などの濃色車は熱を吸収しやすく、外気32℃ならボディ表面は60〜70℃超えも十分ありえる。逆に白やシルバー系は多少マシで50〜60℃程度。それでも鉄板焼きに手を置くような温度には変わりない。
実際、70℃の金属面に素手で3秒触れると軽度の火傷になる危険がある。ドアノブやボンネットは要注意ポイントだ。子どもが触ったり、ペットを車内に残したりすれば大惨事になりかねない。最近は「真夏の車内放置はNG」というのが常識になっているが、こうして実測してみると、そのヤバさが改めて実感できる。
さらに厄介なのは車内の熱ごもり。密閉された空間は温室効果でどんどん加熱され、短時間で50℃を突破する。体感的にも、乗り込んだ瞬間に息苦しくなるレベルだ。ここからエアコンを全開にしても、冷えるまでには数分かかる。シートやハンドルも熱々だから、初動は窓全開+エアコンが鉄則である。
便利なのは赤外線温度計。レーザーポインター式でボディ表面をピッと測れるので、科学的に「今、ドアは65℃」とわかる。ガジェット好きならぜひ一つ持っておきたい。ちなみにスマホの温度センサーアプリは周囲の空気温度しか測れないことが多いので、あまりアテにはならない。
結論として、外気温32℃程度でも、クルマのボディは真夏の鉄板焼き状態になっている。暑さを甘く見ず、日陰駐車・サンシェード・換気を心がけたい。特に小さなお子さんやペットの命を守るためにも、「真夏の車はサウナ以上」と肝に銘じておくべきだ。
