「7つの習慣で変われなかった私が、人材開発を変えた理由」
別冊:気づきという魔の言葉
若い頃、会社で研修を受けるノルマがあった、ポイント制で使わないとぶっ飛ばされるやつ。
正直、忙しくてそれどころでは無かったか、上司のボーナスが減るので仕方なしに研修カタログを見た、そして
「7つの習慣」の研修を選んだ理由はただひとつ、いいホテルでランチがついていたからだ。
内容は劇的に面白かった。講師は熱く、言葉も響く。
「主体性」「終わりを思い描く」「刃を研ぐ」——いくつもキャッチフレーズをもらった。
けれど、研修が終わったあとも自分の行動が劇的に変わることはなかった。
あの時の会社が求めていた「人材の成長」も、研修会社が狙っていた「成果の可視化」も、どちらもゼロだったと思う。
いま振り返れば、これが“普通の研修”の現実だ。
面白かったのは、その“無意味さ”をきっかけに、私は人材開発の仕事に本気になったことだ。
やがて担当者として研修を企画する側に回ったとき、あのとき受けた「7つの習慣」が自分の研修スタイル「楽しくて、ためになり、心に残る研修」の基礎になっている。
あの研修が、直接的に行動を変えたわけじゃない。
でも、「人が変わるとはどういうことか」「どんな言葉が人を動かすか」を考える原点にはなった。
だから私は、あの時の衝撃を“気づき”とは呼ばない。
素人っぽいせいもあるが、
「気づき」という言葉は便利すぎて、危険だ。
どんなに中身がなくても、そう言っておけば知的な雰囲気になる。
けれど、気づきは報告にならない。
営業担当が「今日の成果は?」と聞かれて「多くの気づきがありました」と答えたらぶっ飛ばされる、
ところが研修担当は本気でそう答える、みなさん多くの気づきがあったようです、、、楽な商売だ🤭。
「気づきました」で終わる限り、人も組織も変わらない。
本当に必要なのは、“気づきのあとに何を変えるのか”を自分で決めることだ。
学びの価値は、講師でも会社でもなく、自分の次の行動でしか測れない。
まず「知識・スキルを得る」→「それを現場で使う(転移)」→
「行動・業績変化」→
身につく「定着化、習慣化」
• 「気づきという魔の言葉」
• 「ランチ付き研修から始まった反逆」
• 「“多くの気づきがありました”が意味しないもの」
• 「気づき報告が人を止める」
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