【5分一冊】パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集/エーリッヒ・ショイルマン(編訳)
『パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集』
著者:エーリッヒ・ショイルマン(編訳)/ツイアビ(原著)
書籍紹介
『パパラギ』は、南太平洋のサモア諸島に暮らす酋長ツイアビが、西洋文明に触れた際の驚きと疑問を、演説という形で語った一冊です。
本書は、「文明とは本当に人間を幸せにするものなのか?」という根本的な問いを投げかけます。ツイアビは、西洋社会を旅した後、その経験をサモアの人々に語り、西洋人(パパラギ)が持つ「金銭」「時間」「労働」「物質主義」への執着に疑問を抱きます。
西洋社会に生きる私たちにとって「当たり前」の価値観が、ツイアビの視点を通すことで、「本当に必要なものとは何か?」を改めて考えさせられる内容となっています。
「現代文明のあり方に疑問を感じる人」「シンプルな暮らしや本当の豊かさを考えたい人」「異文化の視点から自分の価値観を見直したい人」におすすめの一冊です。
要約
本書の核心は、「文明社会に住む私たちが、本当に豊かで幸せなのか?」という問いにあります。
ツイアビは、西洋社会で見た「金に縛られた暮らし」「過剰な労働」「自然との断絶」を批判し、サモアの人々のように、自然と共に生きることこそが、本当の豊かさであると説きます。
ポイント
1. 「パパラギ」とは何者か?
「パパラギ」は、西洋人を指す言葉
• ツイアビは、初めて西洋社会を見たとき、その異様さに驚いた。
• 彼にとって、「文明人」とは「多くの物を持ちながらも、不幸そうな人々」だった。
パパラギの世界には、空がない
• ツイアビは、「パパラギは高い家(ビル)を建てて、空を閉じ込めている」と感じた。
•「自然と共に生きることが、人間本来の姿なのではないか?」という疑問を投げかける。
2. 文明の問題点
パパラギは、金という紙切れに支配されている
• ツイアビは、文明人が金に縛られて生きていることに驚く。
• サモアでは、自然の恵みがあるため、金は必要ない。
• パパラギは、金を持っているほど偉いと思っているが、それで幸せなのか?
時間という鎖に縛られている
• パパラギは、時間に追われて生きている。なぜ、そんなに急ぐのか?
• サモアでは、太陽の動きに合わせて暮らし、人々は「時間」に縛られることがない。
労働のための労働をしている
• パパラギは、一日中働いている。休むことを知らない。
• ツイアビは、サモアでは「必要な分だけ働けばよく、それ以外の時間は家族や仲間と過ごすもの」と考えていた。
• パパラギは働いてばかりで、なぜ人生を楽しもうとしないのか?
物を持ちすぎているのに、満たされていない
• パパラギは、たくさんの物を持っているが、心は満たされていないように見える。
• ツイアビは、「物質の豊かさ」と「心の豊かさ」は別物だと指摘する。
3. 本当の豊かさとは?
自然と共に生きること
• サモアの人々は、自然の恵みの中で生き、余計なものを持たないからこそ幸せである。
• パパラギの世界では、自然が切り離され、人々はコンクリートの中で生きている。それで本当に幸せなのか?
人とのつながりを大切にする
• パパラギは、個人の家にこもり、他人と関わることが少ない。
• サモアでは、家族や仲間とのつながりが何よりも大事であり、それが本当の幸せにつながる。
持たないことが、豊かさにつながる
• 物が多すぎると、人はそれに縛られる。必要なものだけを持つことが、本当の自由である。
まとめ
本書『パパラギ』は、「文明社会が本当に豊かであるのか?」という問いを通じて、私たちが忘れかけている大切な価値観を思い出させてくれる一冊です。
本書のポイント
1. パパラギ(西洋人)は、金、時間、労働に縛られて生きている。
2. 文明は物質的には豊かだが、人々の心は満たされていない。
3. 本当の豊かさとは、自然との共生と、人とのつながりにある。
4. 持たないことが、自由と幸せにつながる。
Plants brighten your life.
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