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夏の終わりに 「思春期の親子関係の対話で大切なポイント」について 考えてみた

 勤務していた精神科・心療内科クリニックでは、5月のGW明けと9月は思春期の患者が増加する傾向にあった。通院中の中高生と月に1回のペースでカウンセリングをする中で気づいたのは、夏休み中は落ち着いている子が多いけれど、8月末頃からメンタルが不安定になったり、(夏休み中の昼夜逆転生活の影響もあるのか)、心身不調の訴えが増加すること。

 私たち大人でも、連休明けは憂鬱ですし、日曜の夜にブルーになる人は多い(サザエさん症候群・・・という言葉もあるらしい)ですよね。
 8月末〜新学期は、思春期の子どもの心身が不安定になりやすい時期なので、周囲の大人が気を付けてあげることが大切だと思います。

 表情が普段と違ったり、「あれ?」と違和感を感じたら、「どうしたの?」と聞いてあげると良いと思います。この時に大切なポイントは、
「否定をしない」ことです。

 親:「どうしたの?」
 子:「宿題が終わってないんだ・・・」

このような状況では、親は怒りや心配の感情から、「どうしようもない!」など、否定的な言葉をぶつけてしまいがちですが、「宿題が終わっていない」という「今抱えている悩み(問題)」を打ち明けてくれたことを尊重します。

 親:「そうなんだ、大変だね。」「何かできることはある?」

と、「宿題が終わっていない」という「子どもの悩み(今、抱えている問題)」に共感します。
 悩みに共感しながらも、ある程度の(こころの)距離をとり、子どもの問題なのだから、子ども自身が自分で考えて行動できるように促します。

①否定しない ②尊重して話を聴く ③共感しながら、子どもが自分で考え・行動できるように促す

この3つが思春期の親子関係の対話で大切なポイントです。心理カウンセリングのクライエントとの対話でも、この3つは基本となります。

私もここ数年、思春期の息子の反抗に手を焼いていますが、親が真剣に話を聞くと、沢山のことを話してくれます(たま〜にですが・・・💦)。
アドバイスもせずに、ただひたすら相手の話を「聴く」こと、傾聴。簡単なようで、高度なスキルだと思います。

完璧な傾聴でなくても大丈夫です、ただ黙って話を聴いてみてください!
できれば、穏やかに頷きながら・・・。

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