おもいだして(短編童話)※イジメの内容含みますので、ご注意してお読みいただけると幸いです
くまちゃんは、がけの上から飛び降りようと考えていました。
友だちは、いました。だけど、本当の友だちが分からなくなっていました。
約束はやぶられるし、悪口は言われるし、たたかれるし、持ち物は、ぬすまれるし。
だけどみんな、
「遊びだから」
って、笑って言うから、くまちゃんは、そう信じていました。
だけどその遊びは、じょじょにエスカレートしていきました。
くまちゃんがつらいなと思うようになったころ、
「遊びだよ」
っと、笑って言っていた子たちは、もうその行動がくまちゃんにとって、どんなにつらいことになっているか気付く子は1人もいなくなっていました。
たった1人、これが遊びを超えていることに気付いたのは、つらい、つらい遊びの相手にされていたくまちゃんだけでした。
くまちゃんは祈りました。
「どうかこの遊びという、いじめを今日はされませんように」
いじめは、収まるどころか、今度はお金をもって来るように言われました。
「今日こそいじめられませんように」
とくまちゃんは神様に何度もおねがいをしました。
だけど、いじめはいっこうに収まることは、ありませんでした。
そこでくまちゃんはこう祈りました。
「お金を持ってくるように、言われませんように」
翌日学校へ行くと、おねがいはかなわずお金を持ってくるように言われました。
このころになると、クラスの子たちも、くまちゃんをむしするようになっていました。
くまちゃんは、今度はこうお祈りをしました。
「クラスの子にむしされませんように」
次の日学校に行くと、みんなしらんぷりで、くまちゃんが来てもあいさつをしてくれませんでした。
その日は、いつもいじめている子たちがくまちゃんを取り囲んでなぐったり、けったりしました。
くまちゃんは、神様に祈りました。
「どうか、明日はなぐる、けるだけで終わりますように」
くまちゃんのおねがいは、だんだん小さなおねがいへと、変っていきました。
この時期から、くまちゃんは学校に行くのがいやになりました。
学校に行かないと、家までいじめをするこたちがむかえにきました。
くまちゃんのお母さんは、何も知らないのでいつもやさしくむかえいれました。
そんなある日くまちゃんは、死んでしまうのでないかと思うほど強くけられ、いしきをなくしてしまいそうになりました。
そのしゅんかん、今までたえていたものが一気にくまちゃんの心からあふれ出しました。
くまちゃんは思いました。
『ころされるくらいなら、自分から死んだほうがましだ。もう、がまんできない。今日死のう』
ほうかごくまちゃんは、がけの上に立ちました。
飛び降りる決心がついた時、お母さんとお父さんの顔がうかびました。
ゆいつ話しかけてくれたとなりの席のうさぎちゃんのことを思い出しました。
すると、商店街に行くと話しかけてくる、お魚屋さん、お肉屋さん、八百屋さんなど次から次へと色んな人の優しい笑顔が思い出されました。
くまちゃんが死んで悲しむ人たちの顔が1人1人、浮かんできました。
くまちゃんは、しばらく考え死ぬ勇気ではなく生きる勇気を持つことにしました。
明日から、くまちゃんにとってじごくの様な日々が、また始まると思うけれど、くまちゃんは、いじめをする子たちとの関係より、くまちゃんを大切にしてくれる人たちの笑顔を大切にするために生きようと決めました。
くまちゃんは、ふと思いました。
『私の様にくるしんでいる人たちはどのくらいいるのかな。同じ思いをしている人がいるなら、はなれていてもこの命つきるまで、いっしょに戦いながら生きていきたいな』
くまちゃんは、なみだをふきながら空を見上げました。
この童話は、小学校の時に体験したことを、中学生でお話にしたものです。
小学校3年生~6年生の頃にされていたイジメの一部です。
実際に窓からって、考えていた時にふと両親や数少ないけれど、私と話してくれた他クラスの人、商店街の大人たちの笑顔が、私の頭の中で埋め尽くされました。
私は、独りじゃないから頑張ろうと、もう少し生きてみようと思えました。
SNSが広まった今。きっと、私の時よりさらに、厳しいイジメに耐えている子がたくさんいると、思います。
辛くて苦しかったら逃げてください。
逃げるが勝という、言葉もあると思うので。
イジメを見ているのが辛い子は、目が合った時、小さく手を振ってあげれると、良いですね。
みんながみんな強くなれないし、弱音を吐くのが苦手な人もいると思います。
逃げられた分、耐えた分、頑張った分、いじめっ子に勝てたと、自分で自分をほめて、優しくできるといいですね。
イジメられることは、決してダサいことではありません。
イジメる人の方が、周りから見たらダサいし、醜く見えます。
今は、何軍というように、クラスで序列があるそうですね。
そんなこと、どうでもいいんです。
誰かに4軍だ5軍だと、言われても、自分にとって周りが1軍なら、あなたは1軍なんです。
何軍にいるから偉いは、たぶん高校生くらいまでしか通用しないと思います。
今周りから見て、最下位軍だと思っても、気落ちしない勇気を持てるといいですね。(でも、それが中々難しいんですよね。
つらつら書きましたが、今生きている人全員尊いんです。
みんなの命は、何処にいても何をしていても、命に変わりはないんです。
そして、代わりもいません。
苦しい中を耐え抜いて、このnoteを最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
毎日、お疲れ様です。出会えた奇跡に感謝します。
