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青息吐息(あおいきといき)

【意味】

①困り果てたときや苦しいときに出る、弱々しいため息。
②また、経済的・精神的に追い詰められ、苦しい状態にあること。

【用例】

①連日の残業と厳しい納期に、担当者たちは青息吐息だった。
②資金繰りに行き詰まり、青息吐息の状態が続いている。

【故事来歴】

[語源]「青息」は、苦しさや心配のため顔色を青くして吐く息とする説が有力で、「大息(おおいき)」が変化したものとする説もある。「吐息」は、困惑・落胆・疲労などから漏れるため息。苦しいときの息をあえて「青」と形容する背景には、体調不良や困窮の際に顔色が青ざめるという古くからの認識があると考えられる。なお、10世紀の物語『竹取物語』には、かぐや姫に求婚した大納言が船酔いで「青へど」を吐いたという場面があり、直接の語源ではないものの、「青」と体調不良を結びつける発想の古さを示す例として興味深い。『菅原伝授手習鑑』(1746)第四段には「物も得いはず青息吐息」という用例があり、少なくとも江戸中期には現在と同様の形で用いられていた。特定の文献における明確な初出は確認できない。

【類義語】

四苦八苦

【対義語】

意気揚揚

【補足】

「青色吐息」は1980年代のヒット曲(松田聖子)の曲名としても知られ、しばしば混同される。


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