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【防災×地域】町内会に入らない理由が、防災の弱点になることを知ってほしい

こんにちは、note防災アドバイザーの防災小町です。

私はよく地域の防災訓練や勉強会に参加するのですが、そのたびに気になることがあります。
近所に住んでいるのに、町内会には入っていない人が意外と多いことです。
私自身、昔は「町内会って正直ちょっと面倒くさそう」と思っていました。
費用もかかるし、行事も多いし、時間を取られるのは嫌だな…と。
きっと同じように感じている人は少なくないと思います。

でも、防災を学んでいくうちに分かったのは、町内会に入らない選択は、自分自身の防災の弱点になってしまうということです。

私がこのことを強く実感したのは、数年前に近所で台風被害があったときのことです。
浸水の危険があるとわかり、町内会を中心に高齢者のお宅を回って声をかけていました。
名簿があったおかげで「誰がどこに住んでいて、誰に声をかけるべきか」がすぐに分かったんです。
でも名簿に名前がなかった人たちは、安否確認の対象から漏れてしまっていました。
もちろん後で無事が確認できたのですが、そのときに「町内会に入っていない=緊急時に助けが届きにくい」という現実を目の当たりにしたのです。

また、町内会に入っていない人は、災害時にどこに集まればいいのかを知らないこともあります。
避難所の鍵を誰が開けるのか、飲料水や毛布をどこに取りに行くのか、そうした細かいルールは町内会で共有されています。
私自身も以前は知らなかったのですが、防災倉庫の場所なんて、普段の生活ではまず話題に出ません。
入っていないと、いざというときに情報が届かないのです。

もちろん、町内会に入らない理由は人それぞれあります。
忙しい、費用がかかる、人間関係が煩わしい…。
それは十分理解できます。
でも、防災の観点から言えば、顔の見える関係をつくっておくことが命を守る第一歩なのです。
私が実際に地域の人たちと関わる中で感じたのは、防災の強さは「誰がいるかを知っている」ことに比例するということでした。

私はこのテーマを話すとき、必ず友人の話を思い出します。
彼女は一人暮らしで、町内会には加入していませんでした。
ある日私が「もし地震でエレベーターが止まったら、誰に助けを頼む?」と聞いたら、彼女はしばらく黙り込んで「…誰もいないかも」と答えたのです。
その瞬間、彼女も「町内会のこと、ちゃんと考えないと」とつぶやいていました。

町内会に入ることが絶対ではありません。
でも、町内会を通じて地域とゆるやかにつながることは、防災力を確実に高めます。
もしどうしても入会に抵抗があるなら、せめて防災訓練だけは顔を出してみる。
近所の人に挨拶をしてみる。それだけでも大きな違いになります。

私自身、防災を学び始めてからは「町内会は面倒なもの」から「町内会は命を守るネットワーク」へと意識が変わりました。
実際、地域で一緒に動いてみると、思っていたほど堅苦しいものではなく、お互いを助け合う温かさを感じます。

最後にひとこと。
町内会に入らない理由は分かります。
でも、災害時に助けを求める先がないことのほうが、ずっと大きなリスクです。
町内会は“生きるためのセーフティーネット”として存在している。
それを知ったうえで、自分に合った関わり方を考えてみてくださいね。


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株式会社防災小町では、自治会や町内会を中心とした地域防災のサポートを行っています。
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