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田植え体験は、『楽しかった』で終わらせない

田植え体験は、「楽しかった」で終わらせない


「田植え体験って、楽しかったで終わるものなんでしょうか。」

私は、そうは思っていません。

本当に大事なのは、“体験したその先”にあると思っています。

今、日本では田んぼを続ける人が減っています。

田んぼはある。
でも、作る人がいない。

それは、お米の問題だけではなく、これからの生き方や働き方にもつながる話だと、私は感じています。

私は今地域の人、企業の人、インフルエンサーなど、さまざまな大人たちと一緒に教育をつくっています。

学校の中だけで完結する学びではなく、社会とつながりながら学ぶ。
子どもたちが「本物の体験」を通して学べる環境を届けたい。

そんな思いで、日々プロジェクトを行っています。

泥だらけになった田植え体験


5月のプロジェクトは、田植え体験でした。

田植え体験というと、「自然体験」や「食育」として行われることも多いと思います。もちろん、それだけでも十分価値のある体験です。

実際に田んぼに入り、泥の感触を知り、苗を植える。

最初は「うわー!」「ぬるぬるする!」と驚いていた子どもたちも、時間が経つにつれて夢中になっていました。

でも、今回私が子どもたちに届けたかったのは、単なる「楽しかった」だけではありません。

私は、体験した“その先”にこそ学びがあると思っています。


「田んぼはある。でも、作る人がいない」


だから私は、田植え体験の帰り道、子どもたちにこんな話をしました。

今、日本では田んぼを続ける人が減っています。
特に30代〜40代の担い手が少なくなっていると言われています。

田んぼがあっても、作る人がいない。

すると、お米は減っていく。
国産米の価格も上がっていく。

せっかく土地があるのに、作る人がいないことでお米が作れなくなる。

それは、とても悲しいことだと思うんです。


子どもたちから返ってきた言葉


そんな話をした時、子どもたちから返ってきたのは、

「だから体験することが大事なんじゃない?」

という言葉でした。

私は、その言葉にハッとしました。

実際に体験することで、田んぼの良さを感じる。
楽しさだけでなく、大変さも知る。

だからこそ、「残したい」「続けたい」と思える人が増えるのではないか。

子どもたちなりに、ちゃんと社会のことを考えていたんです。


半農半Xという生き方


私は去年の秋、“半農半X”という生き方を広めている髙坂さんのお話を直接聞く機会がありました。

半分は農業。
そしてもう半分は、自分のなりわいを持つ。

そんな生き方に、私は強く惹かれました。

これからの時代、「仕事だけ」で生きるのではなく、自然や地域ともつながりながら生きていくことが、もっと大切になるのではないかと思っています。


農は、人の心を少し軽くする


今は、仕事そのものに苦しさを感じている人も多い時代です。

毎日フルタイムで働き続けることが苦しくなったり、
社会のスピードに疲れてしまったり。

生きづらさを抱えている人も少なくありません。

でも、農に少し関わることで、人は少し心が軽くなることがある。

土に触れる。
季節を感じる。
自分の手で食べ物を育てる。

それは、人間が本来持っている感覚を取り戻すことにもつながるのではないかと思っています。

だからこそ今、私は今年一年、「田んぼの学校」を通して田んぼについて学んでいます。


体験を、未来につなげる


そして今回改めて感じたのは、こうした体験を子どもたちだけでなく、大人たちにももっと広げていく必要があるということです。

田んぼを身近に感じる人が増える。
実際に体験する人が増える。

その中で、「自分でも作ってみたい」と思う人が少しずつ増えていったら。

それはきっと、農業だけではなく、これからの働き方や生き方そのものを考えるきっかけにもなると思っています。

今回このnoteを書いたのは、そんなことを、たくさんの人と一緒に考えてみたかったからです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
私はNIJINアカデミー千葉県東金校でプロジェクトを中心とした学び場を作っています。

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