✍️( 'ω' )掌編小説『そして猫はケージに籠った』
猫は本来なら自由な生き物で、街に馴染んでいる人類が初めて家畜化した動物でもある。
バステトは人類の主夫/婦たちの味方の神となり、ケットシーは猫社会を築き人間を弾圧し、猫又は夜の明かりの素の行燈の油を舐める。
猫は女性の権利を護る鏡だったのだ。
兎に角、これだけではわかりにくいか。
女性の結納には"角隠し"が用いられた。
女性には『角』があると。それを隠さねば嫁には行けぬと。
残念ながら、"女"という存在は人類の父祖が初めて家畜化した生き物だ。
だから我々は女性を大切にしなければならない。
角隠しについては、清姫や巴御前の話に聞けばわかることだが、今は人間社会もネズミのコロニー実験のようなものだ。人類は増えすぎた。
猫神はその半身を鼠に変え、回回(くるくる)と狂狂(くるくる)と、円舞曲を踊る。
キリストは人類の原罪を償ったが、大自在天も人祖の化身となり石の下で500年を過ごしたのだろうか。
西遊記の成立は、1500年代頃だそうだ。
話は変わるが、家内安全の神さまは、日本中の数多の神が分担して為った。
社を観て、感じ入るものがあるのなら。
玄関に招き猫を置きたくもなるが。
ケージとは檻の意味らしい。
だから猫には、またたびも必要なのだろう。
洒落に落ち着くとは、どうにも人間くさい話ではあるが、般若湯に溺れることがあれば、一切皆苦もひとしおである。
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