小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
家の近くに大きな公園があります。野球場があって、テニスコートがあって、遊具があって、鉄棒があって、その周りが木に囲まれていてとっても気持ちのよい公園です。
下の娘は、よくそこで鉄棒の練習をしています。すると…
「おう!お姉ちゃん、頑張っているなぁ。もう少しでできそうだぞ!ほれっ!頑張れ!!」
いつも声を掛けてくれるおじさんがいます。年齢は70歳手前…というくらいでしょうか?公園で遊ぶ子どもたちはこのおじさんのことを「鉄爺!」と呼びます。おそらく、鉄棒をしていると教えてくれるお爺さんだからなんでしょうね。
鉄爺は子どもたちの人気者!
鉄爺がくると、子どもたちはみんな駆け寄ってきます。
「鉄爺だ!」
「おう!元気か?」
そんなやりとりをしていると、子どもたちがみんな鉄棒に寄って行って、一生懸命逆上がりや空中逆上がりを披露します!
「おう!すごいな~。もうこんなにできるようになったのか!がんばったな~!」
鉄爺がこうやって声を掛けると、みんな満面の笑みです。
他にも、縄跳びやサッカーなど、自分ができるようになったことを鉄爺に見せて、褒めてもらおうと引っ張りだこ。
鉄爺の人気の秘密は・・・?
①自分の頑張りを認めてくれる!
鉄爺は、みんなに声を掛けています。いつもその公園にいるか、初めて来たかは関係ありません。元気な子も、控えめな子も関係ありません。みんなに対して、同じように声を掛けてくれます。そして、技ができても、できなくても「頑張れよ!」「すごいぞ!」と声を掛けてくれます。決して、できないことを指摘したりはしません。
②できる道筋を見せてくれる!
私の娘も、逆上がりを練習していました。すると、鉄爺が来てくれてアドバイスをくれます。
「足を蹴るのが、前になってしまうと上がらないから、上に蹴ってごらん!」
「こういう練習をすると、できるよ!」
「これをやっておけば、次に公園に来たときは、できそうだなぁ!」
③「できた!」を一緒に思い切り喜んでくれる!
私が見ている時にも、初めて逆上がりができた瞬間をたくさん見ました。鉄爺は、自分のことのように一緒に、満面の笑み!
④いつもいる!
鉄爺は、いつもその公園にいます。いつもいて、いつも声を掛けてくれて、見守ってくれる…。そんな存在です。
先生にもつながる大切なこと…
鉄爺の人気の秘密には、子どもとの関わりで大切なことが詰まっているなぁと思います。
常に傍にいてくれて、自分のことを見守ってくれる。そして、できるための道筋を示し、できた時には一緒に喜んでくれる…。
そんな存在を子どもたちは求めているんだなぁと思います。
地域にこういう人がいる安心感…
今では、こういう関わりが少なくなってきましたよね。でも、親や学校以外にこういう存在がいて、見守ってくれることはありがたいことだなぁと思います。
一方で…
鉄爺のような人を面白く思わない人も…。素性の知れない人が、子どもに馴れ馴れしく関わって、スキンシップをとっている…。そんな風にとらえる人もいるようです。こうやって見守ってくれる地域の人を、得体の知れない人、不審者としか見られないような社会ってなんなんでしょうか…?なんだか寂しい気持ちになりますね。
私は、鉄爺を全力で応援します。
