見出し画像

魔急精神病院〜カケル〜 第16話

内山 精神医療はズバリ、社会的に都合の悪い人々を社会から隔離するために存在します。

大井 うわ〜!恐ろしいですね。 

内山 はい、恐ろしいですよ。いわゆる、普通のお化け屋敷はあくまでもフィクションです。
しかし、魔急精神病院は本当に起こった事件を元に作られました。ネタバレをして申し訳ありませんが、魔急精神病院には一体もお化けや幽霊が出てきません。その代わり、人間の悪意とその犠牲者が沢山出てきます。しかも、その事件は遠い過去の出来事ではなく、今こうしている間にも、似たようなことが起きている可能性があるのです。私は、これ以上に恐ろしいことはないと考えています。

大井 私も魔急精神病院を体験させていただきましたが、本当に怖くて…いい歳なのに泣いてしまいました(笑)ネタバレになってしまったら申し訳ありませんが、確か…U病院とA病院、O病院で起きた事件を元に再現されている場面がありましたね。

内山 さすが!その通りです。

大井 同じ人間に対して、人はこんなにも残酷になれるのかと背筋が寒くなりました。

内山 本当ですね。精神病院は、現代版アウシュビッツ収容所と言っても過言ではありません。だから、精神病院の職員たちは看守や処刑人のように残酷になり、患者さんたちは囚人や奴隷のように無力化されてしまうのです。先ほども言った通り、精神病院は治療が目的ではないため、患者さんたちを無力化した後、最終的にはこの世から消してしまいます。

大井 しかし、民主主義で法治国家、かつ先進国であるこの日本に、そんなに恐ろしい場所があることが信じられませんね。

内山 優生思想は昔から存在し、かつてはそれが政治に深く関わっていました。魔女裁判やナチスによるユダヤ人迫害、日本にも90年代まであった優生保護法による強制不妊手術など、優生思想は様々な形で人々を不幸のどん底に陥れてきました。そして、優生思想は令和の現代において、精神医療という形で社会に巣食っているのです。

大井 うわぁ…

内山 実際、相続争いや親権問題等で、自分に事を優位に運ぶべく、勝手に家族を精神病院に入院させる事例もあります。

大井 ヒドイ話ですね。

内山 そのように、精神病院は都合の悪い人々を排除する場になっています。そして、最近では、認知症と言われ、家族が面倒を見切れなくなった高齢の方々や、発達障害と診断され、学校や親が手を焼くお子さんが精神病院に入れられています。普通ではない言動をすれば精神病院行きになるなんて、魔女裁判と何が違うのでしょうか?

大井 精神科で発達障害と言われたお子さんの話、本当によく聞きます。

内山 精神医療では心の問題は解決しないということを、多くの方々に知っていただきたいです。そのために、私は魔急精神病院を作りました。

大井 本当にそうですね。ところで、内山社長ご自身も、精神科で処方された睡眠薬を服用されてたんですよね?

いいなと思ったら応援しよう!