Amazon Photoを使ってみた
先週の記事でも話題にしたのだが、目下78,000枚140GBとかそういった規模の画像(ほぼ全て自分で撮影した写真;大部分が乗り物)をどう新PCで見られるようにするかということが重大な問題になっている。これまでのPCのHDDに詰め込まれたこの莫大な画像群、当然9年前にも似たようなことをやっていたはずなのだがそのころに比べても負担が恐ろしく膨れ上がっている。
というのも画像が特に増えて容量が膨れ上がったのは実は意外と最近のこと、当時最先端だったカシオ製のカメラ付携帯電話を手にして以来あれこれ写真を撮り始めて9年間、2017年初頭時点ではその画像量は概ね20,000枚20GBを下回る程度しかなかった。これならその気になれば案外と簡単に移行できてしまう。
げに恐ろしきはそこからの増え方、9年間という経った時の長さでは同じはずなのに今となっては画像数約4倍にして容量は7倍。近年のスマートフォンのカメラ性能はなかなか凄いものがあるなあと感心している場合ではない。前回と同じやり方では単純計算で7倍かかるのだが、筆者に関しては問題はそれだけではない。
パソコンとパソコンの間でデータを受け渡そうとする際、真っ先に思いつくのはUSBフラッシュメモリという方は多いだろう。当然筆者もそう考えたのだがまずここが最大の問題だった、まず信用して使えるフラッシュメモリが手元にない。
これまでの筆者の写真の扱い方は携帯電話・スマートフォンで撮影したものを帰ってきたらPCのHDDに格納する「偵察機・空母スタイル」とでもいうべきもの。実際は毎日取り込むようなことはあまり多くなく、ある程度のタイミングでデバイスの写真が貯まってきたらパソコンに移してデバイスからはよほど手元に置いておきたいとかいう理由がない限り削除する…これにより常にデバイスの空き容量など気にせずに写真を撮りまくれるようにしていた。「容量が一杯になったから削除する」とか「容量が逼迫してきたし買い換える」なんていう悩みとは全く無縁だ。
しかしながらこのスタイル、フラッシュメモリを使う場面というのが存在しない。出先で見たいものなどもなく、どうしてもデータを持ち歩きたい場合にはスマートフォンに入れていたので必要性を感じる機会が一切なかったのである。そうなるとどうなるか、今筆者が持っている最新のフラッシュメモリは確か2009年頃に買った8GBのものだ。これ以上の容量が欲しいならスマートフォンのSDカードに頼るほかない。買ったタイミングすら満足に覚えていないほど古いということは経年劣化等のリスクもかなり大きい。
したがってこの方法はボツ、直接繋ぐのもアリだがUSBケーブルも信頼できるようなものは手元になくこれもやはりボツ。さてどうしようか、かと言ってデータ移行に使い終わったら用済みになるであろう新品のUSBメモリも買いたくは無いし…最後の切り札となるようなスマートフォン経由は手元にあるのでものは試しとしてみたが転送するのに想定外なほど時間がかかる。このペースでやっていたら一体いつまで掛かることか。
もう一つ問題があった。これまでのやり方にはバックアップというものが存在しない。技術的にはRAIDなどを組んでみるというのも選択肢ではあっただろうけどどの道住んでいる家自体に何かあるようなことがあれば終わりだし、そこに決して安くないだろうコストを掛けるという踏ん切りが付かないままだった。しかもXやこのnoteにこれというような写真はアップロードすることが増えてきたのでどうしてもこれはという写真は外部にキープされているのでますますコスパは下がる(流石にバックアップというのは少なすぎるとはいえ)。
クラウドサービスを使用するというのはこれまでも選択肢にあったはずだが、「これまでのやり方で支障がない」という怠惰で選択されないままだった。また多くのクラウドサービスは容量の上限があり、容量を買うこと自体はさほどの抵抗感はない(一般的なクラウドストレージ並みの信頼性を担保できるRAIDシステムなんて個人で作ろうものならカネと時間が幾らかかるか!)ものの「勝手に削除される」「デバイスからも消される」などと超過時の取り扱いなどがいまいち信用できないというイメージがありそこも踏ん切りがつかない一因ではあった。しかしながらこれほどの容量…140GBを扱おうとなると逃げ半分で探してみたくなる、その過程で見つけたのが馴染みのサービスであるAmazonだった。
そもそもの話筆者はAmazonプライム会員である。年間そこそこの額を支払ってはいるのだが考えてみるとプライムならではの機能を活用しているとは言い難い。Musicはそこそこ使うが普段の再生は自分で好きな曲を選べるローカルのプレーヤーを使うことが多いしVideoもちょいちょいアニメを見るかなという程度、それ以外はCDがフラゲ日に着くというもの以外これまで使ってこなかった。だがしかしAmazonにはフォトストレージ機能があり、しかもプライム会員は容量無制限ときた。そうか、これを使えばいいのか。気分はすっかり風呂上がりのアルキメデスである。流石に全ての画像をたちどころにとはいかないものの、空き時間にアップロードさせ続けていくと意外とそのスピードは速い。なぜUSBケーブルでスマートフォンに移そうとするとこの何倍もかかってしまうのかと不思議なほどだ(500枚程度の画像転送や充電程度の用途に支障がないからと気にしていないが、そもそも壊れていたりする可能性もあるが…) 。
筆者の環境(無線接続)でだいたい1枚1秒といったところ、アップロードしている間に次のアップロード対象を指定すれば続けてくれるのでポンポンとオーダーを出しておけば別のことをしながらでもバックアップ体制が構築されていく。しかもパソコンのみならずスマホからも閲覧・アップロードができるので今後は家に帰る前にアップロードしてしまうことが出来る。流石に読み込みには少し時間がかかるものの過去のあらゆる写真を手元にすぐ呼び出せるのもクラウドサービスならではの利点だ。
今後の宿題としては何でもかんでもとりあえずアップロードしただけなので撮影日くらいしか検索に使える術がない。ひとまずアルバム機能を使ってテーマごとにまとめておくべきだろうか。似たような写真がずらりと並ぶようなこともあるのでこうしたことは早めにやっておかないと結構面倒になってしまいそうだ。しかし既に78,000枚ある写真を諸々登録していこうとなると中々骨の折れる仕事になりそうだ…
といってもこれは急ぐほどではないしより重大な問題、数千曲ある音楽データをどう移行するかということに比べれば全く些細なことでしかないのだが。パソコン買い換えに伴うあれこれはまだまだ続く。
