コンビニで「レシートいりますか?」に一瞬だけ人生を考える問題。
コンビニで買い物をする。
商品を出す。
会計をする。
そして来る。
店員さんの、
「レシートいりますか?」
この一言。
「結構です。」
そう言えばいい。
たったそれだけ。
なのに、
不意を突かれると、
脳が一瞬フリーズする。
「……え?」
いや、
聞こえてる。
レシートが、
いるか、
いらないか。
ただそれだけ。
なのに店員さんの目を見ると、
なぜか緊張する。
俺の脳内、
緊急会議開始。
(レシート……いる?)
(いや、いらない。)
(でも何かに使うか?)
(何に?)
(……知らん。)
(じゃあ、いらん。)
(じゃあ何て言う?)
(……。)
たった1秒。
でも体感では、
3分くらい経っている。
そこで俺は考えた。
「先に言えばいいんじゃね?」
そう。
店員さんが聞く前に、
こっちから仕掛ける。
そして次回のコンビニ。
会計終了。
店員さんが口を開く。
その瞬間、
俺、
「レシートいりません!」
食い気味。
店員さん、
「……あ、はい。」
勝った。
完全に勝った。
何に勝ったのかは、
よく分からない。
でも、
俺の中では勝利。
「今日は先手を取った。」
そんな気分。
しかも、
ちょっと誇らしい。
(どうだ。)
(今日は不意を突かれてないぞ。)
店員さんからしたら、
ただレシートを渡すかどうか確認するだけ。
俺からしたら、
高度な心理戦。
器が小さい。
めちゃくちゃ小さい。
そして調子に乗った俺は、
別のコンビニでもやってみる。
会計。
店員さんが、
「レシート……」
「いりません!」
また食い気味。
「……はい。」
勝った。
また勝った。
俺の中では、
2連勝。
もはや、
レシート界の王。
でも、
ふと気づく。
これ、
店員さん、
何も勝負してない。
ただ仕事してるだけ。
俺だけが勝手に戦っている。
そして先日。
いつものように、
「レシートいりません!」
と先に言った。
店員さん、
「こちら、レシートではなく保証書になりますので。」(なんかAmazonの支払いのヤツだったw)
「……。」
俺、
「……はい。」
完全敗北。
先読みしたつもりが、
まったく違う球が飛んできた。
人間、
不意打ちに弱い。
だから俺は、
これからも先手を取る。
レシートが欲しいときも、
店員さんが聞く前に、
「レシートください!」
と言ってやる。
これで互角だ。
……何と戦ってるんだ、俺。
結論。
人生、
先手を取ることは大事。
でも、
先手を取っただけで勝った気になる男は、
だいたい器が小さいww
ではまた。
