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彼女の家


藤岡凛 今をときめくトップアイドルでテレビで見ない日はないくらいだ。
身長は165センチ、48キロ。
見た目はカワイイ系だが少し背が高くて品もある。
アイドルと言う枠にハマらずバラエティやドラマ、声優もやっている。
しかし、彼女の私生活は謎だらけだ。
過去の事はなににものっていないし、雑誌のインタビューもテレビドラマやアニメの主演のインタビューだけで私生活っぽい質問が全くない。

僕も全部見ているわけではないが結構好きだ。

そんな事を考えながら車にのっていた。
しばらく走っていると突然アイマスクを助手席の彼女から渡された。
人気アイドルだから家までの道や雰囲気をみられたくないのだろう。
ぼくはアイマスクを、つけた。

20分程、乗っていたと思う。

アイマスクをつけたまま、車を降りた。
マネージャーっぽい男性に腕を掴まれていた。
逃げることもできずぼくは歩いた。

途中から足の感触が変わった。
おそらくカーペットの床になったと思った。
そしてアイマスクを取られた。

部屋の中はいくつかドアがあって広く大きな家だった。
ぼくは言われるがまま、廊下を歩き、ドアを開け、その部屋に入った。
家の中は静かで特に何も無い。
するとマネージャーっぽい男性がこう言った。


生活も保障する。ここからいつものアルバイト先に行き、いつも通り過ごし帰って来い。
ただ条件がある。
1 ここでの出来事を口外しないこと。
2 ここでの彼女の命令は絶対だ。
3 もし逃げ出してここに帰って来ない日があったら君に、罰を与える。

以上だ。そう言って男はドアを閉めた。
部屋の中には机とベッドとタンスがあった。
男物っぽい感じの服がいくつか入っていた。
これは何かの実験なのか?
ぼくはない頭を精一杯回転させた。

ぼくはヤバイ事件に巻き込まれたのかと思った。

ただやることはバイトくらいだし、ここから通えと言っても同じ都内だ、スマホさえあればなんとかなるだろう。
そう思った。

そして、僕は少し眠りについた。
生活の保障をしてくれるならアルバイトを辞めても良いんじゃないのかと解釈もできたが、逃げるなと言われたから、一日中ここにいるよりかは外に出た方が良いだろうと思った。

しばらく寝ていたと思う。時間は昼の12時だった。パンケーキ屋さんを出て、そのまま夜からお昼過ぎまで寝てしまったらしい。今日も休みにしたからまぁ特にすることはないが、ここの家の外が気になった。
ここの部屋には窓もない。
僕はベッドから出てドアに近づいた。
ドアの下に手紙があった。
(ご飯をドアの外に置いて置きます。
ここは渋谷駅から20分ほどの家です。仕事に向かう時間になったら玄関の前のボタンを押して下さい。お迎えの車が来ます。その車でバイトに向かって下さい。2つ目のバイトも迎えが来るのでその車で。終わったらまた車でここに戻って来て下さい。)

そう書いてあった。僕の生活と場所が分かっているかのようなタイミングだった。

車にのっている間はまたアイマスクをされるのか?
僕はそう思ったが、手紙の内容に従うしかなかった。

とりあえず今日は休みで明日の17時くらいにここを出れば間に合うと思ったのでそのメモをドアの外に出して、また眠りについた。
途中でトイレに起きたが部屋の中にトイレとお風呂があったので出なくても済んだ。ご飯はまた外に置いてあったのでそれを食べて、寝ての繰り返しだった。不思議な事に家の中は静かで物音一つしなかった。
僕はスマホで動画を撮りYouTubeにアップした。いつもは自分の家から一発芸の動画をあげている。この日はこの謎の家からアップした。やらなくても良いと思ったが特にすることが無かったのであげた。特にすることも無かったのでスマホの充電をして、動画を見て、時間が過ぎるのを待っていた。
ここに来て三日目の夕方、
先ほどの手紙通り、僕は車のお迎えを呼び、バイトに向かった。やっぱり車の中ではアイマスクを着けられ、運転手は最初にこの家に来たときと同じ、背の高い男性だった。


報酬と監禁。に続く。



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