♯65子供会、前向きに「戸締まり」します!〜リソースを子どもに全振りする、会長としての決断〜
おはようございます。今朝はあいにくの雨ですね。
予定していた散歩を、noteの執筆に切り替えた40代のメガネです。
「子供会なんて、古臭い前例踏襲の塊。変えるなんてムリ。」
そんなイメージ、ありませんか?
かつては地域コミュニティの主役だった組織も、共働きが当たり前の現代では、どこか「重荷」のように感じられてしまう。正直なところ、私も「自分たちにメリットがないなら、やるべきではない」と割り切っていたタイプでした。
しかし、伝統を感じるこの土地に憧れて家を建てた手前、行きがかり上加入したのが数年前。それから月日は流れ、気づけば会長を引き受けて2年が経とうとしています。
私の今のミッションは、この組織をどう着地させるか。いわば「クロージング(戸締まり)」の計画を描くことです。今回は、この組織とどう向き合い、何を次世代に遺すべきか。模索した日々を振り返ります。
「昭和のOS」をアップデートしたい
加入して最初に驚いたのは、活動内容の「OS」が昭和のまま止まっていたことでした。
「予算がないから、新しいことはできない」という諦めや、町内会・PTAへの過度な配慮(ノルマ)。中でも一番の違和感は、口座に眠る2桁万円以上の繰越金でした。惰性で残高を増やし続けるその状況に、投資が趣味の私は「このインフレ時代に、ただ寝かせておくのは損失だ!」と心の中で叫んでいました(「がめつ過ぎやろ」と妻に突っ込まれて終わりました)。
予算がないのではなく、変化を起こすための「思考の柔軟性」が不足しているのではないか。そう感じながらも言えない日々が数年続きました。
会長になってからは、自分たちにとって持続可能な形を探ることを最優先して、徹底的に「無駄」を削ぎ落としました。
旗当番の削減: PTAの方針に盲従せず、親の心理的負担をカット。
完全ペーパーレス化: 印刷の手間を省き、連絡はLINEへ集約。
オリジナル体験への集中: 夏レクを復活させて、ボウリングや焼き物体験など、子どもの記憶に残るレクを実践。
メンバーが少人数になったことを逆手に取り、「上っ面ではない、本音の運営」を心がけました。余計な手間を省き、浮いたエネルギーをすべて「子どもたちの体験」へ集中することも意識しました。
「地域への義理」か、「一生モノの思い出」か
現在、会員数は片手で数えられるほどの人数。2年後には数年後には大半が卒業を迎える規模。組織としての限界は、誰の目にも明らかでした。
ここで無理に延命させるのは、次世代に「負の遺産」を押し付けることに他なりません。あの口座残高も有効活用されずに終わってしまう。私は先週の引き継ぎ会で、親御さんたちに思い切った提案をぶつけました。
「この会は、2年後に解散しましょう」
私がこだわりたかった議論の焦点は、歴代の先輩たちが積み上げてきた「繰越金」をどう扱うかでした。形を整えて地域に寄付するか。それとも、今ここにいる子どもたちのために使い切るか。
皆さんで話し合い、たどり着いた答えは、シンプルで力強いものでした。
「地域への義理」 < 「子どもたちの一生モノの思い出」
クローズを見据えて、一円も無駄にせず、計画的に子どもへの投資に全振りする。潤沢な資金と、限られた時間。この制約の中で、子どもたちが一生忘れない「最高のフィナーレ」をデザインしよう。そう改めて決意を固めることができ、スッキリとクリアに思いを整理できました。
潔い背中を、子どもたちに見せる
もしメンバーが多ければ、従来の価値観に阻まれて改革は難しかったかもしれません。しかし、会長として勇気を出して意見を伝え、改善できたちょっとしたことは、私にとって「仕事」とはまた違う大きな財産になりました。
利害関係のない地域の方々と、覚悟や思いを共有し、コミュニティの本来の形を体感する。これは一人の人間として、代えがたい成長の機会でした。
組織という枠組みを閉じる(戸締まりする)ことは、決して敗北ではありません。 古いOSを脱ぎ捨て、新しい関係性を築くための「前向きな決断」です。子どもという未来へ全投資して旅立つ。それこそが、私たちが示せる誠実さだと思うのです。
2年後の今日、「最後だったけど、最高に楽しかったね!」と言って幕を引きたいと思います。そして至らない会長をいつも支えてくれる妻に深く感謝。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
