【洋楽レビュー#22】 I Miss You | Blink 182
会いたい人がいる
でも言葉が見つからない
メッセージを書いては消す
また書いて、やっぱり消す
「会いたい」
その一言が重くなる
伝えたら
何かが変わる気がして
でも
黙っているのも少し苦しい
頭の中には
その人の声が残っている
何も話していないのに
会話だけが続いていく
元気かな、と考える
今なにしてるのかな、と考える
気づくとまた
その人のことを思っている
そんな日、
あなたにもある?
今日ふと浮かんだのが
Blink-182の「I miss you」。
※ここからは是非、聴きながら読んでほしい。
この曲を聴くと、
うまく言えない感情が静かに出てくる。
会いたい。
でもそれをそのまま言えない。
そんな距離感を
そのまま歌にしたように感じる。
今回いちばん残ったのはこの歌詞。
Don't waste your time on me, you're already
The voice inside my head
少し分けて考えてみる。
don’t waste your time on me
直訳すると「僕のために時間を無駄にしないで」。
この言葉、
突き放しているようにも聞こえる。
だけどその直後に続くのが、
you are already the voice inside my head
「君ははもう
僕の頭の中の声になっているんだ」。
つまり、
もう心の中に存在している。
ここがこの曲の
いちばん静かな部分だと思う。
この歌詞、
こんな風にも聞こえる。
「わざわざ会わなくてもいい」
と言っているようで、
本当はその逆。
もう頭の中にいるくらい
その人のことを考えている。
言葉では距離を置いている。
でも気持ちは離れていない。
こういう感情、
恋をしていたらみんな経験あるよね。
I miss you は
単純に「会いたい」ではない。
「あなたがいないことを感じている」。
その不在を
静かに受け止めている言葉。
この曲の歌詞も
その感覚に近い気がする。
会いたい。
でもそれを強く言えない。
そんな気持ちが
少しだけ見える。
今、頭の中に
誰かの声が残っていますか。
もし浮かんだ人がいるなら、
その人はたぶん大事な存在。
無理に言葉にしなくてもいい。
でも、思い出したことは事実。
今日はこの曲を
もう一度聴いてみてほしい。
そして、
自分の中の声を少しだけ聞いてみて。
次回も、その日の気分で
洋楽を一緒に読んでいこう。
