283話 ケムルの望み The Hope of Kemul【エジプト編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
王は、機嫌よさそうに言った。

ケムル王国には、もうそなたしかおらぬ。
よって、ナムルよ、
「そちを宰相に任命する」
「は?・・さ・・宰相?」
「さよう。王のほかにはそなたしかおらぬ。」

「たのむぞよ宰相殿」
「え・・・ええ・・・」
「宰相殿・・・早速じゃが、外交文書の発行を頼む」

「は、はっ。そのあて先は?」
「アメンラー王国 ネフェルイウリア王妃陛下あてじゃ」

「え?・・・」
この展開には驚くしかない。
そのころケムル王国は、大臣クラスの諸領主がそれぞれ領国に帰り、
それぞれが軍備を固めつつある。

例えば、サルカ領(属国)では、
穀物などの食料を、王都へ提供するのを停止し
王都は、早くも品不足になっている。
また、バルシャ領(属国)が独自通貨を発行したため
ケムルの通貨を商人らが受け取らなくなり、
経済は混乱、すでに価格が高騰してしまっている。

ケムル王国は、戦国時代の様相である・・・・
そんな中・・・なぜ敵国に・・・・

「宰相殿・・・少しでも早い方がよいな。」

「あ・・・承知仕りました・・・」
「ナムル宰相は、準備に走った。」

夏休みですからね・・・・

この物語には珍しく・・・
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