鳥 【クリスマスオーナメント12】
🎄 クリスマスツリーのオーナメント、鳥の起源とその意味 🕊️
クリスマスツリーに鳥のオーナメントを飾る習慣は、主にヨーロッパに起源を持ち、いくつかの象徴的な意味が込められています。
1. 平和と愛の象徴(ハト)
•ハト(特にキジバト)は、キリスト教において平和、純潔、魂、優しさの象徴として非常に重要です。
•ノアの方舟の物語で、洪水が引いたことを知らせるためにオリーブの枝を加えて戻ってきたのがハトであり、これが「平和の象徴」としての起源の一つとされています。
•また、キジバトは一生つがいで過ごす習性があることから、愛や家族の絆を象徴するとも言われています。

2. 復活と永遠の命の象徴(クジャク)
•クジャクは、その羽根が抜け落ちても再び生えてくることから、復活や永遠の命の象徴とされています。
•特に、イエス・キリストの復活を象徴する鳥と考えられています。

3. 幸運と生命力の象徴
(ヨーロッパコマドリ、巣)
•ヨーロッパコマドリ(ロビン):イギリスでは「クリスマスの鳥」として親しまれ、その赤い胸の羽は、キリストの茨の冠から血が飛び散って染まったという伝説があり、幸せを呼ぶ鳥とされています。また、冬の寒さの中で目立つ姿が、冬至を過ぎてよみがえる太陽の生命力を讃える心情とも結びついています。
•鳥の巣:ツリーの枝に鳥の巣(オーナメント)を見つけることは、健康、幸福、繁栄をもたらすというドイツの古い民間伝承(フォークロア)に由来すると言われています。巣は「家庭」や「家」の象徴でもあります。
これらの鳥のオーナメントは、単に装飾としてだけでなく、家族の幸福や平和への願い、そしてキリスト教の信仰に深く根ざしたメッセージを伝えるためのものとして飾られてきました。

【鳥年表】
鳥のオーナメントは、初期のクリスマスツリーの装飾が持つ宗教的・象徴的意味を色濃く残しています。特に、近代のガラスオーナメントの誕生とともに、その種類と人気が広まりました。
16世紀 ドイツ(発祥)
クリスマスツリーの原型が誕生。初期のオーナメントはリンゴ、ナッツ、お菓子、パンなど、食べられるものや自然のものが中心。鳥そのもののオーナメントはまだ一般的ではなかった。

19世紀前半 ドイツ(ラウシャ)
ガラス製オーナメントの発明。生のリンゴの代替品として、ガラスボール(クーゲル)が作られる。この技術発展により、より複雑な形のオーナメント制作が可能になる。
ハト:平和、純潔、聖霊の象徴として。
クジャク:復活、永遠の命の象徴として。これらはキリスト教の伝統的なシンボルとして、初期から存在していた可能性が高い。

19世紀後半 欧米(普及期)
ドイツからイギリス、アメリカへとクリスマスツリーの習慣が広まり、ガラスやブリキ製の華やかなオーナメントが大量生産されるようになる。動物や人物など、モチーフの多様化が進む。
ハト、クジャク:引き続き定番。
ヨーロッパコマドリ (ロビン):イギリスで「クリスマスの鳥」として親しまれ、幸せを呼ぶ鳥として人気に。
鳥の巣:幸福や繁栄のシンボルとして。バタフライ(蝶)など、スプリングのついた装飾的な鳥も登場し、ツリーを華やかに飾る。

20世紀前半
アメリカ(大衆化)
ウールワースなどの百貨店を通じて安価なガラスオーナメント(例:シャイニー・ブライト)が普及。より多様な色と形の鳥のオーナメントが大量に家庭に広がる。
一般的な小鳥(スズメ、ウソなど):具体的な宗教的シンボルというより、愛らしさ、森の生命、幸福を象徴する装飾的なモチーフとして定着。

20世紀後半〜現代
世界中(多様化)
手作り、ヴィンテージ、コレクターズアイテムなど、装飾の多様化が進む。特定の鳥のオーナメントを毎年集める文化も生まれる。
枢機卿(カーディナル):北米で、亡くなった愛する人が訪れるサインとされる伝説から、故人への思いを馳せるモチーフとして人気が高まる。
カラフルなオウムやエキゾチックな鳥:装飾性やデザイン性を重視したものが増える。

