座敷わらし【妖怪図鑑〔8〕】
座敷わらしとは
座敷わらし(ざしきわらし)は、主に岩手県を中心とした東北地方に伝わる妖怪です。家や蔵に住み着く子どもの姿をした精霊、あるいは家の守り神とされています。
姿と特徴
•年齢・性別: 5歳から10歳くらいの幼い子どもの姿で現れることが多いです。性別は男の子、女の子の両方がいるとされています。
•服装: 男の子は絣や縞の黒っぽい着物、女の子は赤いちゃんちゃんこや小袖を着ていると言われます。
•髪型: おかっぱ頭やざんぎり頭が多いとされます。
•性格: いたずら好きで、夜中に糸車を回す音を立てたり、小さな足跡を残したりします。
伝承と信仰
•家の繁栄: 座敷わらしがいる家は繁栄すると言われており、家運隆盛の象徴とされています。逆に、座敷わらしがいなくなると、その家は衰退してしまうという伝承があります。このため、座敷わらしがいることは、その家の誇りであり、大切に扱われてきました。
•見る人: 大人の目には見えないことが多く、子どもたちには姿が見えたり、一緒に遊んだりすることもあると言われています。
•起源: その起源には諸説ありますが、「口減らし」のために殺された子どもの霊が、家の守り神としてとどまった姿だという説や、家の神が零落した姿だという説などがあります。
•金縛り: 寝ている人の胸に乗ったり、胸の上で相撲をとったりして、金縛りにあわせるという話も伝えられています。
座敷わらしは、現代においては、開運の象徴や可愛らしい存在として捉えられることが多く、座敷わらしがいるとされる旅館は観光地としても人気があります。

【感想】
おなじみ「座敷わらし」ですが、
「口減しの子ども」、「神が零落した姿」が
ルーツとは、びっくりですね。
これらが福をもたらすとは信じ難いですが、
座敷わらしとして現れる頃には、
既に鎮魂が終わり、丁寧に祀り終えられ、
家の守り神となった状態だそうです。
座敷わらしとして人々の前に現れるときには、もはや単なる「怨霊」や「零落した神」ではありません。それは、家族の温かい心や信仰によって「鎮魂され、丁寧に祀り終えられた結果」として、家の守り神、つまり福をもたらす存在へと姿を変えた状態なのです。
もし、鎮魂がされず、祀られなければ、それは座敷わらしではなく、祟りをもたらす「悪霊」になっていたかもしれません。そして、神が零落したまま放置されていれば、その家は衰退し、家から姿を消してしまっていたでしょう。
座敷わらしの伝承は、人の行い(鎮魂、信仰心、慈しみ)が、不幸な霊や零落した神の性質を変え、やがて家の繁栄をもたらすという、日本の独特な死生観や信仰心が反映されたものと言えます。
災をもたらす者も、
しっかり祀れば守り神になる。
日本だけとは思いませんが、
確かに独特な価値観ではありますよね。
私は嫌いですよ。人の本質は変わらないから
変えようとされるのも迷惑だし笑
