ReWrite(?): Zoom Separate Performance Review
これはリライトになるのか謎です。
またまたリライト(的な)記事になります。
こちらもなんの脈略もなくラインナップに復刻したモデルで、寧ろこっちは”まじで何が要因で復活したか全くわからない”です。
以前投稿したHyperdunk 2017に関しては、記事に投稿した通り要素がある以上はある程度は仮説が立ちそうじゃないですか。
でもこのシューズに関してはソールユニット自体も結構特殊だし、ソールユニットをで流用してるわけでもないので、本当に謎…。
というわけで今回は”Jordan Zoom Separate”を改めて見てみようと思います。
復刻したことを無理やりにでもこじつけるならば”Luka 4”と”Luka.77”の存在。
シリーズ最新作&併せて投入されたLuka初のテイクダウンモデルは、このZoom Separateと共通したソールセットアップ(フォアの下に”縦型”に搭載されたZoom Air バッグ)をしているということ。
とはいえ、
使われている細長いZoom Airバッグは一般的な形状なものなのでわざわざ起こし直したものでは多分無い。
フォア下に”縦型配置”するという製造工機・治具の関係という可能性だとしても、だったら素直に”Luka.77”とかの製造量を増やしたほうが都合が良い(上モノや仕上がりが違う以上、別ラインで作るほうが効率悪い)
だと思うんですよね。
よっぽど上モノが余ってたとかじゃないと、わざわざ古い型から起こし直してるってことになって、シンプルに余計にコストかかるよね、と。
なので、本当に何が合って復刻させたのか経緯が全く分かっていないんです。
一消費者的には「わーい!やったー!また履ける!」ぐらいで良いのかもしれませんが、気になっちゃう性分でして…。
さて話を戻しまして、このシューズ自体に戻ります。
このシューズは上でも触れた通り”Zoom Airバッグを縦型に配置する”というユニークなセットアップが特徴的なシューズでした。
Lukaの独特なステップバックに対する最適化案として誕生したコンセプトでありつつ、直進方向ではZoom Air返りも利用出来るという結構意欲的な構造でした。
今回、Luka自信のメインラインとして改めて採用されることとなったこの構造、改めて振り返ってみようと思います。
今回復刻したのは、シンプルなブラックxホワイトメインのカラーとマルチカラーの2種。
購入したのはブラック x ホワイトの方にになります。

今回も”リライト”ということで、デザインだったりとか大枠変わらない所に関してはスキップして、サクッとした記事に仕上げようと思います…が、
表題に”?”を入れてる通り、厳密にリライトとしていいのか悩んでたんですよね。というのは、今回の復刻、”グローバルラスト(PFではない)”が選べたわけで、もちろんグローバルラストを購入した次第です。
というわけで、その辺りだけは触れていこうと思います。
■フィット
とはいえ、ここ最近はグローバルとEP・PFの差というのはあまり意識せずに済むようになって来ているかなと感じます。
昔より「べらぼうに広すぎて埋められない…」というシチュエーションは粗なくなりました。…まぁあくまで感覚値ですし、人間の足なんてしょっちゅう変わってますんで唯単にその時々の足の状況に寄るのかもしれませんが…。
話を戻しまして、とはいえ横並びで比較した場合にはやはり若干の違いは感じる訳です。

Zoom Separateにおいて、PFとの差は”横”と”高さ方向”の2軸がだいぶ違った印象になります。
横幅に関して、PFバージョンではシューズ内で自然に足を広げてもまだ余裕有るくらいにはスペース有るんですが、グローバルラスト版では丁度良い程度まで絞られてます。
これにより中で足が遊び辛く、中でスライドしちゃう様な動きが発生し辛くなっていました。

また、高さ方向。
PFモデルでもクリティカルな程高かった訳では無いですが、自分の様な薄足の人間にはこちらの方がもう1段フィット感が高まります。
結果的にはこちらのほうが個人的にはやはり満足度が高くなります。

構造自体は変わらないので割愛させて頂くとして、ネオプレンの様な素材が相変わらず心地よい足当たりをしてくれます。
ただ、擦れだったりに弱いのが弱点なんですよね。
特にフォアのレースループ部分なんかは露出している分余計にダメージが入りやすい。
ヒールパッドも必要にして十分。
相変わらず良く出来ているプロダクト、というのが素直な印象です。

■ソールフィール
続いてソールフィール。
これがこのプロダクトのユニークなポイントですよね。
インソールは、おそらく少しお金かけたさらさら表面のファブリックなんですけど、正直滑るので個人的にはあまり好きではなく…。
レギュラーで採用されているファブリックの方で良いです…。
フォームの素材としては少し厚め・低反発寄り。
足裏のスペースを埋めてくれる系です。


ソールユニットで特徴的なのは上でも書いた通りの”縦置きZoom”の他にもう1点、デュアルデンシティフォームを用いていることが挙げられます。
異なる硬度を持つフォームを踏む場所に応じて切り替えており、ソフト・ハードが異なる仕様になってます。
具体的には、写真で言う黒のフォームがハード、白がソフトフォームです。
要するに意図的に母指球側に重心を乗せたい”仕様”です。

それを余計に冗長する用に縦に配置されたZoom Air。
これにより、より明確にインとアウトの切り替えが明確になっています。
履いてみてもらえると分かる通り、ボトムロードのZoom Airバッグはアウトソールフラットよりも若干張り出してるので、接地感としても明確に”分離”している事を感じられると思います。

これは明確な”癖”なので、合う人・合わない人がいると思います。
個人的には大好物ですw
この癖のある乗り味に慣れるとなるほど、確かにステップバック等のキレは増しつつ、縦に置かれたZoom Airにより前方向の重心移動や返りも強いのでアドバンテージとなりやすいプロダクトだと思います。

だからこそ、見直されて改めて採用担ったのかなーと思ってたんですけど、Luka.77 も Luka 4もここまで露骨な感触ではなく、どちらかというとフラット乗り心地だったので「あれ?」と。
(癖なく使えるという意味では正解だと思います。もしくは着用時間によって出てくるかも。Luka 4の場合は特にベースのフォームが柔らかいので、沈んでくると。)

Lukaの関わるプロダクトはリサイクルのメッセージが強く出てくるのも高ポイントです。
もちろん世界的に企業でも熱心に取り組むべき、という背景もありつつ何でしょうけど、Lukaプロダクトに関しては出身のスロベニアをルーツとして全面に押し出している様に自分は感じています。
もちろんアウトソールなんかも混ぜもの入のラバーです。
そういえばPFじゃないからXDRではないんですよね。
でもトラクションの立ち上がりや硬さ的には正直あまり大きな差は感じないです。
もともとが少し固めのラバーという感じで、ぐぐっ止まるタイプです。

■重量
最後に重量。
26.0㎝で352g。PF比−2g(354g ※PF Ver)
ぶっちゃけ製造誤差レベルかと。

■Over All
ということで、以下に評価してみようと思います。
フィット … 9/10
グリップ … 8/10
ベンチレーション … 7/10
クッション … 8/10
コスパ … 9/10
-----------------
ALL … 39→42/50
だいぶスコア上がってしまった…。
いや、これ仕方ないと思うんです。
先に総評からですが、PFモデルのレビューでも書きましたが、前提として”ピーキーなモデル”であることは間違いないんです。
なので、まず合うか・合わないかで二分します。
そのうえで、「この特性が合います!」という方が見た場合に
”これが13,000円弱で買えます!”ってなったらどうでしょう。
そうなんです、当時はまだ横並びにまだライバルたちがいて切磋琢磨していた状況なんですが、現在に於いて、特に国内市場に置いては如実に値上がりしている傾向の中でこれだけが飛び抜けてしまうんです。
他のメーカーだとこの価格じゃバジェットモデルを買うのが精一杯です。
純粋なライバルは?と言われると、同じ価格ラインにいるのは”Luka.77”の存在。ただ、まだじっくり見れていませんが、少なからずこれよりもコストをかけて開発さた訳では無い認識です。(ビルドクオリティ的にも)
別に現行モデルを下げたい意図があるわけではないですが、
・アドバンテージを得つつ
・コストパフォーマンス良く
・良質なモデルを
という三拍子が揃っているという観点だけで見た場合に、特性が合う人にとってはこれ以上のものはなかなか無いかなと思いますんで、在庫が確保できる内に1足抑えておくとローテンションの強い味方になってくれるかなーと思います。
