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:Classic ?:Jumpman 2021 Performance Review

これも当時履かなかったモデル

ここ最近のNikeさんは何があったんですかね?Classicとも言えない微妙な年代のモデルを復刻してくれます。
つい最近で言うとHyperdunk 2017やJumpman Diamondなんかもそうですね。
Hyperdunk側はHyperSetがある。
Jumpman DiamondもLukaの功績を讃える文脈であればまぁ理解出来る範疇。

ただ、今回のJumpman 2021に関してはマジでわからないんですよね。
現行?のHyperSet 2のソールユニットはHyperdun Xのそれなので、こっちが復刻するならまだわかるんですけど、
このシューズに関してはわざわざ再販するメリットが出せたのかが謎です。

個人的には触れなかったことを少し公開してたモデルだったので有り難いは有り難いんですけど、であるならば他に復刻優先度の高いモデルが他に有りそうな気も…。

まぁそれはさておきで、今回は上で触れた通り”Jordan Jumpman 2021”を見てみようと思います。

ロードマップがどうなっているか、超見てみたいんですけど。
どんな意図・どんな目的でこれを復刻したのか。
個人的な予測では、多分当時に多かったこの大容量Zoom Airバッグをなにかに使いたくてで、その歩留まりの関係かな、と。
とは言え、その該当モデルの話は私が知る限り無いんですけどね…。

まぁ小難しいことは置いといて、当時履けていなかったモデルを折角の機会なので堪能させてもらいましょう!

今回チョイスしたカラーはブラックxホワイトのベースに差し色の蛍光系のグリーンが映えてます。
ちなみに嬉しいことにグローバルラストで流通でした。

■ディティール

まずは外観。
少し懐かしささえ感じるハイカットライン。

サイドシエルエットはメインストリームのテイクダウンらしく、Jordan 35の雰囲気をうまく踏襲する形で落とし込まれています。
流石にEclipse Plateは搭載されてませんが、 モチーフとしたサイドサポート・シャンクが外側ミッドに装着されてます。
機能・機構は必要最小限に削られてますけど、それでも十分に世界観をうまく表現出来ているかと。

インサイド側は流石に大人しめの仕上がり。とは言えミッドソールを削り込んでEclipse Plateのラインを出してたり、放射状に伸びるライン、レイヤーを重ねた土踏まずサポート部分等、デザインラインを忠実に再現出来ているかと。

流石にコスト差が大きいので、素材感や質感的としては大きく劣ります。
まぁとは言え、重要なのは機能だと思いますので。

■フィット

では、早速堪能させて貰います。
まずはラスト。

上記の通り今回はグローバルラスト展開してくれています。
確か当時はPFラストでしか国内流通して無くて、空間を上手く殺せなくてスキップしたんですよね。
とはいえ、とはいえ。というのが今回の結果でした。

縦は粗ジャスト・横方向は少しだけ指広がる程度・高さ方向、特にトゥボックスが上に少しだけ逃げがある構造で、この遊びが個人的には少し気になりました。
サイズは基本的にマイサイズで大丈夫だと思います。

内部はヒールセクションのスリーブとは接続されていないスリッパブーティー。
そこに薄い・フレキシブルなアッパーを重ねた構成。
薄いとは言え、放射状に伸びたステッチやデザインラインの弧を描いたパイプングも相まって必要な強度はしっかり作ってくれています。

ヒールパッドは流石にフラグシップのJordan 35の様に立体パディングを継承することは出来ず、パットも必要最小限という印象。
とは言え、流石のミッドカットなのでヒール後端への抑え込みもしっかり有り、抜け感や不安感は皆無です。

ロックダウンも必要十分。
レースラインはJordan 35同様上2段のみが貫通式、それ以外がレースループ。
とは言え、Jordan 35はこのレースループ部分が全てFlightWireでナイロンバンドがミッドソールまで伸びており、レースアップに応じて足への密着感を高める構造。
流石に底までコストを掛ける事は出来ないので、Jumpman 2021ではアッパーを折り返して、レースループを構成しています。
とは言え「不足か?」と聞かれても「これで十分」と言えるくらいにはしっかり足を保持してくれるので、最適なコストカット策と言えると思います。

プロダクト全体面で言うと、Jordan 35はフィットと同時に軽量を強く意識しているのでその差は流石に感じられると思います。
徹底的に削り込まれたフラグシップに対して、必要最小限に絞り込みつつ、必要な箇所は上手く折り合いを付けて仕上げているのを感じられるかと。

■ソールフィール

続いてソールフィール。

まずはインソール。
Jordan 35は流石のフラグシップでOrtholiteが使われていました。そう言えば最近見かけなくなりましたね。
Nikeの意地ですかね?似た感触・似た特性のインソールを使って入るものの、Ortholiteマークはないのでフル内製で仕上げているんですかね。
話を戻しまして、 テイクダウンであるJumpman 2021にそんな高いインソールは持って来れないので、これまた当時よく見掛けた薄いブルーのフォームのインソールが使われています。

厚みは薄めで、反発スピードも遅め。ヘタると戻ってこないやつですね。

底材に1枚薄めのクッションが入っています。

お待ちかねのソールユニット。
フォームの言及無いですが、感触的にはフルレングスファイロンフォーム。
それに組み合わせられる、フォアの大型Zoom Air。
内側の中足のシャンクは無し。アウトサイド側のEclipse Plate風のTPUパーツだけ。
アウトサイド側の中足部だけ、アウトソールの上にこのTPUパーツが回り込んでおり、これがシャンク代わりで剛性を形成している感じですね。
とは言え、全体的にフレキシブル系なのは確かなので、現在のトレンド的には履ける人が多そう・硬めを好む方は中足が離れる感触を感じられるかも。
人によってはフレーム付きのインソール等で補強した方が良いと思います。

インソールを変えたほうが快適な理由はもう1点。
フォア側の大型Zoom Airバッグに対してヒール側はフォームのみ。
一応全体バランス整えて、フラットになる様にドロップ設計はされているんですけど、プレーして熱が入ってくると必然的にヒール下がり気味になってきます。
この点も踏まえて、自身の好みに合う形でインソールを交換されるのがオススメと言えます。

ソールフィールは、個人的には”良い意味で自然”と評価できるかと。
サイドの見た目程ボリューミーでは無く、寧ろ薄め・フロアの近さを感じやすいです。
大きなZoom Airも反発をコントロールしやすい感触。
確かにもっとボリュームがあればもっと飛ぶモデルになったりとかアドバンテージが出てくると思いますが、それはそれでネガにも成りやすい一長一短なので、このくらいが個人的には一番しっくり来ます。
寧ろJordan 35では前後に搭載されたZoom Air、特にフォアのZoomTurboによって、接地の歪みや不安定さ、収束の悪さが出てしまい、私は使いこなすことが出来そうにありませんでした。
もう1点、これは好みの問題かもしれないですけど、最近のCushlon系列のソフトさと対比してダイレクト感があるのも個人的にはお気に入りのポイント。

アウトソールは全面縦方向ヘリンボーン。
ヒールとトゥの先端のブロックだけヘリンボーンの間隔が短め、それ以外の広範囲は少し広めに取られたトラクションパターン。
グリップは必要十分で埃にも結構強め、夏場のこの湿気でも粘りすぎない良い塩梅に仕上がっています。

■重量

最後に重量。
26㎝で324.5g。
十分に軽量級というか、多分ここ近年のモデルから見ても圧倒的に軽い部類に入ると思います。ミッド・ハイでこれですからね。

それで考えると、Jordan 35は思ったより…。(26cm/382g)
とは言え、実測では表現できないくらい軽く感じられるんですよね、あれ。フィットの妙ですね。

■Over All

ということで、以下に評価してみようと思います。

フィット … 8/10
グリップ … 8/10
ベンチレーション … 8/10
クッション … 9/10
コスパ … 9/10
ーーーーーーーーーー
ALL … 42/50

今の投げ売り段階でみると圧倒的コスパお化けと評価出来ると思います。
下手なシューズだと太刀打ち出来ないレベルで、コスパヤバいと思います。

確かに設計は古いかもしれないですが、現行でも全然通用するレベル、寧ろ勝っている部分があるくらいには良いモデルと言って過言無いと思います。

見た目は…好みによると思うのとカットが合えばではありますが、もしご興味あるようであれば、1足トライしてみる価値は全然あると思います。
特にG.T. Cut Academyが合う様な方には結構嵌まると思います。
やはりこの世代のバッシュが個人的には動きやすいです。

唯一気になると言うか不安なポイントは、当時のデザイン的な問題だとは思うんですがZoom Airの露出が少なからず有ることなんですよねー…。
アウトソールの境が剥がれないか?とバーストの不安が少しだけあります。
オンコートで使っている分には恐らくそこまで過度に心配する必要は無いんでしょうけど、外で使われる方は十分に注意されたほうが良いかなと思います。

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