広末涼子の双極性障害は甘えか?

広末涼子さんの事務所から、広末涼子さんの病名の公表がありました。
双極性感情障害ということでしたが、双極性障害というのが普通の言い方ですので、そちらで話します。

大きな反響を呼んだようで、今まであまり一般の人々には知られて来なかった「双極性障害」という病気が、Google上でもたくさん検索されたり、Xでもいろいろ囁かれています。

その中で「双極性障害は甘えか?」というものがありましたので、当事者の立場から、考察します。

まず、1型と2型で、病型がだいぶ違うので、そこは分けたいと思います。
双極性障害研究の第一人者の順天堂大学加藤忠史教授によれば、「生物学的に違う」ということですから、逆になんで同じ名前なのかというくらい違います。

激しい躁を伴い、人生と周りの人々を破壊し尽くす、と言われるのが1型。それに対して、長い鬱期間とマイルドな軽躁と呼ばれる状態を持つのが2型です。

広末涼子さんが典型的な双極性障害だとすると、離婚していること、波瀾万丈な人生などから、どちらかは、自明かと。

よって、ここでは1型について論じます。
「甘え」かどうかですが、現在双極性障害の大規模な遺伝子研究が行われています。筆者も、遺伝子や、病歴、知能検査、MRIなどを提供して、研究に参加しています。
そこでは、ゲノム解析などにより、双極性障害に特異な遺伝子のVariant(バリアント)を特定しようとしています。
そして、将来的にはそれに対しての新薬開発なども試みられます。

また、ただ、気分が沈んだ、上がったというだけでなく、双極性障害の場合効く薬も特定されます。
双極性障害の鬱の時に、まだ双極性障害と診断されていない時、うつ病の薬を安易に投与されてしますと、急激な躁転が起こり、大変危険な状態になることもあります。
このように、明らかに双極性障害である、という症状が出ます。

広末涼子さんのように、40代以降に診断された人は、ストレスなどが重なり、そこが発症のポイントとなったとしても、先ほど述べたように遺伝子レベルで生まれた時から持ってきたものだから、それまでに一杯やらかしてきているのです。
広末涼子さんのように、華やかな世界にいる芸能人だけでなく、普通の生活をしている一般人でも、周りの人から見たら、びっくりするくらい波瀾万丈な人生になっています。

広末涼子さんの場合も、「やっぱり」という反応が多いかも知れませんが、病気がわかってよかったですね。

一生たくさんの薬を飲んで、通院して、節制をして暮らさないといけないし、薬の中には「運転禁止」や、強い眠気や、倦怠感が出るものもある。

「甘え」とか「わがまま」とか言われても、1型だったら、100人に一人の病気ですからね。
しっかり、病気と向き合って、人生立て直せるんだったら、立て直すしかない。

#広末涼子双極性障害 #広末涼子甘え #双極性障害甘え #双極1型 #広末涼子病名公表 #バリアント #ゲノム #順天堂大学 #順天堂加藤忠史 #シュリンク #双極性障害発病

いいなと思ったら応援しよう!