Classic音楽Fiction P-1 呪いの指揮棒!! 幽鬼が降臨し 棒を振る
note writerの皆様 御訪問の皆様には、大石の駄文に御訪問頂きまして誠に有難うございます。今後しばらくの間「Classic音楽fiction」と題しまして、Classic音楽を題材とした「悲しい 少しだけ怖いstory」をUPさせて頂く予定です。何分大先輩「プレシャスプランナー様 和田大貴様」他等の見事なこなれた文章には遠く及ばねども、何か皆様のお心に残る作品を!! と努力させて頂きます。
❄ 登場する人物 紹介
★ 大澤慶次=売れない指揮者
★ 愛猫 ヒロ =慶次に拾われたメスの子猫
★ 徳川狂子=世界的violinist
★ 徳川助十郎=四井徳川財閥 会長
★ R-バーンスティン
★ NY-Po orchestra
★ etc
(1) 「指揮者になりたかった男」
大澤慶次 、、、決して著名では無い音大「東方音大指揮科」をやっと卒業し、その4年間での奨学金借金¥8000000を抱え、どの様に返済をしていくか? それ以上に、思った以上に指揮者としての仕事の口/声がかからなかったからなのだ。
既に「人間としても指揮者としても、音大在学中から勝負は決まって」いた様で、ライバルたちは国内外での多数の指揮コンや特別受講を受け、既に卒業後の将来を約束された様な者達も多かったが、この大澤慶次には終ぞそういう話も何も無かった。
何故なら? この大澤慶次は「指揮者としてのもって生まれた才能実力も、決して人一倍在った訳でも無く、何より大切である容姿でさえも、背は低くmaskも十人前以下の男しこめであり、取り立てて何か取り柄が在る様でも無かった つまり「指揮者としての 人としても内外問わず魅力の無い男」だったのだ。極たまに忘れた頃にやって来る「公立学校の鼓笛隊や吹奏楽部の臨時指導=それも見事に下手通り超えたやる気の無いガキ共の指導」やら「三文貧乏会社コーラス部の 見事にブスしこめ揃いのお化け屋敷指導」等のクズバイトしか来なかったし、到底奨学金返済等は出来ない。
今日も臨時のバイトが来たが、何と「カラオケのぶっ壊れた三文居酒屋での臨時の電子piano弾き=酔っぱらいの下手な歌の伴奏」だった。
散々に使い古された「メロ譜とchordだけのこ汚い譜面」を必死で見ながら
下手を通り超えた酔っぱらいの伴奏は、まさに苦行そのものであり更に何と!! 「キーが高いの低いの!! 俺のtempoに合わせろ!! 」の何の、僅かな乞食銭払って来る「客もどきのよっぱらい」には、もう反吐が出る寸前だった。
おまけに其処の電子pianoは? 何処から拾って来たのか? かっぱらって来たのか? 傷だらけ埃だらけで音も悪く幾つか鍵盤押しても音が出ない!!
と言う、そこらの三文乞食でもいらない様な酷い電子piano!!
こんなガラクタ弾かされて小銭稼ぐ様じゃお終いだと思った。
こんな馬鹿みたく乞食バイトに一回数千円のバイト代貰い、その僅かな銭金握りしめて「百均の店に飛び込んで、安くって腹持ちの良さそうな食い物をあさる」こんな生活を送る日々、、、相も変わらず奨学金の¥8000000の返済の目途は全く全然一切つかない。
自分が払えねば、底貧乏の両親に催促が行くだろう、、、間違い無く自己破産に夜逃げだろうなぁ。だから親たちは常々言っていた、、「音楽なんぞでは食えないから趣味道楽に留めて、真面な仕事に付いてくれ」と。
「俺の人生こんなもんか? 指揮者としての夢はどうしたんだ?」と。
気が付けば、やせ衰えて骸骨の様に惨めな自分が其処に居た。
そんな中、大澤慶次にとある出会いがあったのだ、、
(2) 「腹を減らしたメスの野良猫との出会い」
とある日の小雨の夕刻、「時折臨時で講師を受け持つ、某音大希望の受験生宅に個人指導」に行った帰り道、、、、例の「百均店」の駐車場の隅で
か細く鳴いている「薄汚れた子猫」を見つけた。
大澤慶次を見つけたその子猫は、夢中で側に寄って来てスリスリを始めた。
「何だ? お前も腹が減ってるのか?」 大澤慶次は元々動物は好きだったのだが自宅が狭く経済的にも厳しかったので、動物は飼えなかった。
今の六畳一間のボロアパートならば、元々小汚い上に大家の爺も半ボケだったから、、「バレなきゃ良いだろう」と大澤慶次はその子猫を抱いて連れ帰った。
早速に大澤慶次はその子猫を、ヤカンの湯を沸かして洗面器の中で奇麗に洗ってやると、、何とその子猫はメスだった。
真っ黒だと思っていたのは薄汚れていたからで、実は? 元々は真っ白の実に奇麗なメス猫だったのだ。
そのメスの子猫はお湯の中で洗われていても実に大人しく、中古品のボロなヘアドライヤーで乾かしてやる時も鳴きもしなかった利口な猫だ。
一通り奇麗にしてやると、「何も無いけど俺の飯を食うか?」と大澤慶次は
百均で買い込んだ安い怪しい鯖缶を開けてやり、その子猫と一緒に晩飯を食ったのだ。余程空腹だったのか? そのメスの子猫は夢中でその鯖缶をほとんど食べてしまったが、大澤慶次は何故か嬉しかった。
メスの子猫は舌なめずりしながらおわんの水も沢山飲んだ。
ようやく満足したのか? そのメスの子猫は何時の間にか膝の上によじ登り
慶次に抱かれて寝てしまっていた。
その夜は、大澤慶次の、くたびれたせんべい布団の中で一緒に眠ったのだが、大澤慶次はこの夜実に不思議な夢を見たのだった、、、、
夢の中でこの拾われたメスの子猫が出て来て人の言葉をしゃべるのだ。
それは?「あんちゃん!! はやくあたしに名前を付けてっ きっと恩返しするよっ」と。翌朝目覚めた慶次は? 流石に変な夢を見たけど、、、まぁこいつの名前も必要だと思い、拾った女の子だから「ヒロ」と名付けた。
この「拾われたメスの子猫ヒロ」はもの凄く利口だった。
ボロアパートの部屋から外には決して出ず、周囲の部屋の住人にも気づかれる事も無く、トイレなども初めからきちんと出来ていて「本物の猫砂が買えない為に、深夜近くの公園から持って来た普通の砂」をトイレ代わりにしていたが、つど側の濡れ雑巾に両足を乗せ、洗面器のお風呂が大好きと言う珍しい猫 ヒロだった。
とある夜、大澤慶次が慣れないバイトで疲れ切って帰宅し、ヒロに飯を食わせただけで眠り込んでしまった深夜、、慶次はまた実に不思議な夢を見た。それは?「ヒロが夢の中で また人の言葉をしゃべるのだ!! =慶次のあんちゃん!! 指揮者になりたいの? あたしが夢をかなえてあげる!! 唯ひとつだけ約束して 絶対にあたし以外の女の人を好きにならないで!! ヒロだけを生涯好きでいてくれたら、必ず慶次あんちゃんの夢も叶えてあげる!!」と。
翌朝久々気持ち良く起きた慶次は、その不思議な夢を思い出しながらヒロに
「昨日変な夢を見たけど、俺の彼女はヒロだけだよっ 願わくば指揮者の仕事が欲しいけど、、無理だよなぁ、、お前はほんとに可愛いなぁっ」と。
ヒロを力いっぱい抱きしめて愛撫してあげる至福の時だった。
この時ヒロは、この慶次の言葉を真剣に聞いていたのだった。
(3) 「少しづつ 事態は確実に良い方向に動き出す」
この変な夢の後、、、何故か?急に大澤慶次の周囲に不可思議な事が起こり始めるのだ。まずびっくりしたのは?「母校音大でのpiano科での臨時講師」として招かれた事!! 臨時講師とは言え定期的な収入も確保され、昼飯も学食堂で安く食える。更には?「某一般大学だが、なかなかの優秀な学生orchestraから、臨時の指揮者代行を依頼」され、大好きで在った曲「チャイコフスキーの5番」を指揮できることにもなった。
これで何とかほんの少しでも借りている奨学金の返済も出来そうだし、何よりも本職の指揮者としての活動も希望が視えて来たからだ。
piano科の臨時講師は、本来なら別の人間が就く予定が急遽健康の悪化で断念、大澤慶次におはちが回ったらしく、学生オケの場合は? 予定指揮者が
急にコビッド19(corona)に感染し、駄目になったらしいと。
他人の不幸を喜ぶわけでは決して無いが、大澤慶次にとっては「棚から牡丹餅どころか? 棚から現金が振って来た」様なものだった。
慶次は喜んで、愛猫のヒロに「きちんとしたCat-Houseと専用のtoilet 更に
奇麗なネコ砂」を買ってまずヒロにお礼のプレゼントをした。
ヒロは,慶次の眼をじっと見つめながら嬉しそうに膝上に乗っかって、しきりに咽喉をゴロゴロと鳴らし嬉しそうに鳴いていた。
(4) 「心の彼女 愛妻 ヒロ!!」
その日慶次は、古い煎餅布団を処分して新しいフカフカの新品布団を敷いて、何時もの様にヒロと眠りにつくが、今日一日の事をヒロに話すのが慶次の日課だった。
その話を「咽喉を鳴らしながらじっと聞いているヒロ」を観ながら慶次は何時の間にか深い眠りにつくのだが、、、、こんなは馬鹿に具体的な夢を視た
それは?、、、「メス猫のヒロが何時の間にか人間の女性になっていて、慶次に添い寝していた!! 驚く慶次にその女性は、その晩慶次を素晴らしい忘れられぬ夜に誘って」くれたのだ。
(5) 「出世階段を駆け上がる大澤慶次」
仕事と「夢の中のvirtual異性」と言う二つの希望を叶えつつある大澤慶次だが、不思議と良い事は続く物で、過日指揮した「某大学orchestraの首席指揮者」に推薦され、更には「地方の田舎だが、最近出来たばかりのprofessional-オケの音楽監督&首席指揮者」にも就任が決まった!!
本当に夢の様な話ばかりで、大澤慶次は此処で「全ての貧乏くさいバイトを全部辞め」音楽 指揮者活動に専念できるようになり、驚いた事に何時の間にやら「小汚いボロアパートを引き払い、賃貸だが小さな奇麗なマンションに引っ越せる」までになっていた。全て猫のヒロのお陰だと思った。
大澤慶次は、なお一層ヒロを大切にし愛しみ一生懸命に育てたのだ。
何時の間らか、あの小さく痩せ細り貧相だったヒロは、実に大きく奇麗になりピカピカに白光する素晴らしい美猫に成長したのだ。
一番の不安だった奨学金返済の¥8000000は徐々にだが減って行き、確実に負担は軽くなって来ていた。
大澤慶次は、何処に行くにも必ず「愛猫ヒロを同伴」し、小型のpet-cageの中に大切にヒロを格納し、どんな場所にでも連れて行った。
(6) 「愛猫 ヒロからの最高のプレゼント!!」
とある深夜、大澤慶次が連日の激務で死んだように眠る中、愛猫ヒロからこんな事を告げられたのだ。
「あんちゃん!! お庭の一番端っこの樹を見てごらんよ この樹を使って指揮棒を造ってごらんよっ きっと凄い事が起きるよっ」と。
次の日の休日、大澤慶次は愛猫ヒロに夢の中で告げられた様に、庭の端っこに在る樹に注目した。確かに其処には?「不思議な程に真っすぐに伸びた、如何にも丈夫そうな樹が育って」いた。
それを丁寧に切り取り、丁寧に加工してラッカースプレーで白く塗装して
ワインのコルクを利用して握り/gripを装着して立派な指揮棒が完成した。
ヒロに見せながら少し振ってみると、、、、不思議な程に軽くしかも丈夫で折れ難く、異様な程に身体全体が音楽に包まれるか?の様な感覚に陥る指揮棒だったのだ。
大澤慶次は、次の日から早速この「愛猫ヒロからのプレゼントされた指揮棒」を使って音楽を奏でたのだが、、、実に不思議な事に驚く程にオケの音の鳴り方が全然違う!! びっくりする程良い音でオケが鳴るのだ!!
オケの連中も驚いていて、密かに「この大澤何某と言う指揮者は、こんなに良い音を出せる指揮者だったのか?」と。
これをきっかけに、大澤慶次の指揮者人生は一変するのである。
(7) 「異例の大躍進を続ける無名の指揮者」
この頃からだろうか?、、、、無名の指揮者だが「大澤慶次と言うなかなか優れた若手の指揮者が居る」と評判になったのは、、、、
まず信じられぬ偶然は? 「来日しているAmericaの世界No1のorchestraである
NY-Po 同行指揮者のR-バーンスティンがlive直前に急病」で倒れ、急遽同じホテルに愛猫ヒロと共に宿泊していた大澤慶次に声がかかった。
バーンスティンの専属managerより突然の英語の電話に「指揮が出来るか?」
「必ず期待に応えます」との確約に、大澤慶次は急遽、燕尾服に着替える間も無く何と「上下Denim」と言うRoughなStyleで指揮台に立ち、例のヒロからpresentされた指揮棒を振り降ろした!!
当初、NY-Poの大ベテラン楽員たちは、この日本の若い無名指揮者を小馬鹿にして鼻でせせら笑っていたのだが、この男=大澤慶次は? この「マーラーの
難曲 symphony No1-Titan」をNo-Scoreで、堂々と振っている!!
しかもこれだけ自信と確信に満ちて、、、何時の間にか世界一のNY-Poは
大澤慶次の指揮棒に、まるで魔法にかけられたかのごとくTitanを素晴らしい演奏で応えた。呆気にとられる超うるさ型の日本の観客も、最後には驚きと感銘の拍手を送らざるを得なかった!!
このNewsは直ちに、Internet&TV等で流され「無名の新人指揮者 彗星のごとく現れ 世界一の難幹オケを指揮し大成功に!!」と。
この快挙は、直ちにバーンティンにも伝わり深く感謝されると共に、NYに来て勉強しないか ? とまでお誘いが来る程にもなっていたのだ。
つまり「一夜にして大澤慶次は、Classic音楽界の寵児」となったのだが、これは全て猫のヒロのお陰様!! なのを、慶次は知り過ぎる程に知っていた。
(8) 「慶次を覆う 数々の異性の華からの誘惑」
大澤慶次の名が世に知られる様になればなる程に、周囲からの無用の誘惑や誘いが多くなるのは当然だった。
貧しい両親からは「見合いの話が数え切れぬ程に舞い込んで来る」とか、今までは正直「鼻も屁さえもひっかけなかったclassic音楽界の女性達」からも
何かと慶次には誘惑がかかる様になって来たのには 驚きだった。
これは? この頃になると如何に大澤慶次であっても「専門のstylistやmanager等」も附き、身だしなみや細かい点もしっかりと面倒見てくれる としたら?
幾ら本来の男ぶりが悪くとも「そうは見せない視られない様なveil」を被せる様な事も、本来のprofessionalなら出来るのだから。
こういう点では、大澤慶次の外面は驚く程に変わっていった。
しかし、大澤慶次は決してそんな女達には眼もくれなかった、というよりも
「愛猫ヒロ」との固い約束があり生涯人間の女性とは、絶対にご縁が無い物と知っていたからであった
(9) 「世界進出への道 それには越えねばならぬ壁が、、、」
進撃を続ける指揮者 大澤慶次は、既にいくつかのSponsor契約も結び
世界進出に向けての企画さえも上がっていたのだ。
それを最も強く押していたのが? 最大のSponsorで在った「四井徳川財閥の会長」だった。この「四井徳川」こそ、江戸末期から明治にかけて「陰の政商」として時の政治を陰から操り「かの国」の中枢部とも繋がっているとさえ言われる一大総合商社だった。
此処の「娘 長女の徳川狂子=Violinistとして著名」との見合い話が突如持ち込まれたのには、さすがの大澤慶次も面食らった。
「最高顧問で在り会長の徳川助十郎」より、この縁談がまとまれば? 大澤慶次に対しての経済的援助は無制限!! 幾ら銭金が係ろうと成功するまで無制限に援助を惜しまず、世界中のConnectionを使って必ず大澤慶次を世界一の大指揮者にしてみせる!! とまで言い切ったのだ。
何でも、「徳川狂子の方が、大澤慶次にぞっこん惚れて参ってしまったらしい」のだ。(しかしまぁ 蓼食う虫も好き好きと言うが)
必要な徳川狂子の猛烈なApproachと若い娘の色気攻撃に、普段本当に女っ気の無い大澤慶次は陥落寸前にまで追い込まれるのだが、、、、、、
当然夢の中で、、、「慶次のあんちゃん!! 絶対にあたしを裏切らないよね!?
裏切ったら、、裏切ったら!!!、、、、」毎夜愛猫ヒロが夢に現れ大澤慶次に
語りかけるのである。汗びっしょりになって飛び起きる慶次 その横には
愛猫ヒロが吐息たてて眠っている、、、、「こいつだけは裏切れない」と。
しかし事態は更に動き、四井の会長は強引に「慶次と徳川狂子との見合い」をSettingされてしまい、どうにも引っ込みがつかない状態にされてしまったのだ。
焦りに焦る大澤慶次、、、、ひっきりなしにSmart-phonに届く「狂子からのlove-message」 更に本職としての指揮者活動も多忙を極めるばかりで、愛猫ヒロからの指揮棒が或る限り、限りなく無限の高い音楽性が担保され、大澤慶次の音楽的/指揮者としての評価は高まる一方だった。そんな中でも慶次は、忙しさの坩堝の中「愛猫ヒロ」の面倒と日々の愛撫だけは決して欠かさなかった!! 此の幸せは「全て愛猫ヒロが授けてくれたもの」だから、、、
しかし、最大Sponsorの四井からの見合い話だけは、どうしても断る事が出来ずに、ほとほと弱り果てた慶次の前に、突然「徳川狂子」が来訪、と聞こえは良いが「押しかけて」来られたのだ。
当に「若い女性の武器をfullに重装備したかの様な、狂子の美貌とStyleingには慶次は眼のやり場も無かった」が、仕方なく自室に案内する慶次。
当然其処には、、、「真っ白で大きな美猫が、真っ赤な口を大きく開けて
狂子を威嚇している、、其の眼は金色に爛々と光り 狂子を憎悪そのもので
見下している」のが解る。
この時、大澤慶次は必死に愛猫ヒロを宥めながら急ぎCageの中に隠してしまうが、、、突然徳川狂子は茫然としながら慶次にこう言うのだ、、、
「慶次さんっ 貴男の首に大きな白猫が巻き付いている!」と。
「ええっ!!?」と問い返す慶次に、、、狂子は「あたしは子供の頃から特殊な能力が在って人の背後にいる霊が視えるの」と。
つまり、徳川狂子はviolinistでありながらも一種の「視える人=霊能力者」でもあったのだ。
慶次は驚いて「何故? 何故そんな事が解るんですか?」と。 狂子は、
「慶次さんの首から上に巻き付いている大きな白猫は、貴男に強烈な恩を感じて守っている 決して悪くは無いけれども守る力が強すぎて、もはや人間の手には負えない。慶次さんが死ぬまでこの状態はどうにもならない」と。
「知らなかった」と慶次は言うが、狂子は「貴男を守るこの大きな白猫は
決して他の女を寄せ付けない 近づく女は全て呪いにかけるだろう」と。
しかし狂子は「あたしは負けないわよっ きっと きっと白猫から慶次さんを奪ってみせるから」と台詞を吐いてその場から立ち去った。
(10) 白猫ヒロVS徳川狂子との霊力対決
事態を感知した慶次の見合い相手「徳川狂子」は、直ちに大澤慶次に取りつき巻き付いて離れない愛猫ヒロの「生霊」と対決すべく、自分周辺の財力とConnectionをfullに使って「ヒロの生霊を封じ込める策」を講じた。
まず「四井徳川家の菩提寺 極楽寺の最高位の坊主を中心とした 大澤慶次に対する白猫生霊退散/回避の祈祷」を開始させた。
強い霊能力を持つviolinist「徳川狂子」は、おそらく大変な戦いになると感じて,自身や自部屋に私難回避の御札を張り付け、極楽寺坊主と共に慶次の生霊退散を祈祷した。
その頃、大澤慶次宅の愛猫ヒロにも明確な変化が現れ、やたらに大声で鳴くようになりしきりに慶次に縋り付く様になったのだ。
愛猫ヒロは解っていたのだろう、、、{自分の大好きな慶次のあんちゃんの心が、今自分から離れつつある}のを、、、、、
不思議な事に、この間の大澤慶次の指揮者活動にも明確な変化が生じて来る。それは? 「突然にヒロからpresentされた大切な指揮棒が行方不明となり、何処を探して見見つからず、とうとう今日のlive-concertでは? 指揮棒無しの両手でのみの指揮」をせざるを得なかったのだが、この棒無しの両手のみの指揮は、非常に音楽の出来が悪く 聴衆の受けも評判も悪かった。
しかも不思議な事に、concert終了時にその指揮棒は再び慶次の下に戻っていたり、、、何か不可思議な事が連続して発生している。
しかも、愛猫ヒロの健康状態がおかしくなり、急遽主治医である獣医師に診せた処「肉体的には何の以上も無いが、原因が全く掴めない」と。
これこそ「四井徳川家とその一派からの生霊退散回避祈願」の結果なのだ。
この頃からだろうか? 大澤慶次の指揮者としての才能実力に「?」が持たれるようになってしまったのは、、、特に「指揮棒無しの両手のみで指揮する場合」オケも聴衆も驚く程に音楽的levelも/senseも/オケに対する統率力も、
何もかも劣り、一部の専門家 音楽journalist 関係者の中には「大澤慶次の指揮者としての基本的な姿勢」にすら疑問を持たれるまでになって来て、いよいよ慶次は追い込まれていったのだ。
netなどでのsledも数多く立ち上がり、日々勝手な憶測が渦巻いていた。
この急激なる「世間 音楽界での手のひら返しの様な大澤慶次への悪評」は、
当然ながら大Sponsorである「四井徳川家」にも入り、特に「徳川助十郎会長」の怒りは凄まじかった。
当然「娘などとの見合い話もCancel」と思われたのだが、徳川狂子からの詳しい特殊な事態の状況説明により会長も何とか納得させ、引き続き「大澤慶次への経済的支援と、世界/世間への火消し」を何とか約束させた。
(11) 「決して越えてはならない 禁断の一夜!!」
この最大Sponsor四井徳川家の温情に応える為にも大澤慶次は、唯ひたすら音楽 指揮演奏だけに集中し、例え「愛猫からの指揮棒」が無くとも素晴らしい指揮演奏が出来る様に、必死の努力精進を重ねたが、事態はなかなか改善も 沈静化もされない。
そんな中、ふと「魔が差した?」と言うのだろうか、、、大澤慶次は事もあろうに徳川狂子と禁断の一夜を過ごして」しまったのだ。
自分でも何故こんな事になったのかも解らない、、、めくるめくような陶酔の一夜から目覚めた慶次に、狂子はこういった「あたしは白猫の生霊に勝ったのよ!! これで貴男はあたしのもの!!」と。
大澤慶次は心底恐ろしかった、、、これで完全に愛猫ヒロとの確約を反故にし徹底的に裏切る事になってしまった、、、、、、
一人シャワーを浴びている大澤慶次の耳と心に確かに今も愛猫ヒロの声が聞こえた様な気がした、、「慶次のあんちゃん!! あたしを裏切ったね! 騙したのね!! 大好きな慶次あんちゃんの為に一生懸命尽くしたあたしを裏切った
報いは必ずあるよ 慶次のあんちゃん さようなら!!」と。
(12) 「突然消えうせた愛猫ヒロと沈静化した事態」
徳川狂子との禁断の一夜の後、気が付けば「愛猫ヒロ」は何時の間にか大澤慶次の前から姿を消し、幾ら何処を探しても決して見つからなかった。慶次の許には「ヒロからのPresentである指揮棒と、Pet-Cage」のみが残されていた。
悲しみに打ちひしがれる大澤慶次だったが、それに反するかの様に、大澤慶次の指揮者としての評価は不思議な程に盛り返して来たのだ。
これは当然「大Sponsorである四井徳川家 更に徳川会長 そして婚約/結婚が決まった徳川狂子」等の財力とConnectionに物を言わせた物量作戦の成果だったのかもしれない。
そんな多忙な日々を送る慶次の心には、何と何時しか愛猫ヒロの想い出は、何時の間にか薄く 朧になってしまっていた。
世界を飛び回り指揮活動を続ける大澤慶次 Violinistとして世界で活躍する
徳川狂子 人も羨むこの光り輝く若き夫婦に「妊娠したわ!!」と狂子からの
囁き/ウィスパーに驚き歓ぶ大澤慶次!!
どうやら女の子らしいが、本家四井徳川も大澤の家も歓で沸き立っていた。
世界/世間のマスゴミも、こうるさい聴衆も この頃は沈静化していた。
既に大澤慶次の「耳にも 心にも 愛猫だったヒロの声も何も聞こえなく」なっており、何時しか大澤慶次の心の中から完全にヒロの想い出も感謝も全て消え去ってしまっていた。これが大変な事態を招くとも解らずに、、、
(13) 「最終章 悪魔の誕生と昇天」
世界各地で活躍する指揮者「大澤慶次」とViolinist「徳川狂子」だが、此処で狂子は出産の為に一時Violinistを休業、実家近くの四井徳川家の息のかかった「最大手の産科婦人科」に入院し出産のその時を待っていた。
忙しい仕事の時間を見つけては、見舞いに来る大澤慶次に狂子は能天気にも大人気音楽家の明るい未来を語る。
ほぼ同時期に、大澤慶次は「来日中のNY-Poの客演指揮者」として招聘され
live-concertで「F-リスト 前奏曲 Re prelude」を指揮する予定になっている。しかもこのConcertの当日は?何と「愛妻狂子の出産予定日」とも重なっていると言う 二重のおめでたい日だった。
Concert当日の最終ゲネプロ、素晴らしい指揮演奏でNY-PoのオケとのCombinationも抜群の処を確認し、最終調整と確認にはいる大澤慶次。
同時に「出産体制に入る愛妻 徳川狂子」
二人の人生の破滅は刻一刻と近づき、最大最高の試練が待つとも知らずに
Concert本番 大澤慶次指揮する事のNY-Po による「リスト 交響詩前奏曲」が始まった。詩人ラマルティーヌによる=人間の一生は生まれ落ちた瞬間よ
り死への前奏曲を奏でる様な人生なのだ と言うが、非常に重く哲学的要素を強く持つ稀なる名曲!! 今大澤慶次は何時もの指揮棒を持ち、精一杯の音楽を奏でている。同時に「狂子の出産も後一歩」の処迄来ていた!!
無我夢中で指揮棒を振り音楽を奏でる大澤慶次に、ふと突如accidentが襲った、、それは大切な指揮棒が「ボキっ」と音がして折れてしまった!!
その時その瞬間!! 狂子の分娩室では恐ろしい悲鳴が上がった
「バっ 化け物だーーーっ!!!」分娩室から真っ青な顔で飛び出してくる医者と看護婦たち!!
と同時に、大澤慶次は折れた指揮棒そのままに、まるで夢遊病者のごとく指揮を続け、NY-POのオケは混乱し演奏は乱れ大混乱に陥ってしまう!!
更に狂子の分娩室では、恐ろしくおぞましい光景が繰り広げられていた!!
狂子が産み落とした赤子は!! 「真っ白な子猫」だったのだ!!!
まさしく人間の赤子では無く、正真正銘の真っ白な子猫!!
その恐ろしくもおぞましい光景を見てしまった狂子は、絶叫発狂し
「殺してっ これを殺してーーっ!!」と絶叫するも、途方も無い大shockによりそのまま絶命し息絶えてしまった。
大澤慶次は病室での悲劇など知らずに、何時までも夢遊病者のごとく
折れた指揮棒を振り回していたが、次の瞬間に指揮台に倒れる!!
大混乱の中、Concertは中断中止 関係者が駆け寄る中「大澤慶次は既に息絶え、絶命」していた。
その時だった、、、、世の中の「通称視える人」には確実に視えていたはずだ。今「徳川狂子は、真っ白い大きな猫に全身に巻き付かれて深い地獄の底に引きずり込まれている事」を。そして
「大澤慶次は、真っ白な大きな猫を両腕にしっかりと抱きながら、何処までも蒼く澄み切った天上に白い煙のごとく立ち上って行った」のを。
これが「愛猫ヒロの裏切りへの復讐 報い」である事は、誰の眼にも明らかだった。唯一つ 大澤慶次と徳川狂子の死への前奏曲への誘いの方法が異なっていた。徳川狂子が愛猫ヒロにより、地獄の底まで引きずり込まれるのは致し方ないとしても、大澤慶次だけが「愛猫ヒロと共に、まだ視ぬ虹の橋を渡る為に天上高く昇って行った」事は、愛猫ヒロの慶次への最後の温情だったのだろう。
思えば、寸での危ない処を慶次に助けられ、本当に愛し可愛がってもらい慈しんでくれた主人 最後に裏切られても 大澤慶次迄を、深い無限の地獄の底にまで引きずり込む事は、ヒロには出来なかったに違いない。
今、大澤慶次と愛猫ヒロは、虹の橋を渡り「二人だけのまだ視ぬ新天地 虹の橋の向こう側の極楽浄土」を体験しているのだろう。
この「極めて怖く 恐ろしい事件」により、四井徳川財閥は世の非難を受け
事業は急激に傾き、かつての勢いは無くなったと言われる。
我々は此処で改めて「猫と言う誠に不思議で怖い能力を持つ愛玩動物を知り
大切に慈しめば必ず恩を返し、粗末にして裏切れば必ず祟られる」事を心に命じ、改めてお猫様との関係を確固たるものにしていかねばならないと。
このstoryを、全てのお猫/ニャンコ好きの皆様に捧げます!!
どうか皆様と、愛猫様の幸運を!!
★ 呪いの指揮棒 Theme曲
怨念 猫子守歌
おんねん ねこもりうた
☆ 作詞=大石良雄
☆ 作曲希望=南かのん様
怨念 怨念 怨念念
因縁 因縁 因縁念
言葉しゃべらぬ子猫には
人の情けが身に沁みて
気が附きゃあなたの腕の中
頼り切ってる 膝の上
極楽 極楽 極楽楽
美華 美香 美華香
四つ足敵わぬ子猫には
人の情けを受け止めて
あなたの懐 飛び込めば
あなたの情けが身に沁みる
地獄 底無し 悪魔道
天罰 神罰 仏罰に
裏切り許さぬ子猫には
化けて祟って呪って殺し
地獄の底まで追い詰める
あなたの裏切り 許すまじ
あなたの裏切り 地獄路
結局最後は虹の橋
あなたと渡る子猫かな
❄ staff-information
★ 口述著作/文責=大石良雄 おおいしよしたか
★ PC&smart-phon etc 打ち込み担当volunteer=高梁美砂子
★ 校正 他volunteer=喜多村 泉
PS= この度も、大石の駄文に御訪問頂き有難うございます。
今回、大石のsupportを勤めますわたしたち2人よりどうしても一言申し上げます。今回のこの話しstoryについては今までで最大に揉めたといって良い程に揉めました。その原因は? 「大石の当初のstoryとは真逆の方向で、感動的なstoryのはずがおぞましい内容に変換され、しかも!! 今回noteで散々にお世話になっておられます皆様方が「ゲスト出演と言う形で、実名入りで出演されていて様々な台詞」もありましたがこれは拙いと!!
(具体的にはstory中に、音楽研究家 音楽journalistとして和田大貴さん プレシャスプランナーさん 源頼國さん まなまりさん そらみさん 南かのんさん 更に保護猫犬の杉原英子さん サブリナさん 松下友香さん Vioraさん等が実名で登場し、台詞も何かと言っていたのですが)
更に「白い雌猫のnamingも、実は当初noteのokasiraさん宅の愛猫である
トロちゃん」のお名前を拝借していたのです!!
さすがにこういった事は拙いと。Story的に真逆で明るい感動的な内容ならば
「わたしたち二人も目を瞑る」が、こんな悍ましいStoryでは到底承服できない!! 全て打ち込みの段階で削り取ると!!
大石の言い訳は「病で苦しむokasiraさんを励ましたい!!」と言いますが、これは違うでしょうと。散々に揉めて大喧嘩の末に「ネコの名前は過去に大石宅の猫=ヒロ 現存の皆様のお名前/台詞等は 校正 打ち込みの段階で全て削除」させて頂きました。こういう大石独自のご事情お察し頂きまして、よろしくお願いを申し上げます。
なお次回作も既に大石の中では出来上がっている様ですが、次の1作をもちましてこの「Classic音楽 怪奇路線は強制終了 shut-down」させます。
年末年始も近いと言うのに、こういった気の滅入る作品Storyばかり描いているから「自分自身の健康状態 精神状態も不確定」のはずで、少しは読んで下さる皆様のお気持ちやお立場、更にはsupportするわたし達二人の事も考えて欲しいと、切に希望しこれを書かせて頂きました。
noteの皆様方には、どうか大石を今後ともよろしくお願いもうしあげます。
大石volunteer-team 女子部隊 高梁 喜多村
