FUJI ROCKの先にあったもの 〜XGを「知る・見る・聴く」までの変化〜
7月25日、XGはFUJI ROCK FESTIVALのWHITE STAGEに立った。
これまでXGは、Coachella、Head In The Clouds、海外各地のフェスなど、様々な場所でパフォーマンスを届けてきた。
フェス出演の価値は、その日の歓声だけでは終わらない。
その場で初めてXGを知った人が、検索し、映像を見て、音楽を聴く。
その小さな行動の積み重ねが、新しいファンを生み出していく。
では、FUJI ROCKという大きなステージの後、人々の行動にはどのような変化があったのだろうか。
今回は、Google TrendsのWeb検索(日本)およびYouTube検索(日本)、Spotify月間リスナー数を通じて、FUJI ROCK前後の変化を見ていく。
※Google Trendsは相対値であり、検索数そのものを示すものではありません。また、各指標の変化がFUJI ROCKのみの影響によるものとは断定できません。イベント前後の関心の変化を見る一つの参考として分析しています。
① 知る 〜FUJI ROCK当日に生まれた関心〜
まず、GoogleのWeb検索を見る。

日本での「XG」検索の推移は、FUJI ROCK当日に大きな変化を見せた。
7月25日の数値は、この期間内で最大の100。
前週土曜日の7月18日が14だったことを考えると、FUJI ROCK当日は前週の7倍を超える大きな検索のピークが生まれた。
ライブを見た人
SNSで話題を見た人
FUJI ROCKの出演者一覧から初めてXGを知った人
様々なきっかけで、新しい人がXGに関心を持った可能性がある。
② 見る 〜興味は映像を見る行動へ〜
次に、Google TrendsのYouTube検索を見る。
日本での「XG」YouTube検索は、Web検索とは少し違う動きを見せた。

興味深いのは、FUJI ROCK前と比べると、FUJI ROCK当日から検索数が2倍以上に増え、ピークがFUJI ROCK翌日の7月26日(約2.7倍に増加)だったことだ。
Web検索では、
「XGを知る」
という行動が7月25日に集中した。
そして翌日、
「実際にパフォーマンスを見てみる」
という行動につながったようにも見える。
もちろん、この数字だけで因果関係を証明することはできない。
しかし、
知る ⇒ 見る
という流れと、このデータの推移は一致している。
③ 聴く 〜一時的な興味から日常の音楽へ〜
最後にSpotify月間リスナー数を見る。
FUJI ROCK後の推移は以下の通りだった。

検索のピークが過ぎた後も、Spotify月間リスナー数は7月26日から8月6日までの約10日間で約6万人増加した。
ここで重要なのは、検索のピークが過ぎた後も、リスナー数は伸び続けていることだ。
検索は一瞬の関心。
しかし、音楽を聴くことは、日常になる。
FUJI ROCKをきっかけにXGを知った人の一部が、楽曲を聴き続けるリスナーになった可能性がある。
フェスの価値は、その瞬間だけでは測れない
フェス出演の成果は、当日の歓声だけでは測れない。
その後、
誰かがXGを検索する。
パフォーマンスを見る。
楽曲を聴く。
そして、日常の中で音楽を楽しむ。
その一連の流れこそが、フェスがアーティストにもたらす価値なのかもしれない。

今回のデータを見る限り、FUJI ROCK後のXGには、
「知る」 ⇒ 「見る」 ⇒ 「聴く」
という人々の行動の変化が観測された。
もちろん、これらすべてがFUJI ROCKだけによるものではない。
しかし、一つのステージが新しい出会いを生み、その出会いが次の行動につながる。
それこそが、XGが世界中のフェスへ挑戦し続ける理由の一つなのではないだろうか。
8月8日(現地時間)に予定されているHITC LAの後、アメリカではどのような変化が見られるのか。
その「知る・見る・聴く」の続きを、またデータとともに見届けていきたい。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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