グラミーという、新しい接点
※この記事は、XGが2027年グラミー賞にノミネートされることを予想するものではありません。自分の妄想を少し記事にしてみました。
現在、グラミー賞のエントリー期間が始まっている。
世界中のアーティストが、自分たちの作品をどのカテゴリーに提出するのかを考える時期だ。
グラミー賞のエントリー期間は2026年7月7日〜8月21日で、第一次投票が10月、ノミネート発表が11月16日、授賞式が2027年2月7日の予定だ。
そこで、ふと考えた。
もし自分がXGの未来を考える立場だったら、どの作品をグラミーにエントリーするだろうか。
もちろん、現実には世界中の素晴らしいアーティストが競い合う場所であり、簡単にノミネートされるものではない。
それでも、考えること自体が楽しい。
なぜなら、グラミーという舞台は、単に賞を争う場所ではなく、世界の音楽業界と新たな接点を作る場所でもあると思うからだ。
もし自分がエントリー作品を選ぶなら
アルバムとしては、『THE CORE』。

2026年1月23日に発売され、米国Billboard 200でもチャートインを果たしたXG初のフルアルバムだ。
この作品を、
Best Pop Vocal Album
Album of the Year(夢のある挑戦)
にエントリーする。
XGはダンスパフォーマンスだけのグループではない。
ボーカル、ラップ、プロダクション、世界観を含めて、一つのポップアーティストとして評価される場所に挑戦してほしい。
楽曲部門なら、候補はいくつも考えられる。
まずは『HYPNOTIZE』。
XGらしい中毒性のあるサウンドと完成度を持ち、ポップ作品としての強さがある。
候補として考えるなら、
Best Dance Pop Recording
Best Pop Duo/Group Performance
あたりだろうか。
HYPNOTIZEは、XGが世界基準のポップアーティストであることを示す作品だ。
また、『GALA』も外せない。
楽曲としての魅力だけではなく、映像作品として非常に印象的だ。
チョ・ギソク監督によるMVは、『WOKE UP』や『HOWLING』にも通じる映画的な映像美を持っている。
さらに、アメリカの音楽番組『The Voice』でパフォーマンスを披露したことも、一つの接点になっている。
もし映像部門を考えるなら、
Best Music Video
という可能性も面白い。
GALAは、XGが音楽だけではなく、映像や世界観を含めた総合的なクリエイティブを持つアーティストであることを示す作品だ。
そして、もう一つ忘れてはいけない作品がある。
JURINの『PS118 (feat. Rapsody)』だ。
XGのラップ表現は、すでに『WOKE UP』を通じてヒップホップリスナーの間でも様々な反応や議論を生んでいた。
その中で、Rapsodyとの共演による『PS118』は、改めてXGのラップへの向き合い方を知ってもらう機会になるかもしれない。
もしエントリーするとしたら、
Best Rap Performance
Best Melodic Rap Performance
あたりを考えたい。
この曲の面白さは、単純に「有名アーティストとコラボした」ということではない。
Rapsodyは、ヒップホップの歴史と文化の中で高く評価されてきたアーティストだ。
実際、Rapsodyは2025年のグラミー賞でBest Melodic Rap Performanceを受賞している。
そのようなアーティストとJURINが作品を作ったこと自体が、XGのラップ表現が新しい場所へ届く可能性を示している。
そこには、
「このアーティストは誰なのか」
と思わせる力がある。
その興味が、XGというグループを知るきっかけになるかもしれない。
もしヒップホップ関係者が『PS118』をきっかけにJURINを知り、
「このラッパーはXGというグループのメンバーなのか」
と興味を持ってくれたら、
そこから、
「ではXGとはどんなグループなのか」
と他の作品を聴いてもらう可能性もある。
音楽は、まず聴いてもらわなければ始まらない。
その入口を作るという意味で、『PS118』は非常に面白い作品だと思う。
XGが増やしてきた「接点」
振り返ると、XGはこれまで一つひとつ米国の音楽業界との接点を増やしてきた。
Head In The Clouds
1st ワールドツアー
Coachella
Rapsodyとの共演
The Voice
Open Mic
Billboard 200でのチャートイン
AMAs
それぞれは別々の出来事に見える。
しかし、共通しているのは、
「XGという名前を、まだ知らない誰かに届ける機会」
になっていることだ。
特にアメリカを拠点に活動しているわけではないXGにとって、毎日のようにテレビ出演をしたり、現地メディアに出続けたりすることは簡単ではない。
だからこそ、世界的なイベントや音楽業界との接点を一つずつ増やしていくことには意味がある。
グラミーはゴールではなく、接点なのかもしれない
もちろん、ノミネートされる保証はない。
世界には強力なアーティストが数多く存在する。
「XGにはまだ早い」
「グラミーの舞台は遠い」
そう考える人がいるのも自然だと思う。
でも、挑戦する価値がないということとは別だ。
エントリーによって、世界の音楽家、プロデューサー、エンジニアたちの目に触れる可能性が生まれる。
もし誰か一人でも、
「XGという面白いアーティストがいる」
と思ってくれたなら、それは次につながる一歩になる。
特に、グラミー賞のノミネート発表を迎える時期と重なる11月には、北米ツアーが予定されている。
このタイミングでXGを初めて知る人にとって、それは大きな入口になるかもしれない。
グラミーへの挑戦によって生まれる業界との接点と、ライブという直接的な体験が重なることで、新しいファンとの出会いにつながる可能性もある。
グラミーは、受賞するためだけの場所ではない。
新しい出会いを作る場所でもある。
この記事を書いている時点では、まだ結果は誰にも分からない。
でも、世界の音楽業界との接点を一つずつ増やしてきたXGだからこそ、その舞台に挑戦する姿を見てみたい。
グラミーという舞台は、XGにとって、また一つの新しい接点になるのかもしれない。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
もし興味を持っていただけたら、他の記事もご覧ください。
▶「Xtraordinary Genes」を読む
