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【トルコ準備】なぜモスクにキリストが?1453年にタイムスリップしてわかったアヤソフィアの秘密

来月トルコ旅行に行くので、
有名な観光スポットを調べていて、驚いた。

「アヤソフィア」というモスクには
キリストのモザイク画があるという。

イスラム教のモスクの中に、
キリスト?

イスラム教とキリスト教は、
そんなに仲がよくないイメージだけど💦

気になって調べるうちに
私は1453年にタイムスリップしていました。


1453年に遡る前に、少しだけイスタンブールについて聞いてください。

まずは地図をご覧ください。

真ん中の赤い場所がイスタンブール。
アジアとヨーロッパを結ぶ場所です。

地図を拡大してみましょう。

イスタンブールの目の前には、
北の黒海と南の地中海をつなぐ、ボスポラス海峡があります。

黒海と地中海を行き来するためには、
ほぼ必ずこの海峡を通ることになります。

そう、それは商人も海軍も。

つまり、この場所を押さえれば、交易も軍事も支配できるということです。


一方、陸路を見てみると、イスタンブールはシルクロードの終着点でもありました。

もしあなたが中国の商人だったら。

ラクダを引き、
何か月もかけて砂漠を越える。

ようやく目の前に広がるのは、
大きな海峡。

その向こうには、アジアとヨーロッパの商人たちが集まり、世界中の絹や香辛料、宝石が売買されている街がある。

人が集まり、モノが集まり、お金が集まり、最新の情報まで集まる。

そんな街を、自分のものにしたいと思いませんか?

そう考えたのは、商人だけではありません。

歴代の皇帝やスルタンたちも、
この街を手に入れようと争いました。

こうしてイスタンブールは、ローマ帝国、東ローマ帝国(ビザンツ帝国)、そしてオスマン帝国へと支配者を変えながら、2000年以上にわたって繁栄を続けます。

その歴史は、まるでミルフィーユのように何層にも重なり、今も街のあちこちに残っています。



「モスクの中に、なぜキリストのモザイク画があるのか。」

その答えを知りたくて、私はNetflixの『オスマン帝国』を見ることにしました。

これが予想以上に面白くて、
気がつけばシーズン1を一気見(笑)。


時代は1453年。

日本ではまだ室町時代。
戦国時代よりもずっと前のことです。

オスマン帝国のスルタン・メフメト2世は、
難攻不落と言われたコンスタンティノープルを陥落させ、

後にイスタンブールと呼ばれる街を
手に入れます。

当時のアヤソフィアは、
ヨーロッパ最大級の建築物。

ローマ帝国の技術と威信を象徴する、
キリスト教世界で最も重要な大聖堂の一つでした。

現在のアヤソフィア

普通なら、敵国の象徴は壊してしまいそうですよね。

ところがメフメト2世は、
その建築の美しさと価値を認め、
壊さずにモスクとして使うことを決めます。

ここで私が意外だったことがあります。

実はイスラム教では、
イエスは「偉大な預言者」として尊敬されているそうです。

ただ、礼拝では人物を描いた像や絵を用いないため、キリストのモザイク画は漆喰で覆われました。

その後、近代になって漆喰がはがされ、
1000年以上前の美しいモザイク画が再び姿を現しました。

この偶然によって、
今、私たちはモスクの中で、キリストのモザイク画を見ることができるのです。


このメフメト2世という人物、
とても魅力的でした。

コンスタンティノープルを陥落させるために、次々と大胆な戦略を繰り出します。

ここでクイズです!

金角湾に自分の船を入れたい。

でも湾の入り口には巨大な鎖が張られていて、どうしても入れません。

あなたならどうしますか?

 

正解は…


陸に道を作って、坂の上まで船を運び、
海に向かって滑り下ろす。

まさかの「陸から」でした(笑)


すごい!天才じゃない?
せっかくなので、そのルートも見学して来ようと思います。

 

旅行は、景色を見るだけでも十分楽しいのですが、

その土地で何が起きたのかを知ってから歩くと、まるでタイムスリップしたような気分になります。

最初は「モスクなのに、なぜキリストがいるの?」という疑問から始まりましたが、

調べてみると、その答えは宗教だけではなく、この街が歩んできた長い歴史そのものにありました。

ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国。

それぞれの時代が、積み重なった結果が、
今のアヤソフィアなのです。


次は、キリスト教の大聖堂からモスクへ、そして再び世界中の人が訪れる場所となったアヤソフィアと、ブルーモスクについて書こうと思います。





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