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成長とは(暇と退屈を埋める文学的⑤)

私は退屈しているのだろうか。
ゲームに依存して時間を忘れると、それはそれで良かった、と思える。
熱中。
でも、箱庭のように囲われたそのゲームのルールの中でじたばたし、レベルが上がり、道具を得て、次のステージに進み、友人に自慢できる状態になっても、結局はその箱庭の中の話で、本当にあなたは成長したのか。

読書をして、著者の結論に導かれたり、小説家の結末に導かれたりして、移動した気分になっているが、本当にあなたは成長したのか?

そもそも成長とは何か。
死という最終目標に向かう中、成長とは何か。
何かを忘れてしまったり、老いぼれたり衰えたりすることも、成長ととらえていいのだろうか。
肉体的に成長するのは20代までだろう。
それ以降もそれなりに成長する部分はあるのかもしれないが。
文学的な成長とは何だろう。
新しい文学世界を知ること。
新しい作家を知ること。
新しい物語を知ること。
構造だけの問題なら、物語とは、主人公が設定され、困難にぶつかり、それを解決する。
ジョン・アーヴィングによると、穴に落ちて、それを救うのだ。
スティーブン・キングによると、その困難の抜け出し方は、書くまではわからない。

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