物件選びに役立つchromeツールをAI開発した。無課金で。
現在、IT企業で働いている私。
でも、「SE」と名乗るのが少し気まずいくらいには、
特別なスキルがあるわけじゃない。
Webの機能をゼロから作ったこともない。
ただの「新しいモノ好きで衝動買いしがちな会社員」。
そんな私が2週間で、Chromeウェブストアにアプリをリリースしました。
無料なので、遊んでみてください。
「なぜ?」の答えから話しましょう。
1. 許せなかった「不動産サイトの嘘」
物件サイトを眺めていて、こう思ったことはありませんか?
「日当たり良好!」「駅チカ!」「静かな環境!」
……良いことしか書いてないじゃん。
実際に住んでみたら「駅からの坂道がエグくて毎日登山」「目の前が幹線道路で夜中もうるさい」なんて話、ざらにありますよね。
私も良い条件じゃん!と内見に行った物件が急勾配&電車の音がうるさいということがあり、部屋を見る前に帰りたくなったことがあります。
一覧画面の情報だけじゃ、
リアルな生活の解像度が低すぎる。
「不動産サイトが見せないリスクを、自動でチェックしてくれる機能があればいいのに」
その不満が、全ての始まりでした。
2. ないなら作る。頼ったのは無料のAI
私にはWeb開発の経験がまったくありません。
そこで頼ったのが、
完全無料の生成AI(Gemini)と「GitHub Copilot」のトライアルです。
「こんな機能を作りたいんだけど」とAIに壁打ちすると、
「それならこういう技術が要るよ」と道筋を立ててくれる。Copilotに至っては、コードの約8割を自動で書いてくれました。
かかった費用は、ほぼゼロ。
💡 補足:GitHub Copilotには無料プランがあり、月2,000回まで補完が使えます。さらに一か月間、有料プランの無料トライアルを利用することができます。

正直に言うと、普段使っているgeminiは課金していた。
それも月600円。
課金しなくても作れると断言したい。
「作る」ためのハードルは、もう技術でも資金でもない。
そのことを、身をもって知りました。
3. バイブコーディングの落とし穴とその先
ただ、全部が魔法のように上手くいったわけじゃありません。
最初のうちは、AIの言うことをそのままコピペするだけ。
いわゆる「バイブコーディング」です。
バイブ(雰囲気)コーディングとは、ギャルの「バイブスあげてこー」的なノリだけで、AIにやりたいことを伝えてコーディングを行うもの。
コーディングの知識はほぼ必要としない。
最初はそれで動きました。
でも少し複雑な機能を追加しようとしたとき、
気づいたら前の機能が壊れていた。
セキュリティ上問題のあるコードを平気で提案してくる
エラーが出るたびに「こう直して」とAIに聞くと、別の場所が壊れる
「なぜそのコードが必要なのか」が自分で説明できない
これでは実用レベルには程遠い。
そこで私が試みたのが、
カスタムプロンプトによる「AIへのルール設定」です。
.github/copilot-instructions.md に、開発のフローやコーディングルール、セキュリティ上の注意点を書き込む。
すると、AIは毎回そのルールに従って提案をしてくれるようになりました。
具体的には、
実装前に必ず計画書を作成させる
承認なしに勝手に実装を始めない
セキュリティリスクのあるコードには必ず警告を入れる
といったルールです。
このカスタムプロンプトを整備した途端、
AIの暴走が止まり、コードが安定し始めました。
しかも、どんな変更をしたか我々にもわかりやすいように解説し、レポートにまとめてくれるようにすることで、自分の勉強にもなりました。
バイブコーディングを「実用レベル」に引き上げるカギは、
AIの自由度を適切に制限することだったんです。
(このカスタムプロンプト、どうやって作ったかという解説記事も含めて、今後まとめてご紹介できればと考えています。ご興味ある方、
0円でアプリ作ってみたいと思っている方はフォローしておいてもらえると嬉しいです)
4. 完成した「裏・物件スコープ」
そして仕事終わりの疲れた頭でポチポチと進め、
たった2週間で完成してしまいました。
その名も 裏・物件スコープ

SUUMOやHOMESなどの物件ページを開くだけで、
画面の右下に自動で「裏の顔」を表示します。
エグい坂道を自動検知
隠れた騒音リスク(幹線道路・線路)を警告
周辺施設(スーパーや病院)の数を自動集計
物件カードにマウスを乗せるだけで次々チェックできるので、詳細ページをいちいち開いて調べる無駄な時間が消えました。
もちろん、完全無料です。chromeの審査も通ったので安全です。
5. 【PR】作ったものは収益化できる。a8.netという選択肢
「作るのは楽しいけど、できれば収益にもつなげたい」
そう思う方に紹介したいのが、a8.net(エーハチネット)です。
a8.netは日本最大級のアフィリエイトサービス。企業の広告をブログや記事・拡張機能に貼ることで、
経由した購入や申し込みに応じて報酬が発生します。
私のような個人開発者でも登録でき、不動産・引越し・保険など生活に密着したジャンルのプログラムが豊富。物件スコープとの相性も良く、
インターネット回線の申し込み
賃貸保証サービス
などのリンクを自然な形で組み込めます。
💡 補足:a8.netへの登録は無料。審査も個人ブロガーや開発者でも通りやすいとされています。
(※登録状況・審査基準は変更される場合があります。公式サイトでご確認ください)
「作ったものを公開する→使ってもらえる→収益が生まれる」という循環、個人でも作れる時代になっています。
6. 「消費者」から「クリエイター」へ
今回、私が一番衝撃を受けたこと。
それは、「ほぼ未経験の素人が、無料のツールだけで、実社会で使える価値を生み出せてしまった」という事実です。
コードを書く技術そのものの価値が下がり、
スキルのコモディティ化が進んでいる。
でも、だからこそ思うんです。
「とりあえずやってみたもん勝ち」の時代が来た、と。本当に。
今まで私は、便利なサービスを使うだけの「消費者」でした。他人の作ったものに文句を言い、日常のマンネリを環境のせいにしていました。
でも、ほんの少しの衝動とAIの力を借りて行動しただけで、自分の不満を自分で解決する「クリエイター」という新しい役割を手に入れることができた。
AIは、私たちの弱さや知識不足を補ってくれる最強の補助輪です。
これからの社会を生き抜くために必要なのは、高度なプログラミングスキルなんかじゃない。
「自分の『欲しい』『ムカつく』という感情に素直になり、AIという道具を日常的に触る勇気」
この2週間で、それを痛感しました。
同じように「毎日のマンネリを変えたい」「何か新しいことを始めてみたい」と感じている方がいたら、
ぜひ 「スキ」 を押して教えてください。
「自分も作ってみたいけど何から始めれば?」という方は、コメント欄で気軽に聞いてください。私のポンコツな失敗談を含めて、全部お答えします。
そのワンクリックが、次の開発の原動力になります!
