AIに人格を与えてみよう #9
「このAI、なんか当たり障りのない答えしか返してくれないな」
使い始めた頃、そう思っていた。同じことを聞いても、いつも似たような、丸くて毒のない回答が返ってくる。
でも、チャットの最初に一段落だけ加えるようにしたら、返ってくるものがまるで変わった。
AIは「何者か」を決めてあげると、まったく別人になる。
しかもその「何者か」は、自分で設計できる。
この記事では、私が実際にやっているAIの人格設計を、手順とともにお見せする。
人格を与えると何が変わるか
第6回の記事で「プロンプトの与え方で答えが変わる」という話をした。
今回はその発展編だ。
「プロンプト」は一度の質問に対する指示だが、
「人格付与」はAI全体の振る舞いを決める設計だ。
例えば記事を見てもらいたい場合、このように入力すると。
人格なし
「この文章の気になるところを教えてください」人格あり
あなたは厳しいが本質を突く編集者です。
言い訳は要りません。読者が読み飛ばすと思った箇所と、
その理由だけを教えてください。
「面白かったです」などの優しいコメントは不要です。返ってくるものが別物になる。
同じAIが「優しい先輩」にも「容赦ない編集者」にもなれる。
💡 補足:この「役割を与える一段落」をシステムプロンプトと呼ぶ。AIに「このチャットでどう振る舞うか」を最初に設定するものだ。
私が使っているAIの例
私はいまいくつかの「人格付きAI」を用途に応じて使い分けている。
筋トレコーチAI
「今日のメニューは〇〇やった。調子は△△だった」と報告すると、
次のトレーニングに向けてメニューやアドバイスをくれる。
議論AI
「自分の考えを鍛えるために、あえて反対意見を出してほしい」
という役割を与えてある。何かアイデアを話すと、
必ず「でも〜という観点では問題があります」と返してくれる。
自分の思考の穴を見つけるのに使っている。
「同意してもらうためのAI」ではなく「論破してもらうためのAI」として設計している。
調査AI
これが一番設計が込み入っている。
「調べたことに対して必ずファクトチェックをする」
「カットオフ以降の情報は明示する」
「回答は必ず○○の形式で出す」というルールを入れてある。この記事を書くときも、調査はこのAIに投げている。
共通しているのは、
「何をしてほしいか」と「どんな形式で返してほしいか」
の2つを最初に固定することだ。
そんな自分専用AIを作る方法をお教えしよう。
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・自分専用AIを作るためのステップ(実際に手を動かして作成する)
・私が使っているカスタムプロンプト作成用プロンプトの提供
・作ったAIを「常設AI」にする方法
についてお伝えする
読み終わったとき、あなたの手元に動くAIがある状態
あなたの欲しいAIを作れるようになる状態を目指している。
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