【実体験】|兄の自死と向き合った家族の記録──遺書に込められたSOSを見逃した日──家族が直面した現実
はじめに─
これは、実際に私たち家族が経験した出来事です。
兄が自ら命を絶った日、その背景にあった出来事や家族の葛藤、悲しみ、そして残された想いを、ありのまま綴りました。
誰かの心に届いてほしい——そう願って書いています。
第1章|葬儀の手配を終えた私たち家族の心境
葬儀の手配を終えたあと、うちの家族はもう心も体も限界だった。
だけど一息つく暇もなくて、伯母を連れて病院に向かわなきゃいけなかった。
気持ちをなんとか奮い立たせて、伯母に電話する。
「葬儀の手配は終わったから、今から病院に向かうね。」
伯母も─
「分かった。今からそっちに行くね」
と返してくれた。
その会話を聞いていた父が
「オレも行く」
と言い出して、母も
「私も一緒に行く」
って言ってくれた。
正直、ホッとした。
伯母と2人だけじゃ、心細かったから。
しばらくして家のチャイムが鳴って、伯母が来た。目は真っ赤に腫れてた。
「ごめん。無理言って」
って頭を下げる伯母の顔を見て、両親も泣きそうになってたけど、泣くのはこらえてた。
4人で車に乗り込んで、病院に向かった。
第2章|脳裏に焼き付く兄の姿
車の中、私の心はずっと重たかった。
一度見てしまった兄の変わり果てた姿が、どうしても頭から離れなかった。
伯母がぽつりと呟いた。
「なんでこんなことになったの? ひろ君に会いたいけど、怖い。」
私は何も言えなかった。
声に出したら、泣いてしまいそうだった。
第3章|病院で聞いた「遺書」の存在
病院に着いたら、兄の奥さんが子どもを連れて座ってた。
顔は疲れ切っていて、目が死んでた─。
父が静かに聞いた─。
「なんでこんなことになったんや? あんた、何か知ってるんか?」
奥さんはためらいながらもポツポツと話し始めた。
兄が浮気してたこと、それに気づいて探偵を雇って調べたこと─。
証拠を掴んで、兄に突きつけた。
そしてーー
「浮気したその汚い手で、子どもに触らないで」
その言葉がどれだけ兄を傷つけたか、想像に難くない。
兄は土下座して謝ったけど、それが逆に火に油を注いだ。
責められた兄は憔悴して、夜中に家を出て行った。
「戻ってくると思ってた……」
─と奥さんは言った。
でも、兄は戻らなかった─。
その代わりに、奥さんのLINEに遺書が届いた。
──そこに書かれていたのは、家族が知らなかった兄の本当の想い。
そして、私たち家族が知ることになる衝撃の事実。
この先は、有料部分として公開させていただきます。
兄の死をきっかけに露わになった家族の葛藤、私たちが直面した「現実」、そして後悔─。
同じように苦しむ誰かの心に届けば、という思いで書きました。
どうか最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
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