電子レンジを持っていない
と、話の流れで人に話すと、とてつもなく驚かれます。炊飯器も持っていないけれど、そういう人は結構いると思います。
そういえば大学進学で初めて一人暮らしした時にも電子レンジを買わなかった。実家にはありましたが普段の炊事ではあまり使用せず牛乳を温めるくらいだったので、なんとなく置き場所も思いつかずオーブントースターだけ使っていました。
姉と住んでいる時にたまに姉のものを使っていたのと、オーブン一体型を一度だけ購入したものが6年くらいで壊れてからは特に不便がなくそのまま。むしろ物足りなさを感じていたオーブンのみを買い直しました。電子レンジは私の生活に不要なものなのだと思います。
かぶれているようなお話ですが、フランスでは電子レンジは一般的でなかったと思います。2010年代に上陸した冷凍食品のピカールも当初は電子レンジ調理のものがなかったと記憶しており、ある程度信憑性のある話だと思います。久しぶりに行ったピカールで「マイクロウエーブ」表記のものを見かけて、時代の流れを感じました。
フランス人は冷凍食品を実に上手に利用する、と聞いたこともあり、実際ホームステイした時も結構な頻度で出てきましたが、キッシュなどオーブン調理前提のものがほとんどだったと思います。
レシピを見るのは好きな一方、今は電子レンジを使うものも多くて美味しそうでも実際に作ってみることが少ないのですが、フレンチ三國シェフのレシピ本は電子レンジ調理の物がほとんどなく(ざっと読んだ中ではソースを作るために「バターを溶かす」1件ありました)、気になっていた流れで『三流シェフ』を読んで感動し、レシピ本を購入しました。
三國シェフの恩師、帝国ホテル元総料理長村上信夫さんのカレーピラフをつくってみました。本にあるようにフランス料理でもなければ洋食でもない、不思議な料理ですが沁みるおいしさです。しょうゆを最後にまわしかけるのですが、ここはキモだろうと計量スプーンを使いました。
ご飯を洗わずに炊くのですがそれがまた良い感じの硬さでおいしい!(無農薬米があってよかった。。。)
『三流シェフ』の中でも村上総料理長の話がたくさん出てきます。鍋洗いをかげで見守ってくれた存在(村上シェフもかつて鍋洗いから大成したみたいです)、大使館付き料理人への面接に遅れた三國シェフに「貴様ぁ!」と怒鳴ったエピソード(言う人も、言われる人も本当にいるんだ、と驚きました笑)。日本がとっても元気だった頃の空気感が伝わってきてわくわくします。

バターで高温になってしまったのかおこげになってしまった汗
鍋の炊飯は試行錯誤が楽しい

レシピブックの写真と並べるとなんか単調な色合いになってしまった
もっとカリッと香ばしいイメージかも
炊飯器は最初の一人暮らしの時に小さいものを持たせてもらいましたが、実家のように炊けずあまり使わないうちに壊れてしまいました。
実家でも炊飯器より、炊き忘れていた時のステンレス鍋炊飯のごはんが好きだったので、いつしか鍋で炊こう!と思うようになりました。
今使っているのはテフロンの鍋やフライパンですが、三流シェフを読んだ後はステンレスのものが欲しいなぁと思ったりします。ピカピカに鍋を磨く、という行為をしてみたい。どこか精神修養の側面もあるのではと感じます。
やっとレシピを見ながら料理をつくるくらい時間に余裕ができてきてホッとしている3月。春はもうすぐそこですね。
ボナぺティー♪
