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「自分はダメだ」と感じるのは劣等感ではなく、成長のサインだった

◆「またできなかった…」自己嫌悪に飲まれる日々
何か失敗するたび、誰かと比べて落ち込むたび、私は心の中で静かにこうつぶやいていました。

「やっぱり自分はダメだ」
「なんでこんなこともできないんだろう」
「きっとあの人には笑われてる」
こうして、どんどん自己嫌悪に飲み込まれ、何をするにも自信が持てず、行動も止まり、「できない → 落ち込む → ますます動けない」という負のループに陥っていきました。

◆アドラー心理学が教えてくれた「劣等感」とのつき合い方
アドラー心理学に出会って、私が初めて知ったのは「劣等感=悪いものではない」という考え方でした。アドラーはこう言っています。

劣等感とは「向上したいという欲求のあらわれ」である。
つまり、「自分はダメだ」と感じるとき、その奥には「もっとよくなりたい」「今より成長したい」という前向きなエネルギーがあるというのです。
私はこの言葉に、驚きとともに少し希望を感じました。

「ダメだ」と思うたびに、自分を否定していたけれど、実はそれが「成長したい」という心のサインだったのかもしれない。

◆「理想があるからこそ、今の自分が物足りなく感じる」
思い返してみれば、私が「自分はダメだ」と感じるのは、決まって「理想の自分」と比べているときでした。

✔ もっと堂々と話せる人になりたい
✔ もっと結果を出せる人になりたい
✔ あの人みたいに優しくなりたい

そんな理想を持つからこそ、「今の自分はまだ届いていない」と感じていたのです。でもアドラー心理学は、こう教えてくれました。理想と現実のギャップは、可能性の証拠である。そしてそのギャップをどう使うかが、人生を分ける。

◆「劣等感」を「劣等コンプレックス」にしないために
アドラーは、「劣等感」自体は自然で健全な感情だと言います。問題なのは、それを理由に「だから私はダメなんだ」と思い込み、行動をやめてしまうこと――それが「劣等コンプレックス」です。私自身も、「できない」と感じるたびに立ち止まり、自分を責めてやめてしまう癖がありました。

でも、ある日こう思ったんです。「できない自分」を責めるのではなく、「できるようになりたいと思ってる自分」を認めてあげよう、と。
それからは、落ち込んだときこそ、「今、私は成長の途中にいるんだ」と思うようになりました。

◆ダメだと感じるたびに、心に火を灯そう
「自分はダメだ」と感じるのは、本当はあなたが「もっと良くなりたい」と願っている証拠です。その気持ちは、アドラー心理学で言うところの「向上心」。あなたが前を向こうとしているからこそ、今の自分に物足りなさを感じるのです。だから、その気持ちを否定しないであげてください。むしろ、大切な“未来からのメッセージ”として受け止めてあげてほしい。

劣等感は、あなたがまだ諦めていない証。そしてその感情こそが、変わりたいあなたのエネルギー。次に「自分はダメだな…」と感じたら、こう言ってあげてください。

「今はまだ途中。でも、私は進もうとしている。
 だから、これでいい。これがいい。」
きっと、心が少しだけ軽くなって、また一歩、前に進めるはずです。

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