【年商1000万円を目指せ‼️の罠②】〜1000万円を超えたら、地獄が始まった〜
2020年11月6日
借金と不安を抱えながら、なんとかスタートした「ひとみ施術院パルネス前後店」
最初の1ヶ月は、まだ静かなスタートでした
ところが、翌12月に入った瞬間、状況が一変します
予約が、一気に爆発したのです
毎日満員
キャンセル待ち
電話が鳴る
LINEが来る
ありがたいことに、お客様がどんどん増えていきました
ですが、そこで新たな問題が起きます
「次の予約が取れない」
身体が本当に辛くて、継続して通いたい人ほど、予約が取れなくなってしまったのです
辛そうな姿を見ながら、
「次は空いてません」
と言うのは、整体師としてかなり苦しいものでした
そこで私は、
“本当に通いたい人の枠を守る”
ために、
「先行年間予約ができる24回券」
という仕組みを作りました
月1回ペースなら、2年先まで予約枠を確保できるシステムです
すると、これが想像以上に広がりました
気づけば55人もの方が、その回数券を持っていたのです
2年先まで、
「あなたに身体を任せたい」
と言っていただける
整体師として、こんなにありがたいことはありません
本当に幸せでした
ただ、その頃の私は、まだ知りませんでした
税金は、
“幸せな現場の空気”
なんて一切見ていないということを
世の中はちょうど、物価高や増税の流れが強くなっていた時期
二重の固定費を抱えながら店を維持するため、私は施術料金の値上げを決断しました
それが2021年でした
すると今度は、
値上げ前の「駆け込み需要」が起こりました
24回券が、一気に売れたのです
売上は、ドカンと跳ね上がりました
そして私は、ついに超えてしまったのです
あの「年商1000万円」を
ですが、その瞬間、私は直感的に思いました
「あ、これは危ない」
私は慌てて、小規模企業共済を月払いから「84万円の年払い」に変更しました
少しでも節税しようとしたのです
でも、間に合いませんでした
手続きのタイミングが遅れ、その年の控除として使えたのは、たった1ヶ月分だけ
残りは、翌年扱いになってしまいました
つまり、
売上だけが大きく上がり、
税金対策は、ほぼ間に合わなかったのです
しかも私は、その時まだ、
・公庫への返済
・豊田店
・パルネス前後店
・自宅家賃
を抱えていました
世間から見れば、
「売上1000万円超えなんて大成功」
なのかもしれません
でも現実は、
「売上は増えているのに、自由になるお金が全然増えない」
そんな感覚でした
そして2022年
本当の地獄が始まります
役所から届いた通知書を見て、私は笑うしかありませんでした
離婚当初の貯金ゼロの時には
考えられなかった金額が書かれたものでした
一気に跳ね上がっていたのです
まず「県市民税」
これだけで、3LDKの家賃1軒分レベル
さらに追い打ちのように届いた「国民健康保険税」
こちらも、駅からちょっと遠いほぼ家賃1軒分レベル
元々、
・自宅
・店舗維持費
で「家賃2軒分」感覚だった生活が、
税金によって、
一気に「家賃4軒分」を払う状態になっていました
一度は、持続化給付金と政策金融公庫に救われました
あの時は、本当に国に助けられたと思っています
でもうっかり1000万円を超えてしまったその後、
忘れた頃にやってくる税金ラッシュ
住民税
国保
予定納税
そして消費税
通知が届くたび、
「助けてもらったはずなのに、あとから全部回収されていく…」
それどころか、どんどん目減りしていく感覚
青息吐息でした
あの頃、私は本気で思っていました
「仕事を頑張ると、損をするの?」
もちろん実際には、
売上が増えたからこそ払う税金です
頭では分かっています
でも現実には、
必死で働き
予約を詰め込み
身体を削り
お客様を笑顔にして
ようやく増えた売上のあとに、
住民税
国保
予定納税
消費税
時間差攻撃のように次々やってくる
しかも個人事業主は、
会社員のように毎月天引きではなく、
あとからまとめてドカンと来ます
だから当時は、
「頑張るほど苦しくなるって、どういうこと?」
そんな気持ちになる瞬間が、何度もありました
しかも、まだ終わりません
夏と秋には、
「予定納税」
というラスボスまでやってきます
まだ確定していない今年の税金を、
前払いで払えという制度です
通知を見るたび、
「まだ取るの⁉️」
と笑えてくるレベルでした
通帳残高を見るたび胃がキュッとなる
でも、お客様の前では笑顔
そんな日々でした
でも、乗り掛かった船
乗り切ろうじゃないか‼️
その一心で、毎月4軒分の家賃感覚と税金を払い続けながら走り続けました
そして、公庫から借りた200万円も、
この大嵐の中で返済を続け、
令和5年5月
ついに完済
ようやく出口が見えた
…そう思っていました
ですが、個人事業主の税金は、本当に忘れた頃にやってきます
私の綱渡りに、最後のトドメを刺したもの
それが、
2023年にやってきた「消費税」でした
【年商1000万円を目指せ‼️の罠③】に続きます
