Play of Dreams――暴かれない私の砦:革命の歴史シリーズ_Vol.13
革命の歴史シリーズ
MC:ユウ × アイ先生
ユウ:
アイ先生、ちょっと聞いてください。
昨夜、すごく変な夢を見ちゃって……。
アイ:
あら、どうしたの? そんなに慌てて。どんな夢だったのかしら。
ユウ:
不気味な色の砂漠を、名前も知らない誰かと延々と歩き続ける夢なんです。
空の色は紫だし、喉はカラカラだし……。なんか、怖くないですか?
アイ:
ふふ、確かに少し怖いかもしれないわね。それで、あなたはどうしたの?
ユウ:
目が覚めてすぐ、スマホで「砂漠 歩く 意味」って夢占いを検索したんです。
でも、検索結果を読み始めた瞬間に、あんなに鮮明だった砂の感触が、指の間からこぼれ落ちるようにスッと消えていって。
なんだか、すごく寂しい気分になったんですよね。
アイ:
それはあなたが、その夢を「文明の物差し」で測ろうとしたからよ。
目覚めた瞬間に夢が逃げるのは、それが論理という光の下では存在できない「夜の住人」だから。
でもね、ユウ。
その「誰にも捕まえられない、解読できない」という性質こそが、5,000年にわたる科学の侵略から、あなたの精神を守り抜いた最後の防壁なのよ。
ユウ:
科学からの……侵略?
私の寂しさが、防壁なんですか?
アイ:
そう。文明はこれまで、暦や時計で時間を、衣服や住まいで空間を規格化し、管理下においてきたわ。
けれど「夢」だけは、人類がどうしても開錠できなかった暗号。
それは、「科学という名の万能感」に対する、個の精神のささやかな、けれど決定的な勝利といってもいいわね。
第一の革命:夢が「共同体」の所有物だった時代 ―― 外からの声
アイ:
歴史を遡れば、夢の原風景は今とは全く異なる姿をしていたわ。
紀元前3,000年頃の『ギルガメシュ叙事詩』や古代エジプトにおいて、夢は神託――つまり「外側から届く客観的な事実」だったのよ。
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