夏の友達―― 永遠の打ち上げ花火 4Days / Day4
永遠の打ち上げ花火 4Days
MC: ユウ
── 私たちが本当に守りたかったのは、単なる生存ではなく、この「記憶の中の夏」だったのかもしれません。
夕暮れ時、遠くから聞こえてくる祭囃子。
少し涼しくなった夜風が、ラムネの瓶を撫でていきます。
私たちが最新技術を駆使してまで本当に守りたかったのは、単なる生存ではなく、この「記憶の中の夏」だったのかもしれません。
チリーン♪…
「あー暑いー
ねぇ、おばあーちゃん。
何で、エアコン付けないの?」
「エアコン?
そうだねぇ…つけなきゃな、イケないねぇ」
「ホントにだよ~」
「ほら…
これで、アイスでも買ってらっしゃい!」
「やったー!
この辺にコンビニあったっけ?」
「コンビニねぇ。
そこの大きな通りを左に行くと、
酒屋さんがあるよ。
そこで、アイス売ってるさーね」
「ありがと!
ちょっと行ってくる!」
その日、酒屋さんへ向かった帰り道で、
私は一人の女の子と出会った。
私と同じくらいの背丈で、
日に焼けた笑顔がよく似合う子だった。
目が合うと、
その子は、少しだけ首をかしげて笑った。
「遊ぼ!」
その一言だけで、夏休みは始まった。
朝から夕方まで、毎日、一緒だった。
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