星と時間の道しるべ:ここから見える星空 ―― 革命の歴史 Vol.23.1
革命の歴史
MC: アイ、ユウ
道に迷うとは、
風景の中に自分を見失うことではない。
自分を縛る『座標』を持たないという、
かつての自由の別名だ。
迷わない魔法
ユウ:
アイ先生、お疲れ様です!
今日のスタジオ、初めての場所だったので不安だったんですけど……これ(スマホ)のおかげで、一度も迷わずに着けました。
地下鉄の乗り換えも出口の番号もバッチリで、文明の利器に感謝です。
アイ:
お疲れ様、ユウ。
最近のナビゲーション技術は本当に凄いわね。
GPSだけじゃなく、東京駅みたいな巨大な「立体ダンジョン」でも現在地をロストしない専用アプリまであるくらいだもの。
ユウ:
そうそう、駅の中で「自分が今どっちを向いているか」まで教えてくれるんですよね。
画面の中の「青い点」さえ信じていれば、世界中のどこへだって行ける気がします。
アイ:
でも、不思議だと思わない?
私たちは「青い点」を見ることで、目的地にはたどり着ける。
でもその時、あなたの目は「目の前の風景」をどれだけ捉えているかしら。
ユウ:
えっ……そう言われると。
ずっと画面の地図と、残り何メートルっていう数字ばっかり見ていたかも。
アイ:
それは、あなたが悪いわけじゃないわ。
人類が「位置」という概念を、自分の目で見える風景から切り離し、外部のシステムに預けてしまった……その最初の革命の副作用なのよ。
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