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mamibear
クジラが空を泳いでいた日
アイスクリームが秒で溶けそうな中、目的地に向かって自転車を漕ぎ進める。
見上げると、絵の具でベッタリ塗りたくったような青とそれをところどころ切り抜いたかのような白が広がっている。
その白はもくもくとどこまでも上に伸びている。もしかしたら、その中にラピュタがあるのかもしれない。
そんな空に広がる海をクジラが泳いでいる。
ぷかぷかと泳ぐクジラは心地良さそうだ。
地上で日傘をさし、服を肌に張り付けながら苦悶の表情を浮かべる人間のことなんて全く気にもとめていない。
どこに向かって泳いでいるのだろうか。
なんだか自分もどこか遠くに行きたくなってきた。
