【読書感想文】📕コンビニ人間 村田 沙耶香 著
私は、副収入とダイエットを兼ねて、ラーメン屋でバイトをしている。
ラーメン屋の同僚で先輩、20歳年下の先輩が「最近読んだ面白い本」という事で、私は『コンビニ人間』を読んだ。
先輩は、本屋が好きと言って、私の推しの本「読書する人だけがたどり着ける場所」を休みの日に買いに行くと言っていた。私は、次のシフトが重なる日に一応「読書する人だけがたどり着ける場所」を持って行った。
その日に『コンビニ人間』を借りて、「読書する人だけがたどり着ける場所」を先輩に貸し出した。2つの書店を回ったが、私の推しの本は置いていなかったそうだ。
4/20と4/21で『コンビニ人間』は読み終えた。
私は、本を頂いたり、本を借りた場合(貸してくださる流れになった時)、速攻で読むようにしている。
あそこは美味しいお店だよと伺った場合にも、ピンときたら『美味しいお店に速攻で行く様にしている』
それが私なりのお礼で、処世術だと思っている。
婚活を通して、西武池袋線の池袋に近い椎名町駅に在る『南天』という超有名店を教わり、その日のうちに『南天』に立ち食いそばを求めて食べに行ったこともある。
私という人物を知っている人、私というモノを知ってくれた人が「私に教えたいコト」「私に教えたい何か」を、私は薬やサプリを飲むように速攻で試し飲み(身体に良いものだとして)する様にしている。
“おそらく私に伝えたい何かが在るはずだ”
そう思うようにしているし、そうやって生きてきた。
『コンビニ人間』は、芥川賞受賞作だった。自分では小説は本屋に行っても手に取らない。城山三郎だけは、恩師から読んどけと言われ沢山の種類を読んだ。フィクションだが、モデルの人物を取材しておりノンフィクションに近く、仕事をする上で大切な知識や考え方を、城山三郎の本から吸収した。経営者のエキスを疑似体験し、大きくなった経営者のエキスを本から吸収した。
コンビニ人間を読む前に、多少自分の頭でコンビニに来る人かな?コンビニの戦略に乗った消費者かな?コンビニ店の話かな?と予想しながら、本を読み始める。
コンビニ店員に、『自分の居場所を見つけた30代半ばの女性』が主人公だった。
コンビニ業界には、最近では「ネパール人」と「ミャンマー人」が多い。飲食業界には「ベトナム人」と「ミャンマー人」が多い。
国(日本)の方針で、「ネパール人」と「ミャンマー人」と「ベトナム人」が、今の日本で大切な労働力として働いている。
外国の人を雇うと、雇う企業にキャッシュバックが在る。
半年継続雇用して、1週間だか2週間程度国に帰る休暇を与えると、1人に対し3ヵ月支給する、同程度の金額が国(日本)から、雇用した日本企業にキャッシュバックされる。そりゃ日本人より、キャッシュバックの在る外国人労働者雇用したくなるわ・・・
5年前に、パソナの事を調べていると、なぜ?日本に「ネパール人」と「ベトナム人」が多く日本で働いているのかに、辿り着いた!
コンビニ人間の話に、「ネパール人」と「ミャンマー人」が少し登場する。凄いなコンビニ人間!今の世相を上手く反映して書いてある。素晴らしい!
主人公 古倉恵子さんは、「いわゆる変わった人」で最近の言葉だと「発達障害」の傾向がみられる。医師に診察してもらう前では、傾向がみられると表現しなければいけない(本では全く触れていない内容です)
主人公 古倉恵子さんは、コンビニ店員になっている時に「コンビニでの雑音」と「会話」しているのかな。そんな風に書かれている。
初めて、世界の一部、コンビニで自分が部品になれたと思う。
高校卒業後にオフィス街を歩いていたら、コンビニの開店(オープニング)前を目にする。そこでオープニングスタッフとして働くようになる。18年勤めあげることになる。
そこで知り合った、世間的に「普通」の「コンビニ店長」や「コンビニ店員」のしぐさや話し方を真似する。「自分が変わった、変な人間だと気付かれない為に真似をする」
主人公 古倉恵子さんは、子供の頃 友達が死んだ小鳥を埋めようとしていたが、その鳥を食べたい。父が鳥を食べるのが好きだからせっかくだから埋めずに食べたいと話し、友達から引かれる。
コンビニでの仕事は、そんな彼女の少し変なところを誰かの真似をすることで違う自分になれる場所となっていた。
幼馴染の友人や、妹、母親も、彼女の事を心配する。
コンビニに来て、働いたけどすぐクビになった、社会不適合の男性を、自分の部屋に住まわせる。
その時の表現が、周りに対して都合が良いから、家でこの男を飼うという表現で書かれている。男性は、一緒に寝たくないし、風呂の中で寝泊まりもする。食事は、料理と言わず、火を通して茹でたものであり、男性に対しては餌と表現されている。
ことばは、アレだが、読んでいて見苦しさは感じない。私から見れば「その女性の個性」とも受け取れる。その男性もめちゃくちゃ言葉が悪い、だらしない男だった。
世間体が分からない彼女に、男と住んで居ると言うと、周りが喜んでくれたと表現され、男はヒモに成ろうとし、主人公 古倉恵子は18年勤めたコンビニをいったん辞める。男と一緒に、男の探した職場に面接に行く途中、男がトイレに行きたいと言い出し、コンビニに二人で入るが、主人公 古倉恵子は見ず知らずのコンビニと会話を始めるように、棚を整理して売れ筋を目立たせる事もやってしまう。
男は血相を変え、面接に行く様に、今の状態は狂ってると話した。
しかし、主人公 古倉恵子は面接を断る。
私は、アルバイトから社長・会長になった、吉野家の安部さんが好きだ。
そんな記事も、先日書いている。
コンビニに特化した彼女は、コンビニが好きでコンビニ店員スキルが向上したのではない。コンビニ店員に成りすますことによって、自分が周りから変な目で見られない事、同じコンビニ店員から世間的な女性の服装や話し方まで模写して生きていた。
コンビニでしか生きられないとしても、私は主人公 古倉恵子が生きるために進化した動物にも見えた。
私の好きなことば
“好きこそものの上手なれ”
そんな言葉を思い浮かべながら、あっという間に読み終えた。
おもしろい本、面白い小説でした。芥川賞受賞作とか流石だなぁと思わせる、ことばのチョイスや臨場感も感じられました。
おわり
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