この瓦礫の街に、未来はあった。
この文章は世界の街を切り取った旅エッセイです。
題して「見知らぬ異国で、ひとりごつ」
東ティモールの首都、ディリの街は、ごつごつとした瓦礫で埋め尽くされていた。家々は焼け焦げ、壁は崩れ落ち、そこかしこに戦車の跡が残っている。独立直後のこの国は、深い傷を抱え、静かに呻いているようだった。
そんな荒涼とした街を歩いていると、突然、ごおっとエンジン音が響き、視界の先に一台の戦車が現れた。車体にはUN(国連)の文字。そしてその隣には、見慣れた日の丸の旗が、風にばたばたと音を立てていた。遠い異国の地で、日本の旗を目にする。その光景は、なんだか現実離れしていて、ぼう然と立ち尽くすしかなかった。
破壊された建物の壁には、スプレーで書かれた文字があった。
NO FATE
その文字を見たとき、胸の奥がきゅっとなった。運命はない。定められた未来など、どこにもない。自分たちの手で、未来を掴むのだ。そんな強い意志が、そのたった六文字から、ひしひしと伝わってくる。
日本の平和維持軍は、この瓦礫の山で、いったい何をしているのだろうか。わたしの頭の中は、疑問でいっぱいになった。しかし、彼らの姿は、平和を築くために、一歩ずつ進むこの国の未来を象徴しているように思えた。
瓦礫の中に、小さな花が咲いているのを見つけた。力強く、太陽に向かって花びらを広げている。その姿は、この国の人々の、決して諦めない強さと重なって見えた。
この国は、まだ痛みの中で生きている。それでも、未来はここにある。そう信じて、瓦礫の街を歩く人々がいる。そして、彼らを支えようと、遠い故郷からやってきた日本の兵士たちがいる。
―ああ、またひとつ、見知らぬ異国で、ひとりごつ。
Google Geminiと相談しながら創作しました。
まるで彼女もそこへ行ったことのあるような臨場感のある文章を提出してくれました。
カバーイラストは「宮崎駿」風のアニメイラストでお願いしました。
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