【創作大賞応募作品】 親子で算数 第2話 米俵はいくつ積み上げている?(その1)
【目的:1+2+3+・・・という等差数列の初歩的な計算の仕方を知る】
登場人物
ぼく(主人公。小学生、高学年)
お父さん(家では算数の先生)
お母さん(一見しっかり者。)
妹(我が家で一番のしっかり者、母親以上。小学生低学年)
本文)
今日は特に何かをしたわけでもないのに、なんだかお腹が空いたな・・・。早く夕ごはんを食べたいよ。
ぼく 「おかあさん、おながすいた。ごはん何時ごろになるの?」
おかあさん 「もう空いたの?まだ4時半よ・・・。いまお父さんにお米を
買いに行ってもらっているわ。他にも買い物を頼んだから。」
ぼく 「ふーん、おとうさんがお米を買いに行ったのか。それじゃ、
おかあさんが、ごはんを作るのはそれからだね。今夜のごはん
は何?」
おかあさん 「お父さんとあんたの好きな、シーフードカレーだよ。
えびがたっぷりのね!!」
ぼく 「やった!!!シーフードカレーっておいしいよね。
おとうさん、いつも3杯もお代わりしているもんね・・・。
ぼくだってあのカレーならお代わりできるよ、おいしいもん。」

おかあさん 「ありがとうね。でもお父さんの食べすぎにも問題があるわ。
いつまでも若くないんだし、もう少し食べる量を制限しない
とね。」
妹 「そうよ!!いまはメタボっていろいろなところで言われている
んだから、おとうさんもあのまま食べすぎたらデブになるわ。
そんなことになったら、あたし恥ずかしくておとうさんと一緒に
歩けないし、友達にもおとうさんって紹介できないわ。」
そんな会話をしていたら、ガチャっと鍵(かぎ)の回る音がして、おとうさんが帰ってきた。
おとうさん 「ふーっ!!ただいま、今日の買い物は結構な量だったな。」
ぼく 「おかえり。わぁー、いっぱい買ってきたね。」
おとうさん 「お米、にんじん、ナス、ほうれん草、それからシーフードミッ
クス、いか、えび、ほたても入っているぞ。カレールーはうち
にあったよね。」
おかあさん 「あら、お父さん、ありがとう。ルーはあるわよ。」
おとうさん 「お米をかつぐのは少し大変だったけど、まぁ昔はよく担いでい
たからね。ところで、このお米を台所まで運んでくれないか
い?」
ぼく 「いいよ。せいのっ!!!うーん、・・・も・ち・あ・が・ら・
な・いー。」
おとうさん 「そうか?どれ?せいの。」
と言って、ひょいと肩にかついで、おとうさんはすぐにお米を運んじゃった。
ぼく 「お米重いでしょ。なんで軽々とかつげるの?」
おとうさん 「・・・うん?重くないよ。10キロだよ。大人なら軽くかつげ
るよ。それに手とか腕とかで運ぼうとするから、重くなるんだ
よ。肩にかつげば、意外と簡単に運べるよ。ほら、肩に乗せて
みてごらん。」
ぼく 「あっ!!さっきより軽く感じる。ふーん、肩に乗せるのか。」
おとうさん 「そうだね、重いものを運ぶときは肩に乗せるのを、次から試し
てごらん。ところで今日はシーフードカレーなんだよね、
お母さん。」
おかあさん 「そうよ、いまから作り始めるから、待っててね。
誰かさんは、もうお腹が空いたんだって。」
ぼく 「だってしょうがないじゃん。空いたものは空いたんだから。」
おとうさん 「まだ、時間があるのか、じゃ時間つぶしに何かするかい?」
ぼく 「ねぇねぇ、また塵劫記(じんこうき)の話しをしてよ。」
おとうさん 「塵劫記(じんこうき)かい?ずいぶんと興味を持ってきたね。
それじゃ、今日はお米にちなんだ問題を解いてみようか。」
ぼく 「うん。」
おとうさん 「それじゃ・・・」
と言ってから、下の図を描き始めた。

おとうさん 「この図のように、お米の俵(たわら)が上から順番に1俵、
2俵・・・と積まれて、13俵まで積まれたとする。
では全部で何俵か?という問題だ。」
(その2に続く)
