「小さな愛の種火」が繋ぐ、国境なき音楽の輪。ファンキー末吉さんとの台北での夜。
先日、嬉しい出来事がありました。
きっかけは、僕の友人でもある台湾のバンド「四份衛(Quarterback)」から届いた一本の連絡。彼らが5月に中国の江蘇省・塩城奥体中心で開催されるコンサートに出演するのですが、なんと同日に、あのファンキー末吉さんが所属する「布衣樂隊(Buyi)」も出演するというのです。

「ぜひご挨拶したい」という彼らの熱意を受け、末吉さんに連絡を入れたところ、すぐに快諾の返信が。しかも、4月に偶然トランジットで台湾に滞在されるという、まるで見えない糸に引かれたようなタイミングで、急遽、台北での初飲み会が実現しました。

実は、僕とファンキー末吉さんとのご縁は20年以上前に遡ります。あまり深くはなく間接的にSNSで繋がっている関係でした。
98年頃だったでしょうか。当時アミューズ沖縄にいらした蓑田さん(爆風スランプのファンクラブを手伝われていた縁)を通じて、ファンキーコーポレーションの綾さんや西部さんと知り合いました。当時、沖縄の祭りで「五星旗」のライブを拝見したり、その後「XYZ→A」の音源をお預かりしたりしたものの、当時はなかなか具体的な現場をご一緒するきっかけを作れずにいました。
しかし、その後のファンキー末吉さんの歩みは、まさに伝説的です。「アジアのドラム王」として中国を拠点に圧倒的な実績を築き、2007年には北朝鮮で合法的にロックバンドを作るという、常識では考えられないプロジェクトを敢行。現地の若者を指導・育成するなど、文字通り命懸けで音楽の種を蒔いてこられました。
【動画】北朝鮮でロックレッスン(平壌の世界187)
末吉さんの活動は、単なる「公演」の枠を軽々と超えています。
カンボジアでの孤児院の子供たちへの支援バンド、ミャンマーでのロック交流、タイでのプロデュース活動……。政治や国境という厚い壁が立ちはだかる場所へ自ら足を運び、現地のミュージシャンと同じ目線で汗を流す。そのボーダレスな姿勢には、同じ文化に携わる者として深い敬意を感じずにはいられません。
驚いたことに、今回の訪台は末吉さんにとってまだ4回目。なんと「北朝鮮より少ない(笑)」とのことで、今後は僕らも協力して、台湾でも音楽友達の輪を広げていくことを熱く約束しました。次は6月頃に再会できるよう、現在楽しい計画を練っているところです。
そして、ファンキー末吉さんといえば、8月には日本武道館でのライブが控えています。
1985年12月13日、あの伝説の初武道館ライブから長い年月を経て、再び「大きな玉ねぎの下で」歌声が響くことになります。
公演タイトル:爆風スランプ 2026 LIVE at 日本武道館
〜歌え、大きな玉ねぎの下で
2026年8月11日(火・祝) 18:00開演
【動画】大きな玉ねぎの下で
僕は、国がどうこう、政治がどうあるべきかを語る立場にはありません。
けれど、こうして音楽を通じて出会い、酒を酌み交わし、互いの才能を尊重し合う姿を目の当たりにすると、確信することがあります。
一つひとつは小さな愛の種火かもしれません。でも、それが集まれば、いつか「平和」という大きな炎を燃やすことができる。音楽には、そんな力があると信じています。
世界がどんなに揺れていても、僕たちは音楽を通じて、もっと互いを尊重し合える世の中を作っていけるはず。台北の夜に灯った小さな種火を、大切に育てていきたいと思います。
#ファンキー末吉 #爆風スランプ #大きな玉ねぎの下で #布衣樂隊 #四分衛 #Quarterback #アジアのドラム王 #音楽に国境はない #文化交流 #日台交流
#日本武道館 #BakufuSlump #2026LIVE
