見出し画像

第3回 やる気が出ない日は、やる気を数字で見ればいい

やる気が出ない日があります。

朝起きた時から、なんとなく体が重い。
やらなければいけないことは分かっているのに、動けない。
頭では分かっているのに、手が進まない。
時間だけが過ぎていく。

そんな日は、つい自分を責めてしまいます。

「自分は怠けているのではないか」
「もっと頑張らないといけない」
「他の人はちゃんとやっているのに」
「なぜ自分は動けないんだ」

でも、本当にそうなのでしょうか。

やる気が出ない日は、
自分がダメな日なのでしょうか。

私は最近、少し違う見方をしています。

やる気が出ない日は、
心のエネルギー残量が少ない日なのかもしれません。


やる気は根性だけでは動かない

やる気という言葉は、少し不思議です。

「やる気を出せ」
「気合いを入れろ」
「本気ならできる」
「甘えるな」

そう言われることがあります。

もちろん、気合いや根性が必要な時もあります。

でも、いつも根性だけで動けるわけではありません。

車にガソリンが入っていなければ、
どれだけアクセルを踏んでも走りません。

バッテリーが弱っていれば、
エンジンのかかりも悪くなります。

人間も同じだと思います。

睡眠が足りない。
疲れがたまっている。
不安が大きい。
お金の心配がある。
やることが多すぎる。
結果が出なくて心が折れかけている。

そんな状態で、
「やる気を出せ」
と言っても、なかなか難しいです。

それは根性がないからではなく、
今の自分のエネルギー残量が少ないだけかもしれません。


やる気を0〜100点で見てみる

そこで、一度やる気を数字にしてみます。

0点は、何もできない状態。
100点は、今すぐ動きたい状態。

今日の自分に、こう聞いてみます。

「今のやる気は何点くらいだろう?」

正確でなくて大丈夫です。

なんとなくでいいです。

10点。
25点。
40点。
60点。
80点。

数字にすることで、
今の自分の状態が少し見えてきます。

たとえば、やる気が20点の日に、
100点の日と同じ作業量を求めると苦しくなります。

やる気が30点の日に、
「今日は全部やる」と決めると、途中で止まりやすくなります。

でも、やる気が30点だと分かっていれば、
30点の日にできる作業に変えればいい。

それだけでも、自分を責める量が少し減ります。


やる気30点の日に、100点の仕事をしようとしない

やる気が低い日に苦しくなる理由の一つは、
その日の自分の状態に合わない目標を立ててしまうことです。

たとえば、やる気30点の日に、

今日は記事を1本完成させる
部屋を全部片付ける
仕事を一気に進める
連絡を全部返す
新しい企画を形にする

こう考えると、かなり重く感じます。

そして結局できなかった時に、
「やっぱり自分はダメだ」
と思ってしまいます。

でも、最初からやる気30点だと分かっていれば、
目標を変えられます。

記事のタイトルだけ決める
見出しだけ3つ書く
机の上だけ片付ける
1人だけに返信する
企画メモを1行だけ書く

これなら、できるかもしれません。

やる気が低い日は、
大きく進める日ではなく、
止まらないための日にする。

それくらいでいいのだと思います。


やる気の数字で、今日の作業を決める

やる気を数字にすると、
その日の作業量を決めやすくなります。

たとえば、こんな感じです。

やる気 0〜20点
→ 休む。寝る。体を整える。大きな判断はしない。

やる気 21〜40点
→ 軽い作業だけする。整理、確認、メモ、片付け。

やる気 41〜60点
→ 小さな実行をする。短い記事、連絡、準備、下書き。

やる気 61〜80点
→ しっかり進める。投稿、作成、営業、集中作業。

やる気 81〜100点
→ 勢いを使う。重要作業、新企画、勝負どころ。

こうしておくと、
「今日は何をすればいいか」
が少し分かりやすくなります。

やる気が20点の日に、
無理に大きなことをしようとしなくていい。

やる気が70点の日には、
その勢いを使って進めればいい。

大切なのは、
毎日同じ力で走ろうとしないことです。

人間は機械ではありません。

天気があるように、
心にも波があります。


やる気が出ない原因も数字にする

やる気が出ない時は、
やる気そのものだけでなく、原因も数字にしてみると分かりやすくなります。

たとえば、こんなふうに書きます。

睡眠不足   80点
疲労     75点
不安     70点
迷い     60点
面倒くささ  50点
期待     30点
楽しさ    25点

こうして見ると、
やる気が出ない理由が少し見えてきます。

単に怠けているのではなく、
疲労と不安が大きいのかもしれない。

楽しさが足りないのかもしれない。
何から始めればいいか分からず、迷いが強いのかもしれない。
結果が出るイメージが薄くて、期待が下がっているのかもしれない。

原因が見えると、対策も変わります。

疲労が高いなら、休む。
不安が高いなら、確認する。
迷いが高いなら、やることを一つに絞る。
楽しさが低いなら、少しだけ面白い要素を入れる。

やる気を上げるには、
気合いを入れるだけではなく、
やる気を下げているものを減らすことも大切です。


「やる気が出たらやる」では遅いこともある

やる気について考える時、
もう一つ大事なことがあります。

それは、
やる気は、動いた後に出ることもある
ということです。

やる気が出るまで待っていると、
ずっと動けないことがあります。

でも、ほんの少しだけ始めてみると、
後からやる気が出てくることがあります。

たとえば、

1行だけ書く。
1分だけ片付ける。
1件だけ確認する。
1枚だけ写真を撮る。
1つだけメモする。

最初はやる気20点でも、
少し動いた後に30点、40点になることがあります。

車も、動き出す時が一番重いです。
一度動き始めると、少し楽になります。

人間も同じかもしれません。

だから、やる気が低い日は、
「全部やる」ではなく、
「少しだけ動かす」ことを目標にする。

これが大事だと思います。


やる気が低い日の合言葉

やる気が出ない日には、
こう考えてみると少し楽です。

今日は100点を目指さない。
今日は0点にしなければ十分。
5点でも進めば、止まっていない。

この考え方は、意外と大事です。

人は、完璧にできないと
「今日はダメだった」
と思いがちです。

でも、本当はそうではありません。

タイトルを一つ考えた。
メモを一つ残した。
写真を一枚整理した。
メールを一つ返した。
明日の準備を一つした。

それだけでも、0点ではありません。

やる気が低い日に5点進めたなら、
それは十分な前進です。

小さすぎるように見えても、
止まらなかったことには意味があります。


やる気を上げるより、下げない工夫

やる気は、無理に上げようとすると疲れます。

だから時には、
やる気を上げるより、
これ以上下げない工夫の方が大切です。

たとえば、

スマホを見すぎない
考えることを増やしすぎない
予定を詰め込みすぎない
人と比べすぎない
夜に大きな決断をしない
疲れている時に自分を責めない

これだけでも、やる気の落ち込みを防げることがあります。

やる気は火のようなものかもしれません。

大きな炎にする日もあれば、
小さな火を消さないように守る日もあります。

毎日燃え上がらなくていい。

消えなければ、また大きくできる日が来ます。


やる気を数字にすると、自分に合った一日が作れる

やる気を数字にすることは、
自分を評価するためではありません。

「今日はやる気が30点だからダメ」
という話ではないのです。

むしろ、
「今日は30点だから、30点の動き方をしよう」
と考えるためのものです。

やる気30点の日には、30点の作業。
やる気50点の日には、50点の作業。
やる気80点の日には、80点の勝負。

そうやって自分の状態に合わせると、
無理に自分を壊さなくて済みます。

そして、少しずつ続けやすくなります。

大切なのは、
毎日全力を出すことではなく、
続けられる形を作ることです。


今日のやる気チェック

もし今日、やる気が出ないなら、
まずはこう書いてみてください。

今日のやる気は何点?   __点

疲れは何点?       __点

不安は何点?       __点

今日できそうなことは?  ______

今日はやらなくていいことは? ______

これだけで十分です。

頭の中で考えているだけだと、
「何もできない」
と思ってしまうことがあります。

でも書いてみると、
意外と一つくらいはできることが見つかります。

そして、一つできれば、
その日は完全な0点ではありません。


最後に

やる気が出ない日は、
自分がダメな日ではありません。

心のエネルギー残量が少ない日。
疲れがたまっている日。
不安が強い日。
迷いが多い日。
少し休みが必要な日。

そういう日なのかもしれません。

だから、やる気が出ない自分を
いきなり責めなくていいと思います。

まずは数字にしてみる。

今日のやる気は30点
疲れは80点
不安は60点
できることは1つだけ

そう見えるだけで、
自分への接し方が少し変わります。

やる気が30点なら、30点の一歩でいい。

5分だけ。
1行だけ。
1つだけ。
少しだけ。

それでも、止まっていない。

数字は、自分を追い込むためのものではありません。
自分を壊さずに進むためのメーターです。

やる気が出ない日は、
やる気を無理に出す日ではなく、
今の自分に合った動き方を見つける日。

そう考えると、少しだけ心が軽くなるのかもしれません。


次回予告

次回は、
「信頼度80点、でも疲労度70点。人間関係を数字で見る」
について考えてみたいと思います。

好きか嫌いかだけでは分からない人間関係も、
数字にしてみると、自分の本音が少し見えてくるかもしれません。

いいなと思ったら応援しよう!

bubu 🔸この記事が気に入った方は、 ぜひチップで応援していただけたら嬉しいです!🙏