子どもの「統覚の枠組み」とは何か?アドラー心理学が解き明かす主観のしくみ
まず、該当箇所を引用する。
子どもは、任意の状況をあるがままには見ようとせず、個人的な統覚の枠組みに従って見る。即ち、状況を自分自身への関心という先入見にもとづいて見るのである。
子どもは「そのまま」見ていない
アナタは、子どもは純粋で、物事をありのままに見ていると思っていないだろうか。
しかしアドラーは、そうではないと言う。
子どもは状況を客観的に見るのではなく、個人的な枠組みを通して見る。
この「個人的な統覚の枠組み」とは、
物事をどう意味づけるかという主観的なレンズである。
自分への関心という先入見
引用にある通り、
子どもは「自分自身への関心」という先入見にもとづいて状況を見る。
たとえば――
親が忙しくしている場面を見て、
「自分は大事にされていない」と解釈する子どももいれば、
「親は頑張っている」と解釈する子どももいる。
同じ状況でも、受け取り方は違う。
事実が違うのではない。
意味づけが違うのである。
統覚の枠組みはどう作られるか
子どもは成長の過程で、
自分はどんな存在か
他人は信頼できるか
世界は安全か
という信念を形成する。
この信念が「統覚の枠組み」となる。
一度できあがると、それはフィルターのように働く。
アナタが今、何か出来事に強く反応するとき、
それは現在の状況そのものよりも、
過去に作られた枠組みが反応している可能性がある。
大人になっても続く見方
重要なのは、この枠組みが子ども時代だけの話ではないということだ。
大人になった今も、
批判を「全否定」と受け取る
無言を「拒絶」と解釈する
失敗を「価値のなさ」と結びつける
こうした見方が続いていることがある。
だがそれは事実ではない。
自分への関心を中心にした解釈である。
見方は変えられる
アドラー心理学は、人を責めない。
統覚の枠組みは、生き延びるために形成されたものである。
しかし、
枠組みは修正可能である。
「本当にそうだろうか」と問い直すこと。
他の解釈の可能性を見ること。
それだけで、世界の見え方は少しずつ変わる。
まとめ
子どもは、任意の状況をあるがままには見ようとせず、個人的な統覚の枠組みに従って見る。
この言葉は、人間理解の重要な鍵である。
アナタが見ている世界は、
世界そのものではない。
アナタの枠組みを通して見た世界である。
そのことに気づいたとき、
現実は固定されたものではなく、
選び直せるものになるのである。
⇧上のリンクを使わないと、めんどくさい検索をする羽目に。アナタも活用してはいかが?
アドラー自身による、アドラー心理学入門の決定版。アドラー自身の著作だけに、非常に信頼できる!
アナタは、個人心理学講義で、劣等感・目的論・共同体感覚というアドラー心理学の核心を本人の講義から直に学び、人生の見方を一変させる!
⇧Kindle版。Kindle Unlimited!
⇧Kindle Unlimitedの無料体験!お得に読むなら無料体験!!アドラー・セレクション(全7巻)は、Kindle Unlimited!!!
