何者でもない僕が、それでも何者かになりたい話
ふと思うことがある。僕って、何なんだろう、と。
別に哲学的な話がしたいわけじゃない。もっと俗っぽくて、もっとしょーもない話だ。要するに、自分という人間がいまいちよくわからないまま、気づけば30代半ばになってしまった、というただそれだけの話。
僕はすぐ人と比べる。これは自分でもよーくわかっている。悪い癖だとも思っている。でも「自分は自分、他人は他人」って開き直って堕落していくのも、なんか違うよなぁとも思っていて、そのあたりでずっとグルグルしている。
職場の話をすると、正直に言えば、周りへの見下し成分が多め。ギャンブルに励んでいる人はいても、副業で稼ごうとか、スキルアップしようとか、そういう向上心を持った人が本当に少ない。いても2〜3人。
一方、プライベートで付き合いのある人たちはなかなかすごい。社長もいれば、専門性の高い仕事に就いている人もいる。単純にお金持ちの人もいる。(笑)そういう人達と飯を食ったり話したりするたびに、「俺、何もないな」という気持ちが胸のあたりにズシンと来る。
だから資格を取っている。……と言うと聞こえはいいけど、正直に白状すると、別に強い使命感があるわけじゃない。自信をつけたい、というのもあるが、もっと言ってしまえば「これについてはマウントが取れる」みたいな状態になりたいだけ。本当に変なプライドの塊だと自分でも思う。
ただ、そのプライドが頑張るエンジンになっているなら、まぁ悪くないんじゃないか、とも思い始めている。動機なんて最初はどんなに不純でもいい。歯を食いしばって何かを続けた先に、気づいたら本物になっていた、なんてことはあるはずだから。
理想のライフスタイルは、某資産家ニートさんみたいな感じが良いなぁ(笑)。僕の場合は朝はトレーニング、日中は家族と遊ぶか趣味に費やす。何かに急かされることなく、自分のペースで生きる。そういう暮らしがした。割とマジで。
ただ、「何者かになりたい」という焦りと「自分って結局何がしたいんだ」という迷いが、いつもセットでやってくる。30代半ばになっても、自分のことがよくわからない。ゴールがぼんやりしている。なりたい像が定まらない。そのくせプライドだけは一丁前で、こっそり焦っている。なかなかに面倒くさい人間だと思う。
でも、一つだけはっきりしていることがある。家族を守りたい、ということ。これだけは揺るがない。
何者でもない僕が、それでも何者かになりたくて、とりあえず今日も朝活に励む。格好悪いかもしれないけど、その格好悪さを燃料にして、もうしばらく走ってみようと思っている。
