「カリマット」というカメラがありました
Range Finderサイトに掲載しているカメラはメーカー順に並んでいます。ほとんどのメーカーでは複数機種を掲載していますが、中には1メーカー1〜2機種を掲載している場合があります。
今後、このようなレアで目立たないカメラをご紹介していきたいと思っています。
今回は「大和光機工業株式会社」の「カリマット」です。
KALIMAT 35 AUTOMATIC
https://fukucame.fan.coocan.jp/kalimat.htm


発売年:1961年
レンズ: KALIGAR 40mm/F4
サイズ:110×72×59mm
シャッター速度:B・1/20~1/300秒
重量:約460g
電池:セレン光電池
当時価格:--(輸出機)
大和光機工業株式会社(東京都大田区)製の小型EEカメラです。同社製のPALMAT AUTOMATIC(パルマットオートマチック)の輸出仕様がこのKALIMAT 35 AUTOMATIC(カリマット35オートマチック)と思われます。
距離計はなく、固定焦点レンズ。シャッター速度はフィルム感度に応じて設定します。カメラ裏蓋にガイド板がありASA10(シャッター2番)からASA200(シャッター6番)まで順次対応しています。
セレン光電池による露出計を搭載し、絞りをオート制御する仕組み。適正露出時にはファインダー内に緑色の光が投影されます。

鏡胴下部には、通常撮影とフラッシュ撮影の切り替えレバーがあり、通常撮影はAUTOで行います。レリーズボタンを前面レバーに配置するなど、小型化を意識したデザインになっています。


「大和光機工業株式会社」のカメラといえば、PAX(パックス)の方が有名ですね。
「見た目はバルナックライカの縮小コピー?」の記事でも書かせていただきました。
PALMAT AUTOMATIC(パルマットオートマチック)の輸出仕様がカリマット35と思われると書きましたが、カメラ仲間から情報をいただきました。デザインに特徴がある横幅11cmの小さなカメラです。OEMなのでしょうか、同一機種ですが名称が異なります。


1962年当時の広告「カメラ綜合カタログ VOL.8」
1962年の「カメラ綜合カタログ VOL.8」にパルマットの広告が掲載されています。以下、引用します。
パルマット 大和光機工業株式会社
美しい写真のインスタント、それがパルマットです。あなたの眼が被写体を獲えた瞬間、それがそのまま写真となります。そのための近代科学の粋が電子工業技術を始めとして種々、内蔵されています。それらがシャッターを押すだけの一操作で一瞬の内に完全な働きをします。パルマットは時代の最先端を行く夢のカメラです。
レストア情報 Restoring tips KALIMAT 35 AUTOMATIC
https://fukucame.fan.coocan.jp/tips/kalimat_t.htm

今回は「KALIMAT 35 AUTOMATIC(カリマット35オートマチック)」をご紹介しました。このようなレアで目立たないカメラの沼も興味深いものです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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