見出し画像

「GOKO MACROMAX」というカメラがありました

 Range Finderサイトに掲載しているカメラはメーカー順に並んでいます。ほとんどのメーカーでは複数機種を掲載していますが、中には1メーカー1〜2機種を掲載している場合があります。
 今後、このようなレアで目立たないカメラをご紹介していきたいと思っています。

今回は「GOKOカメラ株式会社」の「GOKO MACROMAX FR-350(マクロマックス)」です。

GOKO MACROMAX FR-350
https://fukucame.fan.coocan.jp/macromax.htm

GOKO MACROMAX FR-350

発売年:1998年
レンズ:31mm/F6.7
サイズ:117×63×44mm
シャッター速度:1/9・1/300・1秒
重量:約190g
電池:CR2リチウム電池1個、CR2025リチウム電池1個(デート用)
当時価格:20300円

 GOKOカメラ株式会社製のプログラムAE全領域撮影型コンパクトカメラです。 

撮影モード切替レバー

 前面にある撮影モード切替レバーにより、次のような切替ができます。
 ・ノーマル撮影(合焦範囲1m~∞)
 ・スーパーマクロ(合焦範囲 0.3m~1.0m)
 ・ウルトラマクロ(合焦範囲 0.1m~0.3m)

マクロインジケータ
10cm接写専用フレーム

 軍艦部にあるマクロインジケータは、スーパーマクロで黄色に、ウルトラマクロで赤色に点灯します。 ファインダー内には(Nノーマル/Sスーパーマクロ/Uウルトラマクロ)パララックス補正マークが見えます。マクロ撮影時には、パララックスを補正するために、撮影したい被写体の中心にNマークを合わせ、その位置にSマークまたはUマークがくるまでカメラを左上に移動して撮影します。レンズは3群3枚構成です。

作例1
作例2
作例3

GOKOカメラ株式会社

GOKOカメラ株式会社の沿革のページによると
1953年 「三星光機株式会社」創立
1960年 主力製品を8ミリ用フィルム編集機に転換
    「五光カメラ飯田株式会社」設立
1989年 「GOKOカメラ株式会社」と改める。

また、次のような説明があります。

 「日本のカメラは優秀だが高価でもあり、先進国の人々の為のものだ、これら対象地域の人々の総数は地球上僅か13%に過ぎない。ということは日本がカメラ大国と言っても地球上80数%の人々の為のカメラは誰も作っていない。それではそれらの人々のためのカメラを我々は作ろう」弊社のコンパクトカメラ生産は、社長(現会長)後藤正の上記のような思いから始まりました。当時、成熟産業とみなされていたコンパクトカメラ業界にあえて進出したのです。

沿革 | GOKOグループ https://www.goko.co.jp/history/

 GOKOグループ「歴史的製品紹介」のページには、マクロマックスが紹介されています。

 10センチ接写から無限遠までの撮影を一台で可能とした世界初のコンパクトカメラ「マクロマックス」シリーズを開発・製造。当時、特殊なクローズアップレンズを用いても最短撮影距離は50~60センチ程度が限界と言われていたマクロ撮影の概念を覆しました。約千分の一相当のシャッター効果により、だれでも簡単に10センチ接写が可能となり、また高速で動いているものでも簡単に瞬間停止撮影が可能となった、まさに画期的なコンパクトカメラでした。

歴史的製品紹介 https://www.gokocamera.com/legacy-products/

大手メーカー開発陣から名機と評された 「GOKO UF-2」

 最後に、GOKOカメラとしてご紹介しなくてはならないカメラがあります。(私は持っていないのですが)それが「GOKO UF-2」です。

 以下、GOKOグループのページから引用します。

 当時開発されたUF-2(ユニバーサルフォーカス)機は特殊な手法で固定焦点でありながら遠近対象に合焦するアイデアを盛り込んだもので、世界一を標榜するカメラ会社の開発部長からも「これは名機だ」と評価され、その後全世界の普及型カメラの標準機となった。

歴史的製品紹介 https://www.gokocamera.com/legacy-products/

 コンパクトカメラの製品開発に際しては、「通常の鑑賞に充分な美しい写真が撮れること」「安価なこと」「壊れないこと」これら三点を徹底して追求した新製品開発を続け、固定レンズでありながら遠景も近景も合焦するよう考案された「ユニバーサルフォーカス」(特許取得)の独自開発に成功。また、当時の中級機以上にのみ採用されていたモータードライブ方式を採用し、廉価機を使用するユーザーが感じていたコンプレックスを解消しました。

沿革 | GOKOグループ https://www.goko.co.jp/history/

 このようにGOKOカメラ株式会社のカメラは、高度な独自技術を持ったカメラメーカーであったことが分かります。

 また、手元にある「1993年カメラ総合カタログ Vol.106」には次のカメラが掲載されています。このように多くの機種を世に送り出していました。

 GOKO K-20マクロクォーツデート
 GOKO UF-100クォーツデート
 GOKO UF-70Teleクォーツデート
 GOKO UF-50AFクォーツデート
 GOKO UF-30AFクォーツデート
 GOKO UF-20マクロクォーツデート
 GOKO UF-10マクロクォーツデート

 今回はGOKOカメラをご紹介しました。このようなレアで目立たないカメラの沼も興味深いものです。
 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!

bucker 応援ありがとうございます。いただいたチップはクリエイター活動に大切に活用させていただきます!

この記事が参加している募集