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【能登半島地震】宗教超え外国人支援 ハラルフードなど提供

※文化時報2024年1月23日の掲載記事です。

 石川県野々市市に拠点を置き、人種や国籍、宗教の違いを超えた国際交流を目指すNPO法人YOU-I(ユーアイ、山田和夫代表理事)は、能登半島地震で被災した外国人に向け、多言語相談窓口サイトを開設した。

 イスラム教、キリスト教、ヒンズー教、仏教それぞれの信仰を持つ30カ国80人のスタッフが対応し、被災外国人の孤立防止に注力している。

 山田代表によると、被害の大きかった輪島市や珠洲市、七尾市には外国人技能実習生=用語解説=をはじめ多数の外国人がいるが、被災状況や被災者数の報道は現地でもほとんどないという。

 日本語に不慣れな外国人が必要な情報を得られなかったり、避難所にたどり着いてもコミュニケーションができないことを理由に退去を求められるケースがあり、仲間同士で身を寄せ合っている人々が多いとみられる。

山田代表理事

 また、避難所で提供される食事が宗教上の理由で食べられないとして、自ら避難所を出た外国人もいた。このためユーアイは、外国人専用の物資輸送車を用意。14日からイスラム教徒向けのハラルフードなど、各宗教に対応した食品を配布している。

 今後は県南部の能美市に倉庫を確保し、支援エリアを広げる予定。山田氏は「宗教や文化、言語の違いが支援の差になってはならない」と力を込めた。

【用語解説】外国人技能実習生
 開発途上国の「人づくり」に貢献するため、技術や知識を学び、母国の発展に寄与してもらうための在留資格「技能実習」で来日した外国人のこと。名目上は「労働力として雇用するための人材」ではないとされているが、実質的には雇用の調整弁として受け入れられている。低賃金や長時間労働などの劣悪な労働環境が近年、社会問題になっている。

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